デッキ破壊 †
相手のデッキの枚数を減らす行為のこと。
その目的は、相手をデッキ切れに追い込む事である。
OCGにも存在する戦術であるが、OCGではOCG:《ニードルワーム》等のデッキを墓地へ送るカードで主に行われるのに対し、ラッシュデュエルには相手のデッキを墓地へ送れるカードがほとんどない。
そのため、積極的なデッキ破壊カードと言えるのは、相手にドローさせる《手札抹殺》と《洗浄のサンタクロス》くらいである。
また、ハンデスにより次のドローフェイズに多くドローさせるのも、ラッシュデュエル独自のデッキデス戦術の1つである。
ラッシュデュエルにも、デッキ切れによる勝利を狙うデッキも存在はしている。
しかし、OCGのそれと比べるとあまりデッキ破壊自体を熱心に行うことはなく、元々のデッキ枚数を多めにしつつ、自分の墓地のカードをデッキに戻し、相手が通常のドローでデッキを引ききってしまうのを待つという、相手の自滅を待つタイプのデッキとなっている。
そのため、このデッキタイプは【デッキ破壊】ではなく【LO】(ライブラリアウトの略)と呼ばれることが多い。
- 「ライブラリ(ライブラリー、Library)」とはトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」において「ゲームの最中のデッキ」及び「それを置く領域(Zone)」を指す用語。
ラッシュデュエルで言うなら「デッキゾーン」及び「そこに置かれているデッキ本体」の両方を指す。
「ライブラリアウト」も「マジック:ザ・ギャザリング」由来の言葉である。
- 原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSの「ルークvs洗井新太」戦で新太がこの戦略を仕掛けている。
《洗浄のサンタクロス》3体を使ってルークの手札を増やし、《潔癖大将ビック・タイディ》で手札交換を強制させ、ドロー不可能による1ターンキルを狙った。
残りデッキ枚数を一桁まで追い詰めるも、罠カード《ドラゴニック・ディスオーダー》によって詰めの一撃を妨害され、デッキ破壊は失敗した。
- ギャラリーの遊我達も新太の戦術に対し「デッキ破壊」という言葉を使っており、アニメSEVENS世界でもこの言葉が浸透している様子。
なお、デュエルを始めて日が浅いロミンはこの戦法を知らなかったため、あちらの世界でもマイナーな戦法である様だ。
- アニメ遊戯王シリーズでデッキ破壊が行われるのはシリーズ4作目のZEXAL以来3作品ぶりである。
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