#author("2025-03-26T03:01:23-07:00","","")
#author("2025-04-01T02:52:58-07:00","","")
*《プログレス・ポッター》 [#top]
 効果モンスター(準制限カード)
 星3/風属性/サイキック族/攻1300/守 200
 【条件】自分の墓地のモンスター5体をデッキに戻して発動できる。
 【効果】相手の墓地のカードを2枚まで選んでデッキに戻す。
 その後、自分は[自分の墓地にある「プログレス・ポッター」「貪欲な壺」のカード名の種類]だけドローできる。

 [[メガロードパック]]で登場した[[風属性]]・[[サイキック族]]の[[下級>下級モンスター]][[効果モンスター]]。~
 [[墓地]]の[[モンスター]]5体を[[デッキ]]に[[戻す]]ことで、[[相手]]の[[墓地]]の[[カード]]2枚までを[[デッキ]]に[[戻し>戻す]]、その後[[自分]][[墓地]]の[[同名カード]]・[[《貪欲な壺》]]の[[カード名]]の種類数だけ[[ドロー]]できる[[効果]]を持つ。~

 [[コスト]]は[[墓地]]の[[モンスター]]5体と重いが、[[レベル]]・[[種族]]・[[属性]]などは問わず、[[相手]]の[[カード]]は[[カードの種類]]も問わずに[[戻す]]ことが可能。~
 後半の[[効果]]は[[ドロー]]で、最大2枚の[[ドロー]]ができる。~
 ただ、[[《貪欲な壺》]]とは[[条件]]が被っており、あちらを[[発動]]するとこちらを使うのが難しくなる。~
 さらに[[同名カード]]を使用する場合は[[墓地]]に最低6体の[[モンスター]]が必要になる。~
 序盤で[[《貪欲な壺》]]が使えない時に[[手札コスト]]等で置くか、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]の際に偶然落ちたら、という使い方が主になる。~
 [[《貪欲な壺》]]は1枚しか入れられず、常に[[墓地]]に置けるとは限らないので[[同名カード]]のみの時に使用して1枚の[[ドロー]]に留めることも考えておく必要がある。~

 [[相手]]の[[墓地]]の[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]][[効果]]は多く、特に[[条件]]の緩い[[《ブラック・ハンドシェイカー》]]や[[《恵雷の精霊》]]は競合相手となる。~
 こちらの利点は「[[自分]]の[[カード]]を[[戻す]]」「[[ドロー]]を行える」「[[墓地]]以外にリソースを消費しない」を同時に満たす点が挙げられる。~
 [[デッキ]]の枚数が少なければ少ないほど[[戻した>戻す]][[カード]]を[[ドロー]]できる確率が上がり、[[デッキ]]が0枚で他に[[ドロー]][[カード]]や[[デッキ]]を[[墓地へ送る]][[カード]]があれば[[戻した>戻す]][[カード]]を全て再利用することもできる。~

-この[[カード]]が[[準制限カード]]に指定される前は、以下の条件を満たせば[[無限ループ]]ができた。~
一応、2枚ならば[[墓地]]の分を削れば再現できない事もないが、[[ドロー]]ができないので安定性が大きく下がる。~
>
+[[デッキ]]の枚数が0枚。~
+[[フィールド]]・[[デッキ]]・[[墓地]]に《プログレス・ポッター》が1枚ずつ存在する。~
+[[手札]]・[[フィールド]]・[[墓地]]に《プログレス・ポッター》が1枚ずつ存在する。~
+《プログレス・ポッター》で戻した[[デッキ]]の[[カード]]を全て[[手札]]・[[墓地]]に移動でき、かつ《プログレス・ポッター》を[[手札]]に加えられる。~
+[[フィールド]]の《プログレス・ポッター》を[[アドバンス召喚]]や[[コスト]]で[[フィールド]]から離せる。~
+[[手札]]に[[アドバンス召喚]]できる[[モンスター]]を2体確保できる。~
<
[[デッキ]]に[[モンスター]]を[[戻す]]→《プログレス・ポッター》を[[フィールド]]から離す→別の《プログレス・ポッター》を[[召喚]]する→初めに戻る…と大まかな動きは[[デッキ]]によって異なるが、概ねこの流れを作り出せる。~
ここに[[バーン]][[カード]]を挟めればそれだけで勝利でき、それに特化した[[デッキ]]が【ポッターループ】である。~
[[デッキ]]0枚という前提はあるが、決まれば一方的な勝利が確定するためこの戦術には賛否も大きかった。~

--代表的な[[コンボ]]としては[[《ネクメイド・ナナ》]]2枚・[[《リズミカル・パフォーマー》]]・[[バーン]][[カード]]で[[無限ループ]]を起こすものが存在した。~
[[環境]]では[[【レベル7】>【グッドスタッフ】#LV7]]で[[《火雷神サンダーボールド》]]・[[《CAN-Melo:D》]]との[[コンボ]]にも組み込まれていた。~
その後は[[《ネクメイド・ナナ》]]が[[制限カード]]になったため、この[[無限ループ]]は消滅した。~

--しかし、今度は【ポッターループ】の[[キーカード]]として再び[[無限ループ]]の温床となり、[[環境]]でも同[[デッキ]]は地雷寄りではあるが、一定の成果を見せた。~
ゲーム性を損なわせる点が問題視されたためか、結局はこの[[カード]]自身も[[23/04/01>リミットレギュレーション/2023年4月1日]]に[[準制限カード]]指定を受ける事となった。~

---[[ラッシュデュエル]]において初の[[準制限カード]]となった[[カード]]である。~

---また、この[[ループ>無限ループ]][[コンボ]]からは、[[アドバンス召喚]]要員兼[[ドロー]]ソースとして採用されていた[[《寿司天使ドラゴンロール》]]も同じタイミングで[[制限カード]]となり、この[[コンボ]]の安定性は大きく低下する事となった。~

--ゲームにおいてかなりの影響力を発揮したためか、のちに登場した[[カード]]の一部には[[デッキ]]の枚数を問う[[条件]]が指定されている。~

-[[イラスト]]には[[《強欲な壺》]]と[[《貪欲な壺》]]が両方登場しているが、この[[カード]]がサポートしているのは[[《貪欲な壺》]]の方だけである。~

-「プログレス(progress)」は「進捗・発展」を意味し、「ポッター(potter)」は「陶芸家」を意味する。~
また、英語版遊戯王(TCG)では《貪欲な壺/Pot of Avarice》・《強欲な壺/Pot of Greed》と言うように、「壺」の英訳に「Pot」が用いられており、「ポッター」にはこれも掛かっていると考えられる。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《貪欲な壺》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《強欲な壺》]]
-[[《貪欲な壺》]]
-[[《強欲で謙虚な壺》]]

//―《プログレス・ポッター》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ポッターループ】>【グッドスタッフ】#LV7]]

**収録パック等 [#pack]
-[[メガロードパック]] RD/MRP1-JP035 &size(10){[[Ultra]]};
-[[5th ANNIVERSARY PACK]] RD/5TH1-JP056 &size(10){[[Super Parallel>Parallel]],[[Secret]]};

//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

**外部リンク [#link]
-[[カードデータベース>https://www.db.yugioh-card.com/rushdb/card_search.action?ope=2&cid=17682]]

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