#author("2025-03-30T21:57:43-07:00","","") #author("2025-03-31T07:57:41-07:00","","") *《&ruby(ししゃそせい){死者蘇生};》 [#top] 通常魔法(LEGEND) 【条件】なし 【効果】自分または相手の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。 [[最強バトルデッキ +1ボーナスカード>最強バトルデッキ#plus1]]で登場した[[通常魔法]]の[[レジェンドカード]]。~ [[ノーコスト]]で[[自分]]または[[相手]]の[[墓地]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~ この[[カード]]1枚であらゆる[[モンスター]]を[[蘇生]]できる。~ [[墓地]]に置いた[[自分]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]させる他、[[相手]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]させ戦力にできる。~ [[相手]][[モンスター]]を[[効果]]で[[破壊]]した後、その[[モンスター]]をそのまま[[蘇生]]するのもいいだろう。~ [[《ドラゴニック・プレッシャー》]]等で[[全体除去]]をした後に使用すれば大[[ダメージ]]が狙える。~ [[《強欲な壺》]]・[[《天使の施し》]]と並び[[汎用性]]、[[カード]]パワーともに、[[レジェンドカード]]の[[魔法カード]]枠ではトップクラスの性能を誇ると言っても良い。~ [[デッキ]]との相性など特段の事情がなければ、[[魔法カード]]枠にはいずれかを採用するのが良いだろう。~ しかし、[[マキシマム召喚]]した場合にしか[[効果]]や[[攻撃力]]を得られない[[マキシマムモンスター]]は[[蘇生]]させてもほぼ無意味。~ [[マキシマムモンスター]]を軸とする[[相手]]には[[自分]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]させて活用したいところ。~ 逆にこちらが[[マキシマムモンスター]]を軸としている場合は、[[《死者転生》]]など他の[[レジェンドカード]]を採用するのも良い。~ とはいえ、[[マキシマム召喚]]できない事を考えてこの[[カード]]を採用しても、一定の働きは見せてくれるだろう。~ [[特殊召喚]]できる[[モンスター]]が[[墓地]]にいない序盤に引いても[[腐る]]。~ [[アドバンス召喚]]や[[フュージョン召喚]]ができる状況ならば、[[リリース]]や素材に使った[[モンスター]]に対して使うとよい。~ -[[ラッシュデュエル]]では初の[[相手]]の[[カード]]を[[自分]][[フィールド]]に置く[[効果]]を持つ[[カード]]。~ ルール上、[[相手]]の[[墓地]]を[[確認]]する事には問題はないが、ルール以前のマナーとして[[相手]]の了承を得てから触れるようにしよう。~ --新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、[[公式のイベント>データベース#event]]に参加する際には、[[相手]]の[[カード]]に触れることが禁止されている。~ [[相手]]の[[墓地]]から[[蘇生]]する場合は[[相手]]の[[カード]]に触らないよう、[[相手]]に[[墓地]]を開示してもらい、[[相手]]の[[カード]]に触らない方法で選ぶ[[カード]]を指定する([[カード名]]を言うなど)。~ 選んだ[[カード]]への対応は以下のように行う。~ > +[[相手]]にその[[カード]]を[[自分]]の[[モンスターゾーン]]に置いてもらう。~ [[自分]]の[[モンスターゾーン]]に置かれていても、[[表示形式]]を変更する場合や[[モンスターゾーン]]から離れる場合には[[自分]]では触らず、必ず[[相手]]にその[[カード]]に動かしてもらう。~ +[[相手]]の[[墓地]]から選んだ[[カード]]をいつでも確認できるように[[デュエルフィールド]]外に除けてもらい、[[カードプロテクター]]等[[表示形式]]の分かる物を代わりに[[自分]]の[[モンスターゾーン]]に置く。~ その[[カード]]が[[モンスターゾーン]]から離れたなら、その[[カードプロテクター]]等を片付け、除けていた[[カード]]を、その[[カード]]が置かれるべき場所([[相手]]の[[手札]]・[[デッキ]]・[[墓地]])に[[相手]]が置く。~ < --ちなみにこのような配慮の下で対応する描写が、アニメではゴーラッシュ!!においてリモートデュエルで行われた「アサカvsランラン」戦で、アサカが[[魔法カード]]《炎採掘》を使用した際に見られた。~ -「♀」のような記号が大きく描かれているだけという、特徴的な[[イラスト]]を持つ。~ これはエジプトの幸運のお守り等に使われる「アンク」と呼ばれる輪つき型十字架である。~ 「アンク」とは、古代エジプト語で「生命」を意味する神聖文字の1つである。~ -[[遊戯王OCG]]にも登場していた[[カード]]の1枚。~ 「[[墓地]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する」ことを指す非公式用語「[[蘇生]]」の語源となった[[カード]]である。~ あちらにおいて、長らく[[制限カード]]の扱いを受け続けており、その強力さはルールに依らずとも評価されている。~ 一時期はそれよりも厳しい[[禁止カード]]に指定されていたこともあった。~ --また、原作漫画「遊☆戯☆王」を始めとする数々の遊戯王作品に登場しており、劇中では[[キーカード]]や[[パワーカード]]としての扱いであり、下記のアニメSEVENSでも特殊な[[カード]]としての地位を築いている。~ (2000年4月から2025年3月までテレビ東京系列で続いたアニメ遊戯王8作品([[OCG]]6作品、[[ラッシュデュエル]]2作品)では、5D'sとVRAINSを除く6作品で登場した[[カード]]であった。)~ 正に「遊戯王」を象徴する[[レジェンド]]の名に相応しい扱いの[[カード]]でもある。~ --[[OCG]]では韓国語版の[[イラスト]]が他の海外言語版のものに変更されていたが、[[ラッシュデュエル]]では韓国語版でも日本語版と同じ[[イラスト]]となっている。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメSEVENSで登場する[[カード]]であり、後述の様に特殊な設定を持つ。~ [[デュエル]]での初登場は「ユウオウvsグルグル(ユウガ)」戦で両者が使用した時。~ それぞれ[[相手]]の[[墓地]]の[[《メカレオン》]]・[[《イマジナリー・アクター》]]を[[蘇生]]させ、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]に活用している。~ --劇中では「禁断の[[カード]]」と呼ばれており、他者の記憶を操作する力を持った[[カード]]として扱われている。~ この[[カード]]を用いてゴーハ・ユウガをグルグルに封印したり、グルグルに暗示をかけたり、多くのデュエリストから[[ラッシュデュエル]]に関する記憶を無くさせたことが判明している。~ これらの行為は劇中にて「《死者蘇生》の儀式」と呼称されており、行う際は「生者は光に封じられ、死者は闇からよみがえる」という呪文を唱える必要があることが描写されている。~ また、対戦[[相手]]のエース[[カード]]を[[蘇生]]させた場合、《死者蘇生》の儀式の効力をより高められるとされている。~ もっとも、上記の記憶操作能力も恒久的なものではなく、インパクトのある思い出をもう一度再現することで記憶操作が解けるようになっている。~ 劇中でも、《死者蘇生》の儀式を受けたデュエリストは[[デュエル]]を通じて最終的に全員記憶を取り戻している。~ ---第88話にて、この[[カード]]を開発したのはオーティスであることが本人の口から語られた。~ オーティス曰く、「(ユウガのように)[[デュエル]]を行う勇気がない者のために作られた[[カード]]」とのこと。~ ---「ルーク(遊我から引き継ぎ)vsユウガ」戦や「ユウガvsユウオウ」(回想)戦では、[[カード]]から黒い靄のようなものが広がり[[フィールド]]全体を覆い、付近にいた人物も巻き込まれて記憶を失っている。~ ただし、意識を失っていた遊我は難を逃れている他、[[ラッシュデュエル]]登場以前に遊我との繋がりがあったルークとロア、及びこの[[カード]]の生みの親であるオーティスにも記憶封印が通じていない。~ また、《死者蘇生》の儀式は人間にのみ有効とされており、ドローンであるカイゾーやセバスチャンも記憶封印を受けていない。~ --ゴーハ本社の地下に隠された[[デュエル]][[カード]]試作機にて、少なくとも3枚この[[カード]]が作られている。~ それぞれユウガ、ナナホ、ユウオウが所持しており、ユウガとユウオウの両者は入手した直後に[[デッキ]]に投入し、[[デュエル]]を行っている。~ 「ユウオウvsグルグル(ユウガ)」戦後にユウオウの《死者蘇生》をユウガが持ち去り、更にナナホがユウガに自身の《死者蘇生》を献上した事で、ユウガが3枚全てを所持していた。~ その後、「オーティスvsユウガ」戦で《死者蘇生》の儀式を行い、オーティスの記憶封印を行った(上述の通り、実際は記憶封印に掛かっていなかったが)ため、「目的は果たした」という理由で3枚とも天道虫に食べさせるという手段で処分された。~ ---試作機を用いてルークたちも新たな《死者蘇生》を作成しようと試みたが、ナナホによって機械を破壊された事で失敗に終わっている。~ ---アニメでは[[レジェンドカード]]のルールが存在するのかは不明瞭だが、ユウガが3枚の《死者蘇生》を[[デッキ]]に投入していたのかも明かされていない。~ --試作機から出てきたこの[[カード]]を見てルークは「随分不気味な[[カード]]だな」と初見時の様な発言をしているため、過去作品とは異なりアニメSEVENSの世界では一般流通していないものと思われる。~ SEVENSの過去を描いた次作ゴーラッシュ!!における誕生の経緯を見ても、一般流通する機会はなかったのであろう。~ --[[ラッシュデュエル]]では初の[[相手]]の[[カード]]を利用できる[[カード]]のためか、初使用時にはギャラリーから「[[相手]][[モンスター]]を[[自分]][[フィールド]]に!?」と驚きの声で強調されている。~ --続編のアニメゴーラッシュ!!でも、アニメSEVENSと同様の設定で登場。~ [[デュエル]]での初使用は「遊我vs遊飛」(2戦目)(遊我は遊歩と、遊飛はユウディアスと途中で交代)での遊飛。~ 遊我の[[墓地]]の[[《セブンスロード・マジシャン》]]を[[蘇生]]させた。~ 「ユウディアスvsダークマイスター」(2戦目)でも登場し、[[墓地]]からの[[セット]]・[[破壊]]や[[通常魔法]]《エクスチェンジ》による[[手札交換]]など、この[[カード]]を中心とした攻防が繰り広げられた。~ ---本作でもアニメSEVENSと同様、他者の記憶に干渉する力を持っており、クァイドゥールが研究を進めていた[[カード]]として描写されている。~ クァイドゥールは、「他人の中に残された記憶が人の存在」「[[ラッシュデュエル]]を通じて、どんな相手とも分かり合える」という理論を基に、消滅したベルギャー人の復活手段として、他者の記憶に干渉できるこの[[カード]]の研究を進めていた。~ (この[[カード]]の能力で人の記憶を増幅させることにより、消滅したベルギャー人を復活させるというアプローチであった)~ しかし、この[[カード]]の能力で極限まで人の記憶を増幅させたとしても、膨大な情報量に人が耐えられないという試算結果に辿り着き、この[[カード]]を以ってしてもベルギャー人の復活は行えないという結論に至る。~ そのため、最終的にクァイドゥールはこの[[カード]]の研究を放棄する形となった。~ 後に、イセキから発掘されたロボットに録画されていた上記の研究課程を基にして、ムツバ重機がこの[[カード]]の作成に成功した。~ ---この[[カード]]の能力により、遊飛・遊歩は遊我の記憶を目にすることとなった。~ また、上記[[デュエル]]を引継いだ後に、ユウディアスはクァイドゥールの記憶に触れている。~ 一方で、多くのギャラリーにはこの[[カード]]の影響は現れていない。~ ---「遊我vs遊飛」(2戦目)の後、ムツバ重機の手によりこの[[カード]]はダマムーに預けられた。~ その後、ダークマイスターとなった遊歩が、「自らの記憶を消し、自身がオーティスとなる」目的のため、この[[カード]]を入手すべく暗躍していた。~ 「アサカvsユウナ」戦を経て遊歩の手に渡り、「vsユウディアス」(2戦目)で使用して目的を完遂するつもりであった。~ だが、途中で遊飛が遊歩から[[デュエル]]を引き継ぎ、最終的に彼がダークパワーとの併用で《死者蘇生》を使用し、自身の記憶を消してオーティスとなった。~ 記憶封印を行う際、アニメSEVENSの《死者蘇生》の儀式で用いられた呪文が唱えられている。~ ---クァイドゥールは、「この[[カード]]による記憶封印は理論的に不可能ではないものの、使用者によっては十分な記憶操作が完了しない」とユウディアスに語っており、この[[カード]]単体での記憶封印の可能性は低いと推測していた。~ しかし、遊歩はダークパワーの持つ「何かを打ち消す、マイナスの効果をもたらす力」に着目し、ダークパワーとの併用で完全な記憶封印を行えるという考えに至った。~ ---この[[カード]]が[[デュエル]]で使用された第101話(2024年3月17日放送)のサブタイトルにも、この[[カード]]の[[カード名]]が用いられている。~ また、第126話及び第127話のサブタイトルも、アニメSEVENSに登場した《死者蘇生》の儀式の呪文から取られている。~ [[カード名]]と過不足なく一致のサブタイトルとなるとアニメSEVENSの第44話(2021年4月18日放送)の[[OCG:《不協和音》]]以来、その[[カード]]がその話で登場したとなるとアニメVRAINS第61話(2018年7月25日放送)の[[OCG:《闇より出でし絶望》]]以来となる。~ -遊戯王シリーズ以外において―~ オーイシマサヨシのライブ「オーイシ武道館 Vol.2」において、アンコール時にスクリーン上にこの[[カード]]が登場し、アニメゴーラッシュ!!第3OP「デュエルしようぜ!」に繋げる演出があった。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!>ゲーム付属カード]]では、[[発動]]時に特殊なエフェクトが発生する演出がなされている。~ **関連カード [#card] -[[OCG:《死者蘇生》]] //―《死者蘇生》の姿が見られる[[カード]] //他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク //**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] //-[[【】]] **収録パック等 [#pack] -[[最強バトルデッキ +1ボーナスカード>最強バトルデッキ#plus1]] RD/SBD0-JP004 &size(10){[[Super Parallel>Parallel]],[[Secret]]}; -[[最強バトルデッキトーナメント>プロモカード#SBDT]] RD/SBD0-JPP01 &size(10){[[Secret]]}; -[[遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルデッキ発売記念Twitterキャンペーン>プロモカード#SBD0]] RD/SBD0-JPP01 &size(10){[[Secret]]}; -[[ストラクチャーデッキ 究極の青眼伝説]] RD/SD0A-JP026 &size(10){[[Normal Parallel>Parallel]]}; -[[マキシマムデュエルトーナメント 第1部>プロモカード#MaximumDuel1]] RD/P007-JP001 &size(10){[[Secret SPECIAL RED Ver.>Secret#SESRV]]}; //**FAQ [#faq] //Q:~ //A: //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 **外部リンク [#link] -[[カードデータベース>https://www.db.yugioh-card.com/rushdb/card_search.action?ope=2&cid=16767]]