《小人のいたずら/Mischief of the Gnomes》 †
通常罠
(1):このターン、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる。
EXTRA PACK 2015で登場した通常罠。
フィールドと墓地でそれぞれ発動する、お互いの手札のモンスターのレベルを1つ下げる効果を持つ。
墓地から除外して発動する効果を持つ罠カードとしては珍しく、同名カードや同一ターン中の発動制限がない。
このため、セットしている状態から発動した後、続けて墓地から除外して効果を発動することで、手札のモンスターのレベルを2つ下げる事ができる。
その場合、事実上リリースを1体減らす効果として扱え、特に《伝説の都 アトランティス》と併せればレベル7までの水属性をリリースなしで通常召喚できる。
また、レベル5・7のモンスターを軸とするデッキなら、ターンを分けて発動することで2回分のリリース軽減が可能となる。
《連鎖解呪》を使い、同名カードを墓地に置けばレベルを4つ下げることもできる。
相手にも効果が及ぶため、相手ターンに発動して妨害にも使うことができる。
モンスターのレベルはフィールドに出ても元に戻らないため、シンクロ召喚やエクシーズ召喚の妨害も可能である。
もっとも、手札のレベルを下げることは相手を利することも比較的多いので、相手のデッキを確認しつつ用いるべきだろう。
典型的なのが上級モンスター主体のデッキだが、レベル4以下になることで上級帝などがアドバンス召喚に成功した時の効果が使えなくなって困るという場合もある。
総じてレベルを2つ下げられる《コストダウン》よりも使いやすい。
というよりも、あちらの手札コストが重すぎるのだが。
- 「ノーム/グノーム(Gnome)」とは、中世の錬金術師パラケルススが提唱した四大元素の精霊のうち、土の精の名である。
元々パラケルススは土の精は正式名「ピグミー(pygmaeus/pygmy:小人)」であり別名として「ノーム」を述べているだけだが、錬金術師モンフォコン・ド・ヴィラールは土の精を「ノーム」と直接的に述べている。
ギリシャ語の「ゲーノーム(大地に住むもの)」もしくは「グノーシス(知識)」が由来とされ、女性形は英語では「ノーメス(gnomess)/ノーマイド(gnomide)/ノーミド(gnomid)」、イタリア語で「ノーマ/ニョーマ(gnoma)」となる。
身長は人間より小さく、地中に住んで自在に移動ができる、たくさんの財宝を蓄えている、などとされる。
近代以降は、エルフ・ブラウニーと言った精霊と混同され地上に住む設定があったり、地中・地上に住む精霊の総称として扱われることもある。
- イラストはグリム童話の『白雪姫』をイメージしていると思われる。
白雪姫は雪のように白い肌と黒檀のように黒い髪を持っているとされており、イラストの女性の特徴に合致している。
女性の周囲にいる七人の小人や、手に持っているリンゴも作中に登場している。
ちなみに『白雪姫』に登場する小人は作中の設定上は種族はノームではなくドワーフである。
ディズニーの『白雪姫』のアニメーション映画化以降、影響を受けた三角帽のノームが描かれることが多いため、それを意識した可能性もある。
- 原作・アニメにおいて―
アニメZEXALIIにはモチーフを同じくする効果モンスター《Vノーム》が登場している。
関連カード †
―カード名関連
─四精霊
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードの効果が適用された後に手札に加わったモンスターもレベルが下がりますか?
A:はい、下がります。(15/09/19)
Q:お互いの手札が0枚の時に(1)の効果及び(2)の効果を発動できますか?
A:はい、発動でき、その場合でも後から手札に加わったモンスターのレベルは下がります。(15/09/18)
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