《武神隠/Bujincident》 †
通常罠
自分フィールド上の「武神」と名のついたエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを除外し、フィールド上のモンスターを全て手札に戻す。
発動後2回目の自分のエンドフェイズ時まで、
お互いに召喚・反転召喚・特殊召喚できず、
お互いが受ける全てのダメージは0になる。
また、発動後2回目の自分のエンドフェイズ時に発動する。
このカードの効果で除外したモンスターを特殊召喚し、
自分の墓地の「武神」と名のついたモンスター1体を選択して、
その特殊召喚したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
PRIMAL ORIGINで登場した通常罠。
武神エクシーズモンスターを除外してフィールドのモンスターを全てバウンスし、2ターンの間セット以外のモンスターの展開を制限してお互いのダメージを0にする効果、制限の終了と共にこのカードの効果で除外したモンスターを帰還させ、自分の墓地の武神をエクシーズ素材とする効果を持つ。
《亜空間物質転送装置》・《守護者スフィンクス》・《大熱波》・《一時休戦》を合わせたような効果を持つ。
全体除去は手札へのバウンスなので、エクストラデッキからの特殊召喚モンスターが並んだ状態なら完全に近い除去ができる。
除外した武神が戻るまではお互いセット以外でモンスターを出せなくなり、効果が切れるのは自分のエンドフェイズなので基本的に相手が先に展開できるようになる。
2ターンの猶予を与えるので魔法・罠カードで立て直される可能性もあるが、帰還した武神はエクシーズ素材を補充した状態となるため、こちらも魔法・罠カードで展開を止めるようにすればこちらの態勢も維持しやすくなる。
武神エクシーズモンスター自体は《レスキューラビット》で獣戦士族2体を展開し、《武神帝−カグツチ》を出すなどすれば準備はできる。
しかし、全体除去以外の効果は有意義に活用しにくく、全体除去なら《激流葬》・バウンスなら《強制脱出装置》といった、除去のみを目的とするカードに比べて優れる点が少ない。
無論それぞれに完全な互換性があるわけではなく、このカードなら破壊耐性と対象を取る効果への耐性を併せ持つモンスターに対処できるが、それだけ強力な相手を想定するなら腐る事が少なく汎用性の高い《神の宣告》などで対処する方が安定する。
総じて【武神】においてこのカードをあえて必要とする状況は少なく、投入してもそもそも発動できずに腐る事の方が多い。
- モチーフは日本神話における「岩戸隠れ」のエピソードであろう。
弟スサノオの暴虐を嘆いたアマテラスは、天岩戸という洞窟に閉じこもってしまう。
太陽神であるアマテラスが隠れたことで世界から光が失われ、世には様々な災厄が巻き起こった。
神々はアマテラスを岩戸から出すべく様々な策を講じ、岩戸の前で宴を開き芸能の女神のアメノウズメが踊り八百万の神が笑っていた。
不思議に思ったアマテラスが岩戸から様子を窺った所を力自慢のアメノタヂカラオが引っ張り出すと、世界には光が戻ったという。
- 英語名の「incident」は「事件」「事変」を意味する英単語である。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:武神を除外できなかった場合、モンスターは手札に戻りますか?
A:もどりません。(14/02/15)
なお、『発動後2回目の自分のエンドフェイズ時まで、お互いに召喚・反転召喚・特殊召喚できず、お互いが受ける全てのダメージは0になる』効果は適用されます。(21/05/07)
Q:除外したモンスターを特殊召喚する処理はチェーンブロックを作りますか?
A:作ります。(14/02/15)
Q:墓地に武神が存在しない場合も特殊召喚されますか?
A:はい、特殊召喚を行います。(14/02/15)
Q:選択した武神が効果処理時に除外から移動していた場合も特殊召喚されますか?
A:いいえ、されません。(14/02/15)
Q:特殊召喚の後にエクシーズ素材とする処理をする扱いですか?
A:同時扱いとなります。(14/02/15)
Q:召喚等の制限が適用されるのは「発動後2回目の自分のエンドフェイズ時まで」と書かれていますが、エンドフェイズ中にこの制限を終了させた後でこのカードの特殊召喚効果を発動するという順番になるのでしょうか?
制限の終了を後回しにして、特殊召喚を行う強制効果を不発にする事もできますか?
A:制限の終了と特殊召喚の処理をどちらからでも行う事もできます。(14/08/27)
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