《陽炎獣 ヒュドラー/Hazy Flame Hydra》 †
効果モンスター
星6/炎属性/恐竜族/攻2300/守 200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はこのカードをカードの効果の対象にできず、
自分は炎属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
また、このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、
自分の墓地から「陽炎獣」と名のついたモンスター1体を選択し、
このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
PRIMAL ORIGINで登場した炎属性・恐竜族の上級モンスター。
陽炎獣共通の永続効果、自分の特殊召喚を制限する永続効果、自身をエクシーズ素材としたエクシーズモンスターに「エクシーズ素材を増やす誘発効果」を付与する分類されない効果を持つ。
メインデッキに投入可能な陽炎獣の中では、素の状態で《陽炎獣 ヒッポグリフォ》を上回る最大の攻撃力を持つ。
さらに対象をとる効果への耐性を持つため、戦闘面では有用。
《フレムベル・ヘルドッグ》や《エヴォルド・カシネリア》、《真炎の爆発》による高速・大量展開をすれば、かなり相手はやりづらくなる。
恐竜族なので《化石調査》や《魂喰いオヴィラプター》によるサーチに対応し、他にも《陽炎柱》などが存在している場合も動かしやすい。
固有効果はエクシーズ素材を増やす効果。
【陽炎獣】の切り札である《陽炎獣 バジリコック》はエクシーズ素材の数が多いほど効果が得られ、4つ以上のエクシーズ素材を得たい場合にこの効果が活かしやすい。
墓地に陽炎獣が必要ではあるが、《陽炎獣 サーベラス》のサーチや《陽炎獣 ペリュトン》の自身および手札コストとして、エクシーズ召喚の段階で確保する事はそう難しくない。
特に、《陽炎獣 ペリュトン》の効果で2体出し、エクシーズ素材とすれば3体以上のエクシーズ素材の確保ができる。
また、レベル6恐竜族という性質から、《真炎の爆発》や《陽炎獣 ペリュトン》で同名カードを並べる事で《エヴォルカイザー・ソルデ》をエクシーズ召喚できる。
こちらもエクシーズ素材の数でカウンター回数および耐性の有無が変動するため、エクシーズ素材を増やす効果が有効に働く。
《RUM−アストラル・フォース》・《忘却の都 レミューリア》に頼らない場合では、最も手軽に《エヴォルカイザー・ソルデ》を繰り出せる方法だろう。
ただし、エクシーズ素材を追加する効果はこのカードをエクシーズ素材としてエクシーズ召喚した場合にしか得られないため、《陽炎柱》等で後付けしても意味がない。
また、表側表示で存在すると炎属性以外を特殊召喚できないデメリットから、エクシーズ召喚先は実質《陽炎獣 バジリコック》・《席取−六双丸》・エヴォルカイザーから選ぶことになる。
それらだけでも十分な対応力はあるが、動きが制限されるので、相手の動向には細心の注意を払う必要がある。
- 「ヒュドラー(Hydra、ヒュドラ、ヒドラ、ハイドラ)」はギリシャ神話に登場する怪物。
その名は古典ギリシャ語で「水蛇」を意味し、現在の「海蛇座」のモデルである。
怪物とされるのは正確には「レルネの沼地に棲むヒュドラー」と限定されているのだが、一般的に単に「ヒュドラー」だけでその怪物を指すことが多い。
9本の首のうち真ん中の1本以外は斬り落としてもすぐに再生する不死身の力を持つが、ヘラクレスによって退治された。
ヘラクレスはこの戦いで得たヒュドラーの猛毒の血を自分の矢に塗って戦いに用いるようになったが、後にヘラクレスの師である賢者ケイローン、更にはヘラクレス自身もこの毒に侵され、自ら死を選ぶ事となる。
- 陽炎獣の中では唯一、モデルが二種以上の異なる生物の特徴を持つ怪物(合成獣)ではない。
ヒュドラー自体は翼や四肢など、蛇以外の要素を加えて描かれる事もあるが、このカードのデザインには用いられていない。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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