《BF−刻夜のゾンダ/Blackwing - Zonda the Dusk》 †
効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2300/守 900
このカード名の(2)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキからレベル5以上の「BF」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力分のダメージを受ける。
DARKWING BLASTで登場した闇属性・鳥獣族の上級モンスター。
エクストラデッキからの特殊召喚をシンクロモンスターに限定する永続効果、召喚・特殊召喚に成功した場合にモンスター1体をバウンスする誘発効果、自身を墓地コストに手札・デッキからレベル5以上のBFを特殊召喚し、その攻撃力分のダメージを受ける起動効果を持つ。
(1)はシンクロモンスター以外をエクストラデッキから特殊召喚できないデメリット効果。
【BF】はシンクロ召喚が得意なデッキであり、このカード自体もそれほどフィールドに出しやすいカードではないため、気になりにくいだろう。
《RR−フォース・ストリクス》や《RR−ワイズ・ストリクス》との連携がとりづらくなる点は気をつけたい。
特に後者は非チューナーのみがフィールドに揃ってしまった時にリンク素材にして処理できない点が場面によっては響く。
一応送りつければ相手の特殊召喚を縛ることもできる。
(2)はフィールドのモンスターのバウンス効果。
対象をとるとはいえ、フィールドに出ると同時にバウンスによる除去を行える。
問題はこのカードが自己特殊召喚を持たない上級モンスターである点であり、フィールドに出すためには一手間必要になる。
自身の(3)とは同じターンに発動できないため、この効果を誘発させつつ特殊召喚する方法は《黒羽の旋風》などになるか。
(3)の効果でリクルートしてシンクロ素材にしつつ、相手ターンで《BF−ツインシャドウ》などをトリガーに《黒羽の旋風》で帰還させバウンス効果を利用するのが理想的か。
(3)は手札・デッキからレベル5以上のBFを特殊召喚し、その攻撃力分のバーンを受ける効果。
墓地から自身を除外するだけでリクルートが行えるため、展開力を大きく向上させられる。
特に《BF−無頼のヴァータ》の効果で墓地へ送り発動した場合、《ブラックフェザー・ドラゴン》によってバーンを回避できるため、非常に相性が良い。
《A BF−霧雨のクナイ》を特殊召喚すればレベル調整ができ、特殊召喚しやすい《ブラックフェザー・ドラゴン》をシンクロ素材に利用しやすくなる。
同名カードも特殊召喚できるが、(2)は発動できず(1)で展開の制限もかかるので使い道はシンクロ素材かコストに限られる。
レベル6を目当てとするならば、デッキに残るとほとんど腐ることになる《BF−毒風のシムーン》がリクルート先として有用である。
とはいえその《BF−毒風のシムーン》を含めた上級BFが事故要素になるのを嫌うのであれば、同名カードのみで完結させるのもよいだろう。
- 「刻夜」という言葉はないため、夜間、闇夜などを意味する「黒夜」のもじりであると考えられる。
ゾンダとはフェーン風の1種で、アンデス山脈から東側のアルゼンチンへと吹き下ろす、乾燥した高温の西風を指すスペイン語である。
関連カード †
(3)で特殊召喚可能なBF †
収録パック等 †
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