《FNo.0 未来皇ホープ・ゼアル》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク0/光属性/戦士族/攻 0/守 0
同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
自分フィールド及び相手の墓地のXモンスターのランクの合計×500アップする。
(2):相手モンスターは他のモンスターを攻撃対象に選択できず、
相手はフィールドの他のカードを効果の対象にできない。
(3):1ターンに1度、相手がフィールドで効果を発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドのモンスター1体のコントロールを得る。
このターン、このカードは戦闘・効果では破壊されない。
DUELIST ADVANCEで登場した光属性・戦士族のエクシーズモンスター。
ランク1として扱う効果外テキスト、攻守を自分フィールドと相手墓地のエクシーズモンスターのランクの合計×500自己強化する永続効果、相手モンスターは他のモンスターを攻撃対象にできず、相手はフィールドの他のカードを効果の対象にできない永続効果、相手がフィールドで効果の発動を行った時、エクシーズ素材を1つ取り除き、相手モンスター1体のコントロール奪取を行い、自身がこのターン戦闘・効果で破壊されなくなる誘発即時効果を持つ。
同ランクのエクシーズモンスターをエクシーズ素材に要求するのは他の未来皇ホープと同じだが、No.もエクシーズ素材にできるため、わずかに軽い。
No.の蘇生効果及び自身の自己再生効果の両方を持つ《No.39 希望皇ホープ・ライジング》はランク4を扱うデッキならばエクシーズ素材にしやすい。
(1)は自己強化効果。
単体では攻撃力500にしかならないため、できる限り他のエクシーズモンスターと並べることで攻撃力を補強したい。
相手墓地も参照できるものの、相手への依存度が高まるため、基本はおまけとして自分フィールドのモンスターを参照するつもりで運用すべきだろう。
とはいえ、(3)さえ発動できれば戦闘破壊されないため、アタッカーにするつもりがないならそれほど高い数値は必要ない。
しかし、(2)(3)を嫌う相手に効果の発動をしないままバトルフェイズに移行し戦闘破壊される危険もあるため、その場合でも2000程度はあると心強いか。
【エクシーズ召喚】系列では《天霆號アーゼウス》が高めの採用率であり、あちらが墓地にいるだけで6000の強化となる。
ただ、あちらが制圧力の高いモンスターであり、あちらを除去した上でこのカードを出すリソースまで割くのは難しいか。
(2)は攻撃対象と効果の対象をこのカードに限定する効果。
特に後者に関しては相手は自身のフィールドのカードも効果の対象にできないので、単に居座るだけでも相手の対象をとる効果の運用を大きく妨害し得る。
当然、他の自分モンスターを攻撃と対象をとる効果から守ることもでき、(3)が適用できていれば破壊もされないため、かなり強固になる。
《ガガガ・ホープ・タクティクス》と並べればこのカード自身も相手の効果の対象にならなくなり、(3)抜きで効果破壊耐性を得られるため、やや受動的な(3)に頼る必要性が減る。
他のエクシーズモンスターと並べた場合は、それらを守れるため攻撃力の低下を防ぐことにもなる。
(3)は相手モンスターのコントロール奪取と破壊耐性の獲得。
トリガーはフィールドでの効果の発動と緩く相手ターンであればかなり満たしやすい。
コントロール奪取でアドバンテージを稼ぎつつ、破壊耐性と(2)によってかなり硬いモンスターになる。
《FNo.0 未来皇ホープ》と異なりコントロール奪取に期限は無いため、返しのターンでの活用手段も豊富であり、ターンを跨いで維持できれば戦線は着々と強化されていく。
特にエクシーズモンスターを奪えば(1)で参照する範囲に含まれるようになり、さらなる自己強化に繋がる。
とはいえこの効果の存在は相手も認識しているため、発動を避けるプレイングをされる可能性も高い。
効果自体は無効にできないのも難点。
モンスターが居ない状況で除去効果を持つ魔法・罠カードを発動されれば、この効果を発動できないまま除去されてしまう。
なお、上述する効果の発動を行わないまま戦闘破壊される点については、メインフェイズ1の行動を封殺したとも言えるので、考え方によっては役割を果たしたとも見なせる。
《FNo.0 未来龍皇ホープ》と比較した場合、エクシーズ召喚のしやすさ、エクストラデッキを圧迫しない点、(2)の効果はこちらが明確に勝っている部分。
一方、単体では攻撃力が低くやや不安定であること、(3)が効果を無効にできないこと、コントロール奪取できないと耐性が得られないといった欠点もある。
ただ、攻撃力については爆発力があること、(3)がモンスター効果以外もトリガーとなることもあり、優位な面も多い。
《FNo.0 未来龍皇ホープ》と異なりフィールド以外のモンスター効果には無力な点は気をつけたい。
また、《FNo.0 未来龍皇ホープ》の(2)によるコントロール奪取は前半の効果に付随するものであるのに対し、このカードの(3)はコントロール奪取が主たるものである。
あちらはメインモンスターゾーンが埋まっていても発動できるのに対し、こちらは発動できないという違いには注意する必要がある。
【希望皇ホープ】において両者を並べる戦術は珍しくないため、特にメインモンスターゾーンの空きが1つしかない状況では発動の順番を意識したい。
- 白と赤を基調とする他の未来皇ホープと異なり、体色が希望皇ホープに近い黄金色に変化している。
また、赤と金の配色はアニメZEXALの究極体ZEXALを髣髴とさせる。
更に、腹部には作中での重要なアイテムであり、遊馬が常に身につけていた《皇の鍵》を彷彿とさせる装飾を付けている。
- Vジャンプ(2025年6月特大号)の定期購読SPペーパーで、設定画と担当イラストレーターによるインタビューが公開されている。
《FNo.0 未来皇ホープ》がゼアルの力によって進化した姿であり、頭部はアニメに登場したZEXALII、翼とオーラはZEXALIIIの意匠を取り入れていることが語られている。
- 《FNo.0 未来皇ホープ》は遊馬がアストラルと対峙した際に生み出されたカードだが、このカードは遊馬とアストラルが合体したゼアルの力によって生み出されている。
アニメのラストでは遊馬とアストラルは再び協力して新たな敵に立ち向かう展開で終わっており、その後に生み出されたカードとしてデザインされたのであろう。
No.をエクシーズ素材にできる点も、No.を持つアストラルとの共闘によって生み出されたことを示唆しているものと思われる。
- 2025年4月17日公開の遊戯王OCGタイムズにおいて、遊馬役の畠中祐氏によって下記の口上が披露されている。
「天馬!熱き絆で結ばれし時、光の奇跡で希望の未来を創造する!これがオレたちの天地開闢! かっとビングだ! FNo.0!未来皇ホープ・ゼアル!!」。
関連カード †
―リメイク元
収録パック等 †
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