《SPYRAL−ダブルフェイク/SPYRAL Double Agent》 †
効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1400/守 600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地に「SPYRAL」カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
その後、お互いのデッキの一番上のカードをお互いに確認する。
この効果で特殊召喚したこのカードはリリースできず、融合・S・X・L召喚の素材にもできない。
(2):フィールドの「SPYRAL」モンスターの攻撃力は500アップし、
「SPYRAL−ダンディ」は直接攻撃できる。
WORLD PREMIERE PACK 2023で登場した光属性・悪魔族の下級モンスター。
相手フィールドに守備表示で特殊召喚し、お互いのデッキトップをお互いに確認する起動効果、フィールドのSPYRALを全体強化した上で《SPYRAL−ダンディ》の直接攻撃を可能とする永続効果を持つ。
(1)は自身の相手フィールドへの守備表示での特殊召喚。
条件はフィールドか墓地にSPYRALカードが1枚でも存在すれば良いので、【SPYRAL】では1ターン目初手以外はほぼ確実に満たせるだろう。
(2)も踏まえるとなるべくフィールドに維持しておきたいところであり、特殊召喚後はリリース及び各種素材運用は封じられているため簡単には利用されない。
それでも相手がコントロールを握っている以上、《夢幻崩界イヴリース》同様コストや自爆特攻等で排除される可能性はあるため、万全を喫するならもう1枚補助が欲しいところではある。
《群雄割拠》等と併用できれば相手のデッキ次第では強力なロックを仕掛ける事ができ、(2)の直接攻撃付与効果ともシナジーする。
特殊召喚後はお互いのデッキトップをお互いに確認できる。
この点は《SPYRAL−ダンディ》等の効果とシナジーし、相手の次のドローカードを知る情報アドバンテージにも繋がる。
(2)はSPYRALの全体強化及び《SPYRAL−ダンディ》への直接攻撃の付与。
フィールド全体に作用するため、どちらのフィールドにいても問題なく、(1)ともシナジーする。
《SPYRAL−ダンディ》の場合は強化に加えて直接攻撃も可能となるため、終盤ではあちらをエンドカードにさせやすい。
- モチーフは「二重工作員(ダブルスパイ・ダブルエージェント)」だろう。
ある国・組織Aから敵の国・組織Xにスパイとして一般人に成りすまし潜り込んだよう振舞っているが、実際はX側のスパイであり、A国側に情報・機密の流出や破壊工作などを行う任務である。
その性質上A国にスパイとばれ処刑されるリスクは当然、普段はX国へのスパイとして振舞う以上X側から命を狙われるリスクを負うこともあり、死のリスクは通常のスパイ以上に高い。
- 《SPYRAL−ボルテックス》とは属性・種族が一致しており、レベル・攻撃力・守備力はあちらの半分である。
あちらは映画『ゴールデンアイ』に登場する006ことアレック・トレヴェルヤンがモチーフと思われる節があり、彼もまたダブルスパイであった。
その事を踏まえると、このカードは彼の若かりし頃の姿、あるいは彼の血縁者の可能性がある。
- 007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドのモデルは複数存在するとされているが、その内の1人ドゥシャン・ポポヴは二重スパイであったとされる。
このカードが《SPYRAL−ダンディ》を名指しでサポートしているのはこの点も意識されたのだろうか。
因みに、ポポヴは正体が発覚する事もなく、任務を無事に終えて帰国し天寿を全うしている。
関連カード †
収録パック等 †
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