《シンセシス・ミュートリアス/Myutant Synthesis》 †
融合・効果モンスター
星9/水属性/サイキック族/攻2500/守2000
属性が異なる「ミュートリア」モンスター×2
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):相手が効果を発動した時に発動できる。
このターン、表側表示のこのカードはその効果及び、同じ種類(モンスター・魔法・罠)の相手の効果を受けない。
(3):融合召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
除外されている自分の「ミュートリア」カード1枚を選んで手札に加える。
WORLD PREMIERE PACK 2021で登場した水属性・サイキック族の融合モンスター。
融合召喚に成功した場合にフィールドのカードを破壊する誘発効果、相手がカードの効果を発動した時、そのカードと同じ種類のカードの効果を受けない耐性を付与する効果、融合召喚したこのカードが相手によって破壊された場合、除外されているミュートリアカードを手札に加える誘発効果を持つ。
属性が異なる必要があるため、下級ミュートリアや同名カードのみでの融合召喚はできないが、下級ミュートリア+水属性以外のミュートリアという組み合わせで融合召喚が可能。
融合素材の数・指定共に《究極体ミュートリアス》より軽いため、あちらより手軽に融合召喚ができる。
下級ミュートリアの効果でレベル8ミュートリアを特殊召喚すればフィールド・墓地に融合素材が揃うため、《ミュートリアスの産声》の効果や相手が効果を発動したターンの《フュージョン・ミュートリアス》ならそれだけで融合召喚が可能。
特に《被検体ミュートリアST−46》は《フュージョン・ミュートリアス》・《ミュートリアスの産声》のサーチが行えるため、このカードにつなぎやすい。
(1)はフィールドのカードを破壊する効果。
対象をとるもののカードの種類にも制限がなくシンプルで使いやすい除去。
(2)の効果もあるため、相手の妨害にも強く、《ミュートリアスの産声》で相手ターンに融合召喚できれば妨害・制圧にもなる。
(2)の効果は、相手が効果を発動した場合、そのターンそのカードと同じ種類のカードの効果を受けない効果。
とりあえず除去にチェーンして発動すれば毎ターン1度あらゆる除去に対して耐性を持つ。
この効果の真骨頂は(1)の効果にチェーンされた相手の無効化効果を貫通できる点であり、《召命の神弓−アポロウーサ》などもそのまま破壊できる。
この効果にさらにチェーンされた場合は無効化されてしまうものの、逆に言えば(1)の効果を防ぐために2回分の妨害を消費させることが可能であり、モンスター効果へのカウンターに対して高い捲り性能を持つ。
ただしスペルスピードの関係でカウンター罠には当然チェーンできない点は注意。
(3)は相手によって破壊された場合に除外されているミュートリアカードを手札に加える効果。
レベル8ミュートリアなどと違い回収先には制限がなく《フュージョン・ミュートリアス》・《ミュートリアスの産声》を回収すれば、破壊されたこのカードを融合素材にあらためて同名カードの融合召喚をすることも可能。
ただし、工夫しなければこの効果で回収するカードがない場合もあり、特に序盤は下級ミュートリアのコストとして除外するカードにはなるべくミュートリアカードを選びたい。
特に《ミュートリアル・ビースト》を出した場合、このカードを出すために《ミュートリアスの産声》で除外されたミュートリアをデッキに戻したせいで回収できるカードがなくなるという事態は避けたいところ。
効果に対しては(2)の耐性もあり強いのだが、ステータスは決して高くないため、維持したいなら《ミュートリア進化研究所》などで強化するなど戦闘には備えておきたい。
逆に、(1)の除去も融合召喚時のみであり維持してアドバンテージを得られるカードでもないため、(3)に繋ぐためにも戦闘破壊はあえてケアしないというのも手である。
総じて、アドバンテージを稼ぐことに長けたモンスターであり、手札消費の激しい【ミュートリア】の戦線を維持する重要なカードである。
- 「Synthesis」は「合成」「統合」「総合体」を意味する。
関連カード †
―《シンセシス・ミュートリアス》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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