《セキュリティー・ボール/Security Orb》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター1体の表示形式を変更する。
相手の魔法・罠カードの効果によって、
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上に存在するモンスター1体を選択し破壊する。
EXTRA PACKで登場した通常罠。
攻撃宣言時に相手モンスターを守備表示にする効果と、相手の魔法・罠カードで自身が破壊された場合にモンスターを破壊する効果を持つ。
第1の効果は、攻撃モンスターを守備表示にして攻撃を防ぐ効果だが、それだけならばフリーチェーンの《エネミーコントローラー》の方が融通が利く。
第2の効果は、相手の魔法・罠カードで破壊されることで、モンスター1体を道連れにする効果だが、これも使い勝手が良いとは言えない。
強制効果なので、相手モンスターがいない時に破壊されると自分のモンスターを対象に発動せざるを得ない。
加えて、魔法・罠カードによる伏せ除去はモンスターの召喚よりも前に行うのが定石であり、このカードをセットする事自体に危険性が伴う。
除外やバウンスによる除去はもちろん、モンスター効果全般にも対応しないため、思ったように働かない事も多い。
【炎王】など自壊が戦術となるデッキもあるものの、よりリスクが少なく、シナジーの見込めるカードは他にもある。
全く使えないカードという水準ではないのだが、わざわざ採用する意義は薄い。
- OCGにおいて「セキュリティー」と名の付いたカードはこれのみで、他のカードは皆「セキュリティ」である。
デッキリスト記入などの際には気をつけたい。
- 英語名の「Orb(オーブ)」とは「球体」や「勾玉」を意味し、「Sphere(スフィア)」に近いニュアンスを持った言葉である。
そのため、日本語名の「ボール」は大分意味が違う。
- コナミのゲーム作品において―
アニメで使用された実績は無いが、各種ゲーム内ではイェーガーや牛尾が使用する事が多い。
アニメ5D'sで彼らが所属する「治安維持局」の傘下にあたる治安維持組織「セキュリティ」と掛けているのだろう。
また、彼らのデッキはゴヨウ等を始め守備表示にする事や自分のモンスターを守る事が重要なデッキも多く、シナジーも悪くないため投入しやすい事も加味されていると思われる。
- 「デュエルリンクス」では牛尾が使用した際に専用のセリフがある。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:2つの効果は、両方とも対象をとる効果ですか?
A:はい、そうです。(08/09/13)
Q:後半の効果はチェーンブロックを作りますか?
A:作ります。(08/09/13)
Q:《マジカルシルクハット》の効果でセットされたこのカードが相手の魔法・罠カードの効果で破壊された場合も効果は発動しますか?
A:その場合でも発動します。(08/09/15)
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