《バベル・タワー/Tower of Babel》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
このカードに4つ目の魔力カウンターが乗った時にこのカードを破壊し、
その時に魔法カードを発動したプレイヤーは3000ポイントダメージを受ける。
混沌を制す者で登場した永続罠。
魔法カードを発動する度に魔力カウンターを置く効果、自身の効果で4つ目の魔力カウンターが乗った時に自壊してそのトリガーとなったプレイヤーにダメージを与える効果を持つ。
4つ目の魔力カウンターが乗ると自壊して大ダメージを発生させる。
そのため、魔力カウンターが3個乗れば相手は魔法カードを発動しづらくなるが、それは自分も同じ事である。
そこで、速攻魔法を用いて上手く魔力カウンターの量を調整すると良い。
魔力カウンターが2個乗った状態で相手が魔法カードを発動した時に、それにチェーンして速攻魔法を発動する事で、相手にダメージを与えられる。
また、魔力カウンターを取り除ける《アーカナイト・マジシャン》・《神聖魔皇后セレーネ》などを併用して魔力カウンターを減らし、自分だけ自由に魔法カードを発動するというのも考えられる。
このように、計画的に使えば大ダメージを見込めるカードではあるが、手間と確実性が見合っているとは言い難い。
上記の速攻魔法でのコンボは相手にも同じ事ができ、そうされると戦術が台無しになる上に致命傷まで受けてしまう。
このカードの効果ダメージを活かせるバーンデッキは魔法カードが中心になりやすいため魔力カウンターは乗せやすいが、このカードのためにそれらの連発ができなくなり速攻性が失われる。
魔力カウンターを扱うデッキでは効果ダメージを必要とする事が少なく、やはり魔法カードを発動しづらくなり結果こちらの手を狭める事になる。
- モデルは、旧約聖書に登場する「バベルの塔(Tower of Babel)」の逸話だろう。
人間が天に届くほどの塔を作ろうとしたため、それに怒った神が塔の建設に従事する人間達に違う言葉を話させるようにした。
それまで人々は皆同じ言語を話していたが、これにより同じ言語を話す集団ごとに分かれることになった。
- 「バベル」はヘブライ語で都市「バビロン」を意味する。
- 高さについては比喩的な「頂上が天に届く」以外に記述がなく、90m〜7.6kmなど諸説ある。
- 外観についても「塔」以外に記述がなく、煉瓦積みの四角い塔、ローマの「コロッセウム」モチーフの層状アーチ構造の塔、イラクの「マルウィヤ・ミナレット」モチーフの螺旋状の塔など様々な解釈で描かれている。
イラストでは螺旋状の塔の解釈を採用している。
- コナミのゲーム作品において―
デュエルリンクスでは何らかの方法で魔力カウンターが3個の状態から複数個置かれ、5個以上になった場合にも自壊する処理となっている。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
『このカードに魔力カウンターを1つ置く』効果について †
Q:魔法カードの発動にチェーンしてこのカードを発動した場合、1つ目の魔力カウンターは乗りますか?
A:乗りません。(13/03/22)
Q:このカードの発動にチェーンして魔法カードを発動した場合、魔力カウンターは乗りますか?
A:乗りません。(13/03/22)
『このカードを破壊し、その時に魔法カードを発動したプレイヤーは3000ポイントダメージを受ける』効果について †
Q:魔法カードの発動以外で4個目の魔力カウンターを乗せた場合、どうなりますか?
A:《バベル・タワー》を破壊しますが、どちらのプレイヤーにもダメージは発生しません。(07/11/08)
Q:魔力カウンターが3個乗っている《バベル・タワー》が存在する時に《大寒波》を発動した場合、どうなりますか?
A:4個目が乗り、自壊はしません。(09/06/06)
Q:《宮廷のしきたり》が存在する時《バベル・タワー》に4個目の魔力カウンターが乗った場合、どうなりますか?
A:その場合、《バベル・タワー》の「このカードに4つ目の魔力カウンターが乗った時にこのカードを破壊し、その時に魔法カードを発動したプレイヤーは3000ポイントダメージを受ける」効果は適用されません。
なお、破壊されなかった《バベル・タワー》は残り続け、魔力カウンターが置かれます。(14/04/14)
Q:魔力カウンターが3つ置かれているこのカードに《魔導加速》の効果で魔力カウンターを2つ置いた事により、自身の効果と合わせて魔力カウンターが6つになった場合、このカードの効果は発動しますか?
A:調整中。(19/03/10)
Tag: 《バベル・タワー》 罠 永続罠