《ピットナイト・アーリィ/Pitknight Earlie》 †
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/サイバース族/攻1500
【リンクマーカー:右上/右】
効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先のモンスターが効果を発動した時、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が0になり、効果は無効化される。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
WORLD PREMIERE PACK 2023で登場した炎属性・サイバース族のリンクモンスター。
リンク先のモンスターの効果の発動をトリガーに相手モンスターの攻撃力を0にし効果を無効にする誘発即時効果、破壊されたターンのエンドフェイズに自己再生する誘発効果を持つ。
(1)は相手モンスターの弱体化と効果の無効化。
エクストラモンスターゾーンに置いた場合は相手モンスターが、メインモンスターゾーンに置いた場合は自分モンスターがリンク先に位置する。
前者の場合は受け身の効果になるが、リンク先の相手の発動したモンスター効果を実質無効化できるため、牽制として機能する。
後者の場合は能動的な発動が可能となり、フリーチェーン効果と併用すればこの効果を相手ターンでの制圧や妨害にも利用できる。
リンク先モンスターの効果に直接チェーンして発動する都合上、相手の召喚・特殊召喚時効果に対してもフリーチェーンと併せて無効化が可能。
ただしリンク先モンスターの効果を発動した時点で相手に優先権が移るため、そのタイミングで適当な速攻魔法や《増殖するG》等を挟まれると無効にできなくなる点は留意したい。
そのリンクマーカー故に使いにくい面もあるが、サイバース族のリンクモンスターの中で無効効果を持つカードはめずらしい。
【サイバース族】では「サイバース族しか特殊召喚できない」縛りが課せられることが多く、その中で制圧効果を持つこのカードは採用の価値がある。
中でも《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》とは相性が良く、サラマングレイトと同じ炎属性・サイバース族な為一切の縛りを無視して運用できる。
さらにあちらの自己強化をトリガーにこちらの弱体化効果を発動すれば攻撃力倍化に繋げられ、融合召喚前に弱体化効果を発動済みなら融合素材にする事も可能。
(2)は破壊されたターンのエンドフェイズの自己再生。
復活するのは遅いが、戦闘や破壊による除去を主とするデッキに対してはしぶとく使い回せる。
性質上、低ステータスながら相手ターンでフィールドに残しておきたいことの多いカードなので、擬似的な耐性を持つのは大きな利点。
自分の効果破壊でも構わないため、除外やバウンスを受けそうな場合はこちらから破壊しても良いだろう。
自己再生させる位置はこちらで決められるので、(1)のトリガーを満たしやすいモンスターの左側に配置できる。
- チェッカーフラッグや車輪が描かれている事から、「Pit」はサーキット場のピットを指していると思われる。
- 「Earlie/アーリィ」は英語の「Earl(伯爵)」に由来しアメリカ・イギリス等で両性の名前として用いられる。
ドイツ語名、スペイン語名、ポルトガル語名では「ナイト」に相当する部分に女性名詞が用いられている。
- コナミのゲーム作品において―
マスターデュエルでは、OCGで登場するよりも前に実装されており、OCGのカード名とテキストもこちらで先に判明していた。
関連カード †
収録パック等 †
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