遊戯王カードWiki - 《フォーチュンレディ・エヴァリー》

《フォーチュンレディ・エヴァリー/Fortune Lady Every》 †

シンクロ・効果モンスター
星７/光属性/魔法使い族/攻   ?/守   ?
チューナー＋チューナー以外の魔法使い族モンスター１体以上
このカード名の(3)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードの攻撃力・守備力はこのカードのレベル×４００になる。
(2)：自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのレベルを１つ上げる（最大１２まで）。
その後、相手フィールドの表側表示モンスター１体を選んで除外できる。
(3)：相手エンドフェイズにこのカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地からこのカード以外の魔法使い族モンスター１体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。

　RISING RAMPAGEで登場した光属性・魔法使い族のシンクロモンスター。
　フォーチュンレディ共通の永続効果、自分スタンバイフェイズに自身のレベルを上げて任意で相手の表側表示モンスター１体を除外する誘発効果、相手エンドフェイズに自己再生する誘発効果を持つ。

　(1)の効果で基本攻撃力は2800となり、レベル７のシンクロモンスターとしては高い部類に入る。
　シンクロ素材や自身の効果も【魔法使い族】なら汎用的なものなので、シンクロ召喚のギミックを採用した【魔法使い族】なら十分採用を検討できる。
　ライフコストこそ大きいものの、《亡龍の戦慄－デストルドー》を利用すれば他のフォーチュンレディをシンクロ素材にする場合でもレベルの調整を考えずにシンクロ召喚が可能。

　(2)は、フォーチュンレディに共通するレベルを上げる効果。
　こちらはレベルを上げるだけでなく、さらに相手モンスターを除外する事もできる。
　対象をとらない効果なので、多くの耐性持ちのモンスターにも有効である。
　【幻奏】などの耐性が売りのデッキには非常に効果的。
　シンクロ召喚後往復１ターン待つ必要があるものの、(3)の効果のおかげでフィールドに居る可能性は高く、ステータスも１レベル上がるだけで《青眼の白龍》を上回る。

　(3)は自己再生効果。
　発動するのが相手ターンのエンドフェイズなので、そのまま(2)の効果へ繋がる。
　コストとなる魔法使い族も、シンクロ素材で自然と墓地へ行くため墓地を肥やすことを意識せずとも１回は使える。
　あえてリンク素材等にする事で、相手ターンを墓地でやり過ごすという手もある。
　除外に関しては《フォーチュンレディ・リワインド》や《フォーチュンフューチャー》で自然と対策できるので、バウンスには警戒しておきたい。

　《アーカナイト・マジシャン》とは、同レベルで同じシンクロ素材の縛りを持つ。
　アドバンテージの即効性ではあちらが優るが、こちらは継続してアドバンテージを稼げる。
　こちらを優先させる場合、魔法使い族が少ないと自己再生コストの弾切れが懸念されるため、ある程度【魔法使い族】に寄った構築にしたい。

《ソリテア・マジカル》が成長したような姿をしている。

カード名の由来は「ever」＋フォーチュンレディ共通の「-y」だろう。
「ever」は「常に・永久に」を意味するため、このカードの(3)の自己再生効果を示しているとも取れる。

英語名では、他のフォーチュンレディと異なり日本語名をそのまま使用した「every」となっている。
「ever」の意味から離れるが、特定のフェイズごとに処理される(2)(3)の効果を持つため、「○○ごとに」を意味する「every」としたのだろう。

コナミのゲーム作品において―
「デュエルリンクス」においては、DS(ダークシグナー)カーリー渚がこのカードをシンクロ召喚する際、口上こそ無いものの「ダークシンクロ」と言い、シンクロ召喚時の演出で現れるレベル分の星がアニメでのダークシンクロ召喚の黒い星となる専用の演出がある。
アニメ本編でのカーリーはダークシンクロモンスターを使用しておらず、その枠として意識されたのかもしれない。