遊戯王カードWiki - 《フォーチュンレディ・ファイリー》

《フォーチュンレディ・ファイリー/Fortune Lady Fire》 †

効果モンスター
星２/炎属性/魔法使い族/攻   ?/守   ?
このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×２００ポイントになる。
また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを１つ上げる（最大レベル１２まで）。
このカードが「フォーチュンレディ」と名のついた
カードの効果によって表側攻撃表示で特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体を選択して破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

　ANCIENT PROPHECYで登場した炎属性・魔法使い族の下級モンスター。
　フォーチュンレディ共通の永続効果と誘発効果、フォーチュンレディの効果で特殊召喚に成功した時に相手モンスター１体を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える誘発効果を持つ。

　フォーチュンレディ共通のレベルとステータスをアップする効果を持つが、初期ステータス・上昇値共に低いため、維持するメリットは少ない。
　フォーチュンレディの効果で特殊召喚された時の効果をメインに運用することになる。
　効果自体は《Ｎｏ.６１ヴォルカザウルス》とほぼ同様の効果であり、除去とダメージでアドバンテージを取りやすい。

　トリガーには、《フォーチュンレディ・ライティー》・《フォーチュンレディ・ダルキー》・《フォーチュンレディ・コーリング》・《フォーチュンレディ・リワインド》の４枚が対応している。
　《フォーチュンレディ・コーリング》は発動条件が緩く、使い勝手が良い。
　《フォーチュンレディ・リワインド》はフリーチェーンのため、相手の妨害に使える。
　特に相手モンスターが《オネスト》や装備魔法等で一時的に攻撃力が大幅に上がっている場合は、積極的に効果を発動していきたい。
　《フォーチュンレディ・ダルキー》で蘇生させても効果を使え、この場合ダメージステップに蘇生するため、対処が難しい。
　相手がこのカードを警戒して大型モンスターを出してこない場合や破壊耐性持ちに対しては、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や壊獣を使ってみるのも面白い。
　いずれも正規手順で特殊召喚すれば蘇生制限を満たすので、《ギブ＆テイク》で送りつけて繰り返しダメージを与えることも可能である。

　ただ、手札に来ると、通常召喚して《フォーチュンレディ・コーリング》の発動条件を満たすくらいしか使い道が無いのが難点。
　その場合も同名カードの特殊召喚が行えないため、他にフォーチュンレディがあるならば、手札コストで処理してしまうのが良いだろう。

　また、効果の発動が終わると攻撃表示の弱小モンスターでしかない事から非常に攻撃の的にされやすい。
　そのため、《ディメンション・マジック》や《ルドラの魔導書》等で墓地へ送ったり、《強制転移》で送りつけるようにしたい。

表側表示のモンスターしか破壊できず、効果を発動するには表側攻撃表示で出さなければならない。
チェーンして《月の書》等を使われると、低ステータスを晒すだけでなく、除去及びダメージまで回避されてしまう。

テキスト上は「フォーチュンレディと名のついた魔法・罠カードの効果」にも対応しているが、当時はそういったカードはまだ登場していなかった。
その後、第10期の《フォーチュンレディ・コーリング》と《フォーチュンレディ・リワインド》の登場にて意味を持つようになった。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「カーリーvsディヴァイン」（２戦目）においてカーリーが使用。
《フォーチュンレディ・ライティー》の効果で特殊召喚され、効果で《マジカル・アンドロイド》を破壊しディヴァインにダメージを与えた。
次のターンで《ストーム・サモナー》の攻撃対象となるが《フォーチュン・スリップ》で戦闘破壊を免れる。
最終的に、《地縛神Ａｓｌｌａｐｉｓｃｕ》のアドバンス召喚のため、《フォーチュンレディ・ライティー》と共にリリースされた。
- なお、効果ダメージを与えた際のディヴァインのライフポイント表示が間違っており、4000から1800に減少したような描写になっている（実際には4600から1800である）。

アニメでは、フォーチュンレディの効果以外で特殊召喚されても効果を発動できる、原作効果の《破壊輪》のような効果だった。
またテキストによるとセットされたモンスターも破壊することが可能だった。
この効果のままでは《マジシャンズ・サークル》などの魔法使い族を特殊召喚する効果で大ダメージを与えることが可能なため、OCG化においては条件がフォーチュンレディのみに制限された。
他の多くのフォーチュンレディ同様、OCG化の際に大幅に弱体化してしまっている。