《フォアグラシャ・ド・ヌーベルズ/Foie Glasya de Nouvelles》 †
儀式・効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分・相手の墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):フィールドのモンスターが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。
自分フィールドの「ヌーベルズ」モンスター1体と自分・相手フィールドの攻撃表示モンスター1体をリリースし、
手札・デッキからレベル5・6の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。
デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズで登場した闇属性・戦士族の儀式モンスター。
特殊召喚に成功した場合にいずれかの墓地のカードを合計3枚までデッキに戻す誘発効果、モンスターが効果・攻撃の対象になった場合に自分のヌーベルズと攻撃表示モンスターをリリースし、レベル5・6のヌーベルズ儀式モンスターを手札・デッキから特殊召喚する誘発即時効果を持つ。
(1)は墓地のカードを合計3枚までデッキに戻す効果。
単純な性能だけを見れば《イビリチュア・マインドオーガス》の劣化版だが、このカードはヌーベルズ儀式モンスターの効果で相手ターンに特殊召喚できるので、実戦では《宿神像ケルドウ》とほぼ同じ使用感で運用でき、非常に使い勝手のいい便利な効果である。
特に現環境では魔法・罠カードを含め墓地で発動するカードが多用される傾向にあり、相手ターンのうちにそれらを取り除いてしまえるのは大きい。
また、自分の墓地のヌーベルズや《ハングリーバーガー》をデッキに戻すことでリクルート先もしくはサーチ先を再装填する用途にも使えるので、使い所に困る事はほぼないだろう。
(2)はレベル5・6のヌーベルズの展開効果。
特殊召喚するレベル以外は《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》と同じであり、あちらを参照。
このカードはリリースする攻撃表示モンスターが自分のモンスターでもよく、かつレベル6の《バグリエル・ド・ヌーベルズ》を特殊召喚可能であるという条件を両方兼ね備えている唯一のヌーベルズ儀式モンスターである。
そのため相手フィールドに守備表示モンスターしか存在しない場合でも《バグリエル・ド・ヌーベルズ》をリクルートして全体除去に繋げる事ができるのは他のヌーベルズ儀式モンスターに無いこのカードのみの利点と言える。
- 名前の由来は世界三大珍味「フォアグラ」と、ソロモン72柱の1柱にも数えられる悪魔「グラシャ=ラボラス(Glasya-Labolas)」か。
- フォアグラとは、アヒルやガチョウの肝臓を肥大化させた食材であり、世界三大珍味の一つ。
イラストのモチーフになっている料理はフォアグラのソテーだろう。
- 他のヌーベルズモンスターの名前は料理名や調理法から取られているが、このカードのみ食材の名前が由来である。
- フランスは世界最大のフォアグラの生産・消費国であり、「フォアグラ」という名前自体も「foie:肝臓」+「gras:脂肪」のフランス語である。
- フォアグラのソテーはハンバーガーの具材として使われることも多いことから、モチーフに選ばれたのだろう。
- 現在では、フォアグラの大量の飼料を与えて肝臓を意図的に肥大化させる生産方法が動物愛護の面から問題視されており、生産や販売を禁止・自粛する流れが世界的に広まりつつある。
機内食からフォアグラのメニューを削除した航空会社も複数存在し、本場フランスでさえも近年ではフォアグラの代替品が徐々に普及を見せ始めている。
関連カード †
収録パック等 †
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