遊戯王カードWiki - 《ラヴァル・ガンナー》

《ラヴァル・ガンナー/Laval Blaster》 †

効果モンスター
星４/炎属性/戦士族/攻1200/守 800
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地に「ラヴァル・ガンナー」以外の
「ラヴァル」と名のついたモンスターが存在する場合、
デッキの上からカードを５枚まで墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力は、この効果を発動するために墓地へ送った
「ラヴァル」と名のついたモンスターの数×２００ポイントアップする。

　DUEL TERMINAL －エクシーズ始動！！－で登場した炎属性・戦士族の下級モンスター。
　召喚に成功した時に自分の墓地にラヴァルが存在する場合に、コストとしてデッキトップからカードを５枚まで墓地へ送り、その中のラヴァルの数だけ攻撃力を自己強化する誘発効果を持つ。

　一気に５枚もの墓地肥やしができるのは破格。
　これで３枚以上ラヴァルが落ちれば、《ラヴァルバーナー》・《ラヴァル・コアトル》の特殊召喚や《ラヴァル炎火山の侍女》の効果に繋がる。
　《炎熱伝導場》・《ラヴァルの炎車回し》には無い利点として、《炎渦の胎動》などのラヴァルの名は持たないがラヴァルを墓地からサポートするカードを落とせる可能性がある。

　ただし、「自分の墓地にラヴァルが存在する」という発動条件から初手では使いにくく、コストとして墓地へ送る事から《ラヴァル炎火山の侍女》の効果が発動できないなど、やや不便な面がある。
　また、【ラヴァル】は《真炎の爆発》を核にするタイプが主流であり、そちらを墓地へ落としてしまうリスクがあるのは看過できない問題である。
　よって、魔法・罠カードを落としてしまう可能性のあるこちらより、《炎熱伝導場》等の方が安定性はあるのは否めない。
　こちらは【ラヴァル】よりか、ラヴァルを混ぜたデッキの方が扱いやすい。
　エクシーズモンスター・シンクロモンスター共に一定の汎用性があるモンスターもいるので、条件は満たしやすい。

　類似効果を持つモンスターとして《カードガンナー》や《ライトロード・アサシンライデン》が存在する。
　こちらは１回で多くの墓地肥やしが可能だが、他の２枚は発動条件の無い起動効果なため、複数回発動できる可能性もある。
　戦士族である点や相手ターンに低攻撃力をさらさない点は《ライトロード・アサシンライデン》も同様なので、ラヴァルである点を活かしたい。

　焔聖騎士のサポートを受けられ、墓地に落とした炎属性・戦士族や装備魔法は《焔聖騎士－リナルド》で回収できるものの、あちらと相性の良い《聖騎士の追想イゾルデ》の効果の邪魔になる可能性が高い。

Ｖジャンプバトルサバイバー内のデュエル動画で、【ラヴァル】を使用したオモシロ・ジョークが使用。
劣勢時にその効果に望みをかけるも、墓地へ送ったカード５枚が全て魔法・罠カードだったため、全く意味の無い結果に終わってしまった。

ラヴァルの中でも比較的小型であり、部族の中でも若手の存在であろう事が窺える。
そういった事情からかは不明だが、ガスタとの交流なのか《ラヴァルバル・ドラグーン》となっている。
DTマスターガイドでは《ラヴァルバル・ドラグーン》は《ヴァイロン・ディシグマ》に吸収されてしまったとあるため、必然的に彼も吸収されてしまったという事になる。