《右手に盾を左手に剣を/Shield & Sword》 †
通常魔法
このカードの発動時にフィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターの元々の攻撃力と元々の守備力を、エンドフェイズ時まで入れ替える。
※エンドフェイズに適用終了となるカードに対するエラッタに伴い、テキスト内の「エンドフェイズ時」は「ターン終了時」と読み替えて使用する。
Vol.7で登場した通常魔法。
フィールドに存在する全てのモンスターの元々の攻撃力と元々の守備力を一時的に入れ替える効果を持つ。
守備力の高いモンスターを主体とすれば、大幅な全体強化が可能になる。
相手フィールドにも影響を及ぼすので、《ライオウ》や《フォトン・スラッシャー》といった高攻撃力・低守備力のモンスター達を戦闘破壊しやすくなる。
インヴェルズやフレムベルのような低守備力で統一されたカテゴリには、天敵に等しい効果といえる。
しかし、相手モンスターの守備力が低いという保証もないため、戦闘破壊に結びつかない場合も多い。
後にコンバットトリックにも使用できる《反転世界》や、条件が必要だが永続的に効果を適用する《おジャマ・カントリー》が登場している。
これらのカードとの差異は、条件が特に必要でない点と通常魔法ゆえの即効性がある事である。
しかし、1ターンのみの効果で1体を戦闘破壊する程度では割に合わず、場合によっては低攻撃力のままターンを渡してしまう危険性がある。
- 当時はインターネット上で裁定の変更を個人サイトで公開、掲示板などの交流の場での情報交換などを行い情報を得ることができたが、さほどインターネットが普及しておらず、あまり認知されなかった。
当時はローカルでのルールでプレイしていた層も多く、原作での使用方法からこれらの効果で使い続けたプレイヤーも多い。
この裁定が公になったのはテキスト上に変更が記されるようになった第3期である。
- カード名は(右利きであれば)一般的に剣は右手、盾は左手で持つため、これを敢えて逆に持つことで攻防の強さを入れ替えているというものだろう。
一方で、英語名ではこのニュアンスは失われている。
TCGの販売圏の国・地域では飛び道具のクロスボウの普及が早かったため、「剣」を重視するこのカードの趣旨が意味を成さないのかも知れない。
- 元々は、読者のアイデアを参考にして考案されたカードである。
- 「vsキース」戦では、魔法カード《バンデット−盗賊−》でキースに奪われているが、その際に「中々良いカード」と言われている。
(ちなみに原作ではこの際、他の城之内の手札は「カスみたいなカード」と貶められている。)
多数のカードを保有する元全米チャンプの彼に言わしめてる辺り、作中視点でも高く評価されている事が窺える。
- アニメ5D'sの「クロウvsボマー」戦において、ボマーが類似した効果を持つモンスター《急降下ボム》を使用している。
こちらは、手札から墓地へ送る事で同様の効果を発揮する。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:入れ替えた後の数値は、元々の数値として扱いますか?
A:はい、元々の数値として扱います。(09/01/09)
Q:このカードにチェーンした《リビングデッドの呼び声》などで特殊召喚されたモンスターの攻撃力・守備力は入れ替わりますか?
A:このカードを発動した時点でフィールドに存在するモンスターにのみ効果が適用されます。
したがって、チェーンした《リビングデッドの呼び声》等で特殊召喚されたモンスターには適用されません。(14/02/13)
Q:《D−HERO ダイヤモンドガイ》の効果でこのカードを墓地へ送った場合、墓地のこのカードの効果を発動する事ができますか?
A:いいえ、発動できません。(15/10/21)
Tag: 《右手に盾を左手に剣を》 魔法 通常魔法