《炎傑の梁山閣/Fire Fortress atop Liang Peak》 †
フィールド魔法
このカード名はルール上「炎舞」カードとしても扱う。
(1):「炎星」モンスターが召喚・特殊召喚される度にこのカードに炎星カウンターを1つ置く。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの炎星カウンターを以下の数だけ取り除き、その効果を発動できる。
●2:このターン、自分の獣戦士族モンスターが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。
●6:デッキから獣戦士族モンスター1体を手札に加える。
●10:デッキ・EXデッキから獣戦士族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
WORLD PREMIERE PACK 2020で登場したフィールド魔法。
炎舞としても扱う効果外テキスト、炎星が召喚・特殊召喚に成功した場合に炎星カウンターを置く効果、炎星カウンターを取り除きその数に応じた効果を持つ。
(1)は炎星カウンターを貯める効果。
《炎星師−チョウテン》・《微炎星−リュウシシン》で炎星を蘇生し、エクストラデッキから炎星を出すだけで3つのカウンターが貯まる。
《炎舞−「天枢」》も加えればさらに置くスピードが上がる。
(2)は炎星カウンターを取り除くことで、その数に応じた効果を適用する。
2個取り除いた時の効果はバトルフェイズ中のカードの発動の制限。
《暗炎星−ユウシ》・《勇炎星−エンショウ》の効果の発動を通しやすくなる。
6個取り除いた時の効果は獣戦士族のサーチ。
必要な個数が多いが、上記のカードに加えて《炎星侯−ホウシン》や《真炎の爆発》を組み合わせれば1ターンで発動するのも不可能ではない。
《炎舞−「天キ」》の存在もあるものの、サーチ手段は多いに越したことはない。
10個取り除いた時の効果はデッキ・エクストラデッキから獣戦士族を特殊召喚する効果。
そこまで展開ができれば十分な戦力がそろっていることが多いのでオーバーキルとなりがちである。
逆に劣勢の状況ではこのカードが除去される可能性が高く、相手が素直に発動を通してくれるとは限らない。
6個の効果と比較しても、4回追加で召喚・特殊召喚して1体の見返りを狙うよりは、1枚のカードから追加でモンスターを並べる方が有意義なため、こちらの効果を狙うことはほとんどないだろう。
この効果を狙うならば、攻撃的なモンスターより《剣闘獣ヘラクレイノス》のような守備的なモンスターが狙い目となる。
ただし高い展開力を持つ《炎星侯−ホウシン》、《寿炎星−リシュンマオ》はその残存効果により特殊召喚できるモンスターの幅を狭めてしまう。
よって発動できる場合も炎星モンスターをリクルートしてさらなる展開へつなげるだけになることも多いだろう。
- モチーフは、『水滸伝』にて主人公達の拠点であった「梁山泊」だろう。
元々はかつて中国に実在した地名であり、近くに「梁山」と呼ばれる山があったことからこの名がついた。
黄河の氾濫などの影響で入り込んだ地形となったことから、梁山泊は盗賊や反政府勢力の拠点となっていき、『水滸伝』のモデルとなった宋江の反乱もこの付近で起きている。
- 日本では、『水滸伝』の影響で「優れた人物が集まる場所」「有志が集う場所」といった意味でも用いられている。
関連カード †
収録パック等 †
Tag: 《炎傑の梁山閣》 魔法 フィールド魔法 炎舞