《花札衛−桐−/Flower Cardian Paulownia》 †
効果モンスター
星12/闇属性/戦士族/攻 100/守 100
(1):自分フィールドにレベル11以下の「花札衛」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「花札衛」モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
(2):このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。
その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
コレクターズパック−閃光の決闘者編−で登場した闇属性・戦士族の最上級モンスター。
自身を特殊召喚する起動効果、攻撃対象になった時、バトルフェイズを終了してドローする誘発効果を持つ。
(1)の効果は《花札衛−松−》以外の通常召喚モンスターの花札衛に共通する手札からの特殊召喚効果。
レベルを参照するため、リリースなしで通常召喚が可能な《花札衛−松−》・《花札衛−桜−》をトリガーとするのが基本となる。
このカードや《花札衛−柳−》は《花札衛−雨四光−》や他の高レベルの花札衛をトリガーにすることもできるため手札で腐りづらく、特に扱いやすい部類に入る。
(2)の効果は自身への攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了し、ドローする効果。
相手に攻撃されても戦闘を行うことがなく、実質、戦闘破壊耐性と言える。
その性質上他の花札衛よりも場持ちが良いが、能動的に発動できる効果ではないため、花札衛を展開していく中では低リスクで手札からフィールドに出す以上の働きができないのが難点。
そもそも花札衛、特に低ステータスであるカス札にあたるカードは極力自分のターン中に何らかの素材として清算しておきたいことが多く、相手のターンでしか効果を生かせないというのはデッキのコンセプトとかみ合わせが悪い。
効果自体も確かに戦闘には強いものの、他の耐性がある訳ではないため、サポート無しにこのカードを置いていてもバトルフェイズに入る前に除去される危険性が高い。
さらに他の花札衛が攻撃される時は干渉できないため、牽制能力も今一つ高くはない。
《キラー・トマト》や《リビングデッドの呼び声》など相性の良いカードはあるが、花札衛にそれらのカードを投入することは事故の危険性も高めてしまう。
(2)の効果はオマケ程度と考えておき、4枚目以降の《花札衛−柳−》と捉える方が良いだろう。
ただし、《花合わせ》で展開できる花札衛はこのカードを含め5種類しかないため、《花札衛−芒−》を採用しない場合はこのカードを採用しない選択肢は無くなることは覚えておきたい。
- モチーフは花札における桐の1点札(カス札)だろう。
12月を表す桐の札の1つで、3枚もあるため各月と比較して最も多い。
このうち2枚はこのカードと同じように背景が白いが、1枚は下半分が黄色になっている。
イラストのように余白が多いためか、変化を付けるために主に下側のスペースを使って花札の商標権を示すロゴや、なんらかの熟語などが書かれていることが多い。
- 桐はゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹で、5〜6月に花を咲かせ、秋に実をつける。
このため12月には花どころか、実も葉も殆ど落ちてしまっている。
花が咲いていない月にもかかわらず12月を表す札に桐の花が採用された理由としては諸説あるが、花札のセットの最後である12月ということで「これっきり」からもじったという説が有力とされる。
関連カード †
―イラスト関連
―《花札衛−桐−》の姿が見られるカード
収録パック等 †
Tag: 《花札衛−桐−》 モンスター 効果モンスター 星12 闇属性 戦士族 攻100 守100 花札衛