灰塵王(かいじんおう) アッシュ・ガッシュ/Gash the Dust Lord》

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1000/守1200
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。

 Vジャンプ(2009年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した闇属性悪魔族下級モンスター
 戦闘ダメージを与えた時に自身のレベルを上昇させる誘発効果を持つ。

 レベルが上がったところでステータスは変化しないため、シンクロ召喚エクシーズ召喚に使うのが基本となる。
 ステータスの低さから場持ちが悪いため、1度戦闘ダメージを与えレベル5にした後はシンクロ素材エクシーズ素材にしてしまいたい。

 しかしステータスが低いため、戦闘ダメージを与えるには《月鏡の盾》などでのサポートが必要。
 さらに効果のために戦闘する必要があるため、シンクロ召喚を行うのは必然的にメインフェイズ2となり、そのシンクロモンスターはそのターン攻撃できない事になる。
 よって、コンバットトリック相手ターン中にレベルを上げておいたり、《緊急同調》バトルフェイズ中にシンクロ召喚を狙う等の工夫が必要になる。

 しかし、そこまでするならば《太陽の神官》《サイバー・ドラゴン》などの最初からレベル5で出しやすいモンスターを採用した方が明らかに使いやすい。
 元々のレベルが4である事にこだわっても、このカードよりも簡単にレベルを上げられる《ゼンマイソルジャー》《先史遺産ゴールデン・シャトル》などが存在する。
 リクルーター《タンホイザーゲート》のサポートを受けられるが、それは《太陽の神官》にも言える事である。
 《強化蘇生》を使えば似たような事もできるため、やはり総合的に見て使いづらいと言わざるを得ないだろう。

  • 元ネタは「灰は灰に、塵は塵に(ashes to ashes, dust to dust)」だろう。
    正確には「土は土に(earth to earth)」から始まる「あるべき大地に人は還る」という旧約聖書の創世記からの一節で、キリスト教の葬儀でも祈祷として用いられる。
    「灰塵」とは「灰や塵」「価値の無いもの」「取るに足りないもの」という意味。
    「アッシュ(Ash)」は「灰」、一方の「ガッシュ(Gash)」は「(長く深い)切り傷」である。
    漫画でジャックが使用した他のモンスターである《紅蓮王 フレイム・クライム》《幻影王 ハイド・ライド》等の名前を考慮すると、韻を踏んで選ばれた単語だと推測できる。
  • 宣言に影響は無いが「灰燼」ではないため検索する際は注意。
  • 漫画5D'sでジャックが使用したモンスターカードは、英語名での翻訳時《○○王 ●●/○○ King ●●》でほぼ統一されているが、このカードは「アッシュ・ガッシュ」が「Gash」、「灰塵王」も「Dust Lord」と略され、カード名が大きく異なる。
    上述の通り「Ash」と「Dust」の二単語が揃うことでの宗教的表現を回避するためと思われるが、「王」も「Lord」とされたことで統一感が失われている。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:このカードが自身の効果レベルが変化している時に《スキルドレイン》等の効果を受けた時、レベルは元に戻りますか?
A:はい、元に戻ります。(10/04/11)


Tag: 《灰塵王 アッシュ・ガッシュ》 効果モンスター モンスター 星4 闇属性 悪魔族 攻1000 守1200

広告