《騎甲虫スティンギー・ランス/Beetrooper Sting Lancer》 †
効果モンスター
星7/風属性/昆虫族/攻2400/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分の墓地の昆虫族モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを持ち主のデッキの一番下に戻す。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ビートルーパー」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
WORLD PREMIERE PACK 2022で登場した風属性・昆虫族の最上級モンスター。
自分・相手のメインフェイズに自身を手札から特殊召喚し、自分墓地の昆虫族と相手墓地の任意のモンスターを1体ずつデッキボトムに戻す誘発即時効果、召喚・特殊召喚に成功した場合にビートルーパー魔法・罠カードをサーチできる誘発効果を持つ。
(1)はお互いの墓地のモンスターをデッキに戻しつつ自身を特殊召喚する効果。
【昆虫族】は墓地を肥やす事は得意な部類に入るため特殊召喚の条件は緩く、先攻1ターン目でもない限りお互いの墓地にモンスターが1体も存在しない状況は稀だろう。
また、自分の墓地は昆虫族に限定されているが、相手の墓地には指定が無いので、僅かながら墓地リソースを削る役割も果たせる。
メインフェイズ限定ではあるもののフリーチェーン故に、相手の蘇生・サルベージ効果にチェーン発動すれば、相手の墓地利用を阻害しながらの特殊召喚も可能。
自分の墓地に関しても、サーチャーのサーチ先やリクルーター、《共振虫》や《おろかな埋葬》等によってデッキから直接墓地へ送る事で効果を発動できる《ゴキポール》等の再利用に使えるため、無駄が少ない。
また、自分の《増殖するG》の発動に対して《墓穴の指名者》を発動された際に、この効果をチェーンして《増殖するG》をデッキに戻す事で、《墓穴の指名者》を不発にさせるといった動きも可能。
ただし、墓地コストを要求する《デビルドーザー》等との兼ね合いには注意しておきたい。
(2)はビートルーパー魔法・罠カードのサーチ効果。
召喚・特殊召喚のどちらにも反応し、最も手っ取り早いのは(1)の効果による自己特殊召喚からの発動だろう。
他にも《No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》による蘇生や《超進化の繭》によるリクルート、レベル7なので《寄生虫パラノイド》による手札からの特殊召喚などにも対応するため、発動トリガーとなる特殊召喚手段は豊富。
サーチするカードとしては、《騎甲虫隊戦術機動》はこのカードを特殊召喚できるカードであり、展開能力が上がる。
自分のターンに特殊召喚した場合はそのままセットできる《騎甲虫空殺舞隊》を、相手ターンで特殊召喚した場合はこのカードが除去されてもフォローできる《騎甲虫隊戦術機動》をサーチできるため、使い分けられる。
(1)の効果は汎用性が高く、特殊召喚しやすいアタッカーと見ても扱いやすい部類に入るため、(2)の効果を狙わずとも単体で【昆虫族】に採用が検討できる。
最上級モンスターゆえに《共振虫》によるサーチが容易な点も優秀で、手軽にサーチできる墓地阻害要員として投入するのもよいだろう。
同じく汎用性の高い種族サポートカードである《騎甲虫隊降下作戦》と合わせて投入すれば、サーチ効果も無駄なく活かせるため、さらにアドバンテージを稼ぐ事もできる。
また、《騎甲虫スケイル・ボム》や《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》など、このカード以外にも昆虫族全般で使えるビートルーパーは多いため、それらの比率が上がるのであれば【昆虫族】でも《騎甲虫空殺舞隊》のセット採用を考慮できるだろう。
《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》の効果でリクルートしあちらと並べれば、このカードの(2)の効果で《騎甲虫空殺舞隊》をサーチできるため、《騎甲虫空殺舞隊》のどちらの効果の発動条件も整えられた盤面を作る事が可能。
- 公式Twitterで設定画が公開されている。
この設定画を踏まえると、モチーフは蜂であるようだ。
- 英語名の「Sting」は単に「刺す」という意味もあるが、その中でも「虫に刺される」ことを表現することにも用いられる。
関連カード †
―《騎甲虫スティンギー・ランス》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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