《逆転する運命/Reversal of Fate》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する
「アルカナフォース」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターがコイントスの裏表によって得た効果は逆になる。
LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した通常罠。
アルカナフォースがコイントスによって得た効果を逆転させる効果を持つ。
デメリット効果を得たアルカナフォースへの保険となるカード。
アルカナフォースのデメリットはキツいものも多く、デメリット効果をメリット効果に変更できるこのカードは【アルカナフォース】では重要になる。
《光の結界》と共に採用し、上手くメリット効果を出していきたいところである。
フリーチェーンの通常罠であるため、奇襲性を高めるために基本的には発動はここぞという時まで待つ方が良い。
例えば裏の効果を得た《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》が存在する場合、攻撃宣言されたときに発動して表の効果に変えることで迎撃が狙える。
また、表の効果を得ている《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》が破壊されるときに発動することで、裏の効果を使用することができる。
ただし、既に発動してしまった起動効果や誘発効果にこのカードをチェーンしても、その効果を切り替えることはできない。
《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》や《アルカナフォースXV−THE DEVIL》などが該当する。
このように事前にこのカードで効果を変更しておく必要性があり、相手の意表を突く使い方はできないものも存在するので事前に確認しておきたい。
また、《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》は裏の効果が発動した時点でコントロールが移ってしまうので、このカードでデメリットを回避することはできない。
《アルカナコール》と違い効果は永続的に変更されるので、長期的なデメリット回避手段としてはこちらの方が優秀である。
一方で《アルカナコール》は他のモンスターの効果を得ることで爆発力のあるコンボを決められるので、全体的には相互互換だろう。
留意すべきなのは、コイントスでの効果を得ていないアルカナフォースは発動の対象にできないこと。
これは、コイントスを行わずに効果を決める、《光の結界》の効果で裏表が決まったアルカナフォースに対しても使えないということなので、注意が必要。
- 「WHEEL OF FORTUNE(運命の輪)」はタロットにおける大アルカナの10番目のカード。
正位置は「転換点」「幸運の到来」「定められた運命」を表し、逆位置は「情勢の急激な悪化」「突然のアクシデント」を表す。
- モチーフが「WHEEL OF FORTUNE」であるため、英語名も「Reversal of Fortune」とするのが自然ではあるが、英語名では「Fortune」ではなく「Fate」を用いている。
OCGにおいて「運命」は「Destiny」もしくは「Fate」と訳されるので、前例には倣っていると言える。
- アニメ5D'sにおけるジャックのD・ホイールの名前も「ホイールオブフォーチュン」である。
- イラストのモンスターはカジノゲームのルーレットで使われる回転盤をモチーフにしたものとなっている。
一般的にはこのボールを投げ入れる回転盤も「ルーレット」と呼ばれることが多いが、正式にはこの回転盤は「ホイール」と呼ぶ。
そのため、このデザインについても単なる「運命→ギャンブル」という連想以外に、ルーレットの「ホイール」を「WHEEL OF FORTUNE」の「WHEEL」(車輪)に掛けたものとも取れる。
- OCG化されたカードとアニメ及びゲーム版のカードとでは、イラストに描かれたモンスターの向きや目線が若干ながら異なる。
アニメ及びゲーム版のイラストでは、こちらに向いている2つの眼だけでなく、四方に合計4つの眼があることが見て取りやすい。
- DUEL TERMINALでは最初のステージの斎王が使用。
逆位置の効果を正位置に変更させるために発動されることが多いが、そもそも同作では彼の持つ「運命力」の再現のため正位置が出やすい仕様なので、腐りやすい。
また、隠しデッキ「ラプラスの悪魔」にも投入されており、プレイヤーにとっては非常に心強い。
- 「デュエルリンクス」では、斎王が使用するスキルにこのカードと同名のものがある。
スキルの効果もこのカードと同じであるが、あちらはデュエル中に2度しか使用できない。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:自分フィールド上に表側の効果を得た《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》と、自分墓地に《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》が存在します。
《逆転する運命》を発動した後、《アルカナコール》を発動して《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》を除外した場合、《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》はどの効果を得ますか?
また、エンドフェイズ以後にはどんな効果を得るようになりますか?
A:《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》の裏の効果を得ます。
エンドフェイズ以後は《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》の裏の効果を得ます。(10/07/29)
Q:自分フィールド上に表側の効果を得た《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》と、自分墓地に《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》が存在します。
《アルカナコール》を発動して《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》を除外した後、《逆転する運命》を発動すれば《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》はどの効果を得ますか?
また、エンドフェイズ以後にはどんな効果を得るようになりますか?
A:《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》の裏の効果を得て、エンドフェイズ以降もそのままです。(10/07/29)
Q:このカードによって入れ替えた後の効果も、引き続き「コイントスによって得た効果」として扱いますか?
A:はい、扱います。
そのため、《逆転する運命》で効果を入れ替えたアルカナフォースに対して、さらに《逆転する運命》を発動して効果をまた入れ替える(元に戻す)ことも可能です。(12/06/22)
Q:《アルカナフォースXXI−THE WORLD》の裏の効果にチェーンしてこのカードを発動しました。
この場合、《アルカナフォースXXI−THE WORLD》の裏の効果は適用されますか?無効になりますか?
A:はい、裏の効果として適用されます。(15/03/02)
Q:以下の「アルカナフォース」モンスターを対象として、《逆転する運命》・《アルカナコール》を発動できますか?
(A)コイントスを行った「アルカナフォース」モンスター
(B)コイントスを行った後、効果が無効化された状態になった「アルカナフォース」モンスター
(C)コイントスを行った後に裏側守備表示になり、リバースしていたり、一時的に除外された後にモンスターゾーンに戻っている「アルカナフォース」モンスター
(D)《光の結界》の(2)の効果を適用したことによって、コイントスを行わなかった「アルカナフォース」モンスター
(E)コイントスを行う効果の発動や効果が無効化され、コイントスを行っていない「アルカナフォース」モンスター
A:"コイントスによって効果を得たモンスター"とは、実際にコイントスを行い効果を得た、モンスターゾーンに表側表示で存在する「アルカナフォース」モンスターのことを指します。
(A)(B)発動できます。
どちらの場合でも、コイントスによって効果を得ているモンスターです。
ただし、コイントスによって「効果を適用する」とあるモンスターはコイントスによって効果を得ることはありませんので、対象にできません。
(C)発動できません。
モンスターゾーンに表側表示で存在しなくなった時点で、コイントスによる効果は得ていない状態になります。
(D)(E)発動できません。
実際にコイントスを行っていないモンスターは、”コイントスによって効果を得たモンスター”ではありません。
なお、「アルカナフォース」モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚成功時の効果の発動にチェーンし、そのモンスターを対象として《逆転する運命》・《アルカナコール》を発動することもできません。(コイントスを行うモンスター効果を発動した「アルカナフォース」モンスターは、まだ"コイントスによって効果を得たモンスター"ではありません。)(24/10/26)
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