《禁じられた聖槍/Forbidden Lance》 †
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
STORM OF RAGNAROKで登場した速攻魔法。
モンスター1体の攻撃力を弱体化させ、他の魔法・罠カードの効果を受けない耐性を付与する効果を持つ。
相手モンスターに使用して戦闘補助としたり、自分のモンスターに使用して相手の魔法・罠カードの妨害を回避できたりと、攻守両面で活躍する便利なカード。
《収縮》や《突進》等と同様にダメージステップに発動できるため、奇襲性も高い。
自分のモンスターに使った場合、攻撃力がダウンするのはマイナスだが、魔法・罠カードによる除去等から守りたい場合には重宝する。
守備力は変化しないので、自分フィールドの表側守備表示のモンスターや攻撃力0のモンスターに使えばノーリスクで魔法・罠カード耐性を持たせる事ができる。
他のカードでは対処しにくい《月の書》等の速攻魔法や手札から直接発動した《無限泡影》などを防げるのも大きな利点と言える。
御巫は攻撃力0だが、専用の装備魔法を優先した方が良い。
欠点として、戦闘相手のモンスターとの攻撃力差が800以下の場合、《次元幽閉》等からは守れるが戦闘破壊されるというジレンマに陥る。
これらのカードを発動させないアンティーク・ギアやダメージ計算を行わない《N・グラン・モール》・《A・O・J カタストル》などはこの点をカバーでき相性は良い。
ライフポイントをより多く失うが、《ピラミッド・タートル》等の自爆特攻要員も同様である。
相手モンスターに使った場合、下降値は800と低くはないが、自分の戦闘モンスターと余りに攻撃力が離れすぎたモンスターには使い難い。
効果の性質上重ねて使用することもできないため、カードを使用して倒せる範囲は《収縮》に劣る。
しかし、魔法・罠カードによる強化も無力化できるため、装備魔法やフィールド魔法などを多用するデッキには、致命的なカードとなり得る。
また、直接破壊することはできないが、《スキルドレイン》等の影響力の高い永続カードに対しても有用。
《スキルドレイン》の影響を受けるモンスターも魔法・罠除去効果を持っているならば、処理も可能になる。
《人造人間−サイコ・ショッカー》に使えば、先出しの《スキルドレイン》を以後無効化し続けることもできる。
このように、汎用性が高く使用するデッキを選ばないため、主流デッキでも環境次第では高い採用率を誇るカードとなる。
【剣闘獣】のように戦闘が重要なデッキ以外でもビートダウンデッキならば投入して損はしない1枚である。
- 「聖槍」とは、十字架上のキリストの死を確認するため、その脇腹を刺したとされる槍であり、その衛兵の名にちなんで「ロンギヌスの槍」とも呼ばれる。
この時にロンギヌスの視力が回復したと伝えられるものに始まり、この槍、そしてその刺し傷から血を受けた聖杯は持つものに奇跡の力を与えると言われる。
アーサー王や十字軍が聖槍を手に入れたという伝承にはじまり、実在の英雄や政治家がこれを求めていたという逸話も多いが、実のところ聖槍・聖杯の行方は分かっていない。
- 原作・アニメ・ゲーム作品以外において―
遊戯王カードゲーム25周年イベント「遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUARTER CENTURY」 デュエルオペラ『遊☆戯☆王VRAINS 〜 Playmaker vs リボルバー 〜』でPlaymaker/藤木遊作役の石毛翔弥氏が使用。
《魔法の筒》に対して《デグレネード・バスター》を対象に発動し、敗北を防ぐ活躍を見せた。
作中では遊作がPlaymakerを名乗り始めて以降の時系列では使用されなかったカードであるが、発動シーンを皮切りにVRAINSの作中BGM「Playmaker」が流れるなど、演出面でかなり優遇されている。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:ダメージステップ時に発動できますか?
A:はい、できます。(10/11/13)
Q:攻撃力800未満のモンスターを選択できますか?
A:はい、対象にでき、そのモンスターの攻撃力は0になります。(10/11/13)
Q:攻撃力が0のモンスターを選択できますか?
A:はい、対象にでき、「魔法・罠カードの効果を受けない」効果だけが適用されます。(10/11/13)
Q:このカードの効果が適用されているモンスターが裏側表示になり、そのターンのうちにリバースした場合、このカードの効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(10/11/13)
Q:《青眼の白龍》に《収縮》を使用した後に、そのモンスターにこのカードを使用した場合、ステータスはどうなりますか?
A:《収縮》の効果によって半減した攻撃力1500から、さらに800減少した700となります。(10/12/06)
Q:このカードの効果が適用されているモンスターは、融合素材や儀式召喚のためのリリースにできますか?
A:いいえ、できません。(10/11/19)
Q:このカードの効果が適用されている《キャノン・ソルジャー》が《クリボー》をリリースし、それに対して《天罰》が発動されました。
どのように処理しますか?
A:モンスター効果の発動は無効にされず効果はそのまま適用され、《キャノン・ソルジャー》は破壊されずフィールドに残ります。(11/10/31)
Q:このカードの効果が適用されている《キャノン・ソルジャー》が自身をリリースし、それに対して《天罰》が発動されました。
どのように処理しますか?
A:モンスター効果の発動は無効にされ、効果ダメージは発生しません。(11/10/31)
Q:このカードの効果が適用されているモンスターを魔法・罠カードの対象にとれますか?
A:発動はできますが、効果の適用はされません。(10/11/14)
Q:このカードの効果によって攻撃力が500以下になった機械族モンスターを対象に《機械複製術》を発動した場合、同名モンスターを特殊召喚できますか?
A:はい、その場合でも特殊召喚されます。(11/08/25)
Q:このカードによって《未来融合−フューチャー・フュージョン》によるモンスター破壊効果を無効化させることができますか?
A:はい、できます。
ただし、ターン終了時にこのカードの効果が切れた後に《未来融合−フューチャー・フュージョン》がフィールドを離れた場合、モンスターは破壊されます。(10/12/17)
Q:《リミッター解除》を使用した後、機械族にこのカードを使用した場合エンドフェイズのモンスター自壊効果を無効化させることができますか?
A:いいえ、その場合でも既に適用されている《リミッター解除》の効果は無効にできず、エンドフェイズ時に自壊します。(10/12/29)
Q:《BF−疾風のゲイル》の効果で攻撃力が半分になったモンスターにこのカードの効果を使用しました。
ターン終了時に攻撃力はどうなりますか?
A:《BF−疾風のゲイル》の効果で半分になった数値に戻ります。(10/11/21)
Q:効果を使用した《ダークエンド・ドラゴン》にこのカードの効果を使用しました。
ターン終了時に攻撃力はどうなりますか?
A:《ダークエンド・ドラゴン》の元々の攻撃力から効果を使用した数値分ダウンします。(11/03/27)
Q:自分が《六武衆の影武者》を召喚し、その召喚に対し相手が《連鎖除外》を発動、その《連鎖除外》にチェーンして《六武衆の影武者》を対象にこのカードを発動しました。
《連鎖除外》の処理はどうなりますか?
A:召喚した《六武衆の影武者》は除外されず、デッキ、手札の同名カードも除外されません。(12/02/27)
Q:《ドラグニティ−ドゥクス》の効果を発動し墓地の《ドラグニティ−ファランクス》を装備しようとしました。
効果処理時にこのカードの効果が適用されている場合、《ドラグニティ−ファランクス》は《ドラグニティ−ドゥクス》に装備されますか?
A:《ドラグニティ−ドゥクス》が装備するモンスターは装備魔法カードとして扱いますが、装備カードを装備する事が、魔法カードの効果を受ける事と同じではありません。
したがって、このカードの効果が適用された《ドラグニティ−ドゥクス》は、自身の効果によって《ドラグニティ−ファランクス》を装備する事ができます。
ただし、このカードの効果が適用されたモンスターは《アームズ・エイド》のような装備することで装備モンスターのステータスを変動させる効果を受けません。(10/12/28)
Q:《デモンズ・チェーン》(永続罠)の発動にチェーンして、またはその効果の適用後にこのカードを発動しました。
このカードの効果が適用されたモンスターは、適用の終わった次のターン以降この《デモンズ・チェーン》の効果を受けますか?
A:いずれの場合も永続罠の効果は一時的に無効化されます。
次のターン以降は永続罠の効果を受けます。(11/01/31)
Q:《強制転移》の発動にチェーンして発動されたこのカードの効果が適用されたモンスターは、コントロールを変更されますか?
A:このカードの効果が適用されたモンスターは、《強制転移》によってコントロールを変更されません。(11/04/13)
Q:フィールドにモンスターが2体存在し、内1体はこのカードの効果を受けています。
この時に《ブラック・ホール》が発動された場合、《ブラック・ホール》に対して《スターライト・ロード》は発動できますか?
(モンスターは2体だが、1体はこのカードの適用で破壊されないため)
A:はい、その場合でも《スターライト・ロード》を発動できます。(11/09/04)
Q:《メタル・リフレクト・スライム》に使用した場合、《メタル・リフレクト・スライム》はモンスターである状態を維持できなくなりますか?
A:いいえ、モンスターとして扱うままです。(11/10/03)
Q:《甲虫装機 ダンセル》の甲虫装機を装備する効果にチェーンしてこのカードを発動した場合、どう処理しますか?
A:通常の処理で《甲虫装機 ダンセル》の効果を適用します。
ただ、装備状態となった甲虫装機の攻撃力アップ効果やレベル増減効果は適用されません。(12/03/15)
Q:上記から、このカードの効果を適用された甲虫装機に装備されている《甲虫装機 ホーネット》の破壊効果は発動できますか?
A:できます。(12/03/15)
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