遊戯王カードWiki - 《黒鋼竜》

《黒鋼竜(ブラックメタルドラゴン)/Black Metal Dragon》 †

効果モンスター
星１/闇属性/ドラゴン族/攻 600/守 600
(1)：自分フィールドの「レッドアイズ」モンスター１体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのカードを
攻撃力６００アップの装備魔法カード扱いでその自分のモンスターに装備する。
(2)：このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「レッドアイズ」カード１枚を手札に加える。

　クラッシュ・オブ・リベリオンで登場した闇属性・ドラゴン族の下級モンスター。
　手札かフィールドからレッドアイズに装備し攻撃力を600上げる起動効果、フィールドから墓地へ送られた場合にレッドアイズをサーチする誘発効果を持つ。

　(1)は手札・フィールドからレッドアイズモンスターに装備して攻撃力を増強する効果。
　上昇値は微量だが、《真紅眼の黒竜》に装備すれば3000、《真紅眼の飛竜》に装備すれば上級ラインの2400にまで上げられる。
　変わったところでは、《真紅眼の不死竜》の攻撃力を上げて戦闘破壊可能なアンデット族モンスターの範囲を広げるという方法もある。

　(2)はフィールドから墓地へ送られた場合にレッドアイズカードをサーチする効果。
　(1)で装備カードとなっている場合に墓地へ送られても発動するため、アドバンテージを維持しやすくなる。
　タイミングを逃さない効果なので、エクシーズ素材以外の各種素材やコストとして墓地へ送ってもサーチできる。
　また、《金華猫》でこのカードを特殊召喚すれば、《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を特殊召喚した上でレッドアイズカードもサーチできる。
　サーチするカードの種類は問わないが、魔法・罠カードのサーチであれば《レッドアイズ・インサイト》を用いれば墓地肥やしをしつつサーチが行える。
　そのため動きとしては《レッドアイズ・インサイト》を経由してレッドアイズ魔法・罠カードをサーチするか、あちらが対応していないレッドアイズモンスターをサーチするかの二択が基本となる。
　もっとも、《レッドアイズ・インサイト》にはコストと１ターンに１枚の制限がある。
　既に《レッドアイズ・インサイト》が手札にある場合など、状況次第では他のレッドアイズ魔法・罠カードを直接サーチする事も択となり得る。

　レベル１・ドラゴン族のステータスはどちらも素材の条件としているリンク１のリンクモンスターが存在しており、それらのリンク素材にする事で即座にレッドアイズカードをサーチできる。
　また、(2)によって《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》がサーチできる為、《黒鋼竜》を素材やコスト等で墓地へ送りドラゴン族モンスターをフィールドに出せた場合には、そのモンスターを除外する事でそのまま《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の特殊召喚に繋げる事が可能。
　よって、《黒鋼竜》をリンク素材にして《ストライカー・ドラゴン》をリンク召喚するだけで《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚する準備が整う。
　フィールドに表側表示の《黒鋼竜》が１枚あるだけで多くのドラゴン族と相性がいい《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の特殊召喚まで繋がる事から、【真紅眼の黒竜】以外の各種【ドラゴン族】でも採用を検討できる。

(1)は手札から発動すれば召喚権を消費せずモンスターゾーンの圧迫もなくフィールドに出せ(2)にもつなげやすい。
しかし、無効にして破壊された場合や対象の除去などで不発になった場合には、フィールドに出る前に墓地へ送られるために条件を満たさず(2)を発動できない。
事前にフィールドに出していたなら同様の妨害を受けても条件が満たされる。
妨害が想定される状況で(2)の発動を確実にしたい場合は、あえて召喚権を消費しフィールドで(1)を発動する事も選択肢になるのは覚えておきたい。

(2)は第９期登場のカードにしては珍しく、同名カードを含めた回数制限が無い。
そのため、複数回フィールドから墓地へ送る事で同一ターンで２枚以上のレッドアイズをサーチできる。
上述の様に、このカードをリンク素材に《ストライカー・ドラゴン》を出す事で《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の特殊召喚に繋がるため、その効果でこのカードを蘇生し、リンク素材に使えば容易。

《スケープ・ゴート》の併用で《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を２体並べる事も可能。
ただし、エクストラデッキの枠を大量に消費するので、バランスを見極めた上で使いたい。
1. 《スケープ・ゴート》の効果を発動→４体の羊トークンを特殊召喚。
2. 《黒鋼竜》を召喚（又は他カード効果で特殊召喚）し、その《黒鋼竜》と羊トークンＡで《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》Ａを特殊召喚し、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》をサーチする。
3. 《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》Ａを除外して《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚し、その効果で《黒鋼竜》を蘇生する。
4. 羊トークンＢとその《黒鋼竜》で《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》Ｂを特殊召喚し、レッドアイズをサーチする。
5. 羊トークンＣと《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》で《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》Ｃを特殊召喚する。

(2)で《真紅眼融合》をサーチする場合、《黒鋼竜》を「召喚」した後にサーチしても同ターンに発動できない。
既に「召喚」が行われており、《真紅眼融合》の制約に反するためである。
しかし、セットであれば制約に反しないため、「裏側守備表示で通常召喚」した《黒鋼竜》を墓地へ送った場合には、同ターンに発動する事ができる。
全体除去に巻き込む、コストにするなど裏側守備表示のままでも墓地へ送れるカードがある場合には、この動きが可能か確認しておくといいい。