《終戒超獸−ヴァルドラス/Varudras, the Final Bringer of the End Times》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク１０/闇属性/幻竜族/攻3000/守3000
レベル１０モンスター×２体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：相手が効果を発動した時、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
その後、このカードのＸ素材を１つ取り除く事ができる。
その場合、さらにフィールドのカード１枚を破壊する。
(2)：Ｘ素材を持っているこのカードが攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。
フィールドのカード１枚を破壊する。
(3)：Ｘ召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
フィールドのカード１枚を破壊する。
LEGACY OF DESTRUCTIONで登場した闇属性・幻竜族のエクシーズモンスター。
エクシーズ素材を１つ取り除くことで相手の効果の発動を無効にし、その後更にエクシーズ素材を１つ取り除くことで単体除去する誘発即時効果、エクシーズ素材を持っている自身が攻撃したダメージステップ開始時に単体除去する誘発効果、エクシーズ召喚した自身が破壊された場合に単体除去する誘発効果を持つ。
(1)はエクシーズ素材１つを消費して効果の発動を無効化する効果。
汎用的な妨害・制圧手段として利用でき、フィールド以外で発動した効果にも対応する。
更に追加でエクシーズ素材１つを消費すれば単体除去できる。
無効ついでにボード・アドバンテージも得られ、無効化したカード以外の破壊も可能。
ただし、エクシーズ素材を合計２つ消費するため、２体でエクシーズ召喚した場合はエクシーズ素材を使い切ってしまい(2)の使用を諦める必要がある。
(2)はエクシーズ素材を持った自身が攻撃するダメージステップ開始時に単体除去する効果。
エクシーズ素材を持っている必要があるので、(1)の使い方を気にする必要があり、蘇生・帰還後に使用するのも難しい。
こちらは主にエクシーズ召喚した自分ターンの攻撃時に使用する効果と認識しておけばよいだろう。
戦闘するモンスターも破壊できるので、効果破壊耐性を持たないモンスターに対して戦闘破壊されず一方的に破壊できる効果とも見なせる。
(3)はエクシーズ召喚された自身が破壊された場合に単体除去する効果。
基本的には相手に戦闘破壊・効果破壊された場合のリカバリーとして機能する効果である。
自分の効果で破壊しても発動できるため、バウンス・除外に対し自ら破壊して除去に繋げることも可能。
３つの効果全てに共通して、破壊先はどちらのフィールドでも構わず、対象を取らず、カードの種類や表示形式も問わない。
破壊することにおいては高い性能を発揮するが、効果破壊耐性には弱い、非常にわかりやすいカードである。
効果破壊耐性に対しても、３種の破壊をうまく使えば、耐性を持たないカードから順に荒らしていくことは見込めるか。
いずれの効果も汎用性が高いが、特に(1)はランク10では貴重なパーミッション効果であり、それのみを目当てにするのもいいだろう。
総じて、汎用ランク10の一角になり得るカードであると言える。
- カード名とランクから、モチーフは「（モーセの）十戒」（ラテン語でデカログス：decalogus）だろう。
ユダヤ教（及びキリスト教）における規律を簡潔に示したもので、預言者のモーセを通して神から授かったものとされている。
- いずれの効果にも破壊する処理があるのは「破戒」と掛けたものか。
収録パック等 †
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