十二獣(じゅうにしし)モルモラット/Zoodiac Ratpier》

効果モンスター(制限カード)
星4/地属性/獣戦士族/攻   0/守   0
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「十二獣」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードを素材として持っている、
元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
手札・デッキから「十二獣モルモラット」1体を特殊召喚する。

 レイジング・テンペストで登場した地属性獣戦士族下級モンスター
 召喚に成功した場合に十二獣墓地へ送る誘発効果獣戦士族エクシーズ素材となっている時に同名カードリクルートする起動効果を付与する分類されない効果を持つ。

 (1)の効果十二獣カード墓地へ送る効果
 《十二獣サラブレード》墓地へ送り《十二獣タイグリス》エクシーズ素材化してエクシーズモンスター攻撃力を上げたり、《十二獣ライカ》蘇生させる《十二獣ラム》などを墓地へ送ることができる。
 能動的に十二獣墓地へ送る手段として重要となる。
 《十二獣の方合》墓地へ送り、急速にエクストラデッキから失われる十二獣エクシーズモンスターの回収の準備を行うことも可能。

 (2)は獣戦士族エクシーズモンスターに「《十二獣モルモラット》をリクルートする効果」を付与するもの。
 発動するにはエクシーズ素材として1枚、デッキに1枚以上の《十二獣モルモラット》が必要であり、制限カードとなっている現在は、事実上この効果は使用不可能である。
 なお、1ターンに1度の制約がついているものの、効果使用後に別の十二獣を重ねることで再度リクルート効果発動できるという裁定である。
 そのため、制限カード化前は十二獣エクシーズモンスターと併せ1体から容易に2体の追加リクルートが可能であり、別のランク4を出したり、自身が十二獣なので別の十二獣エクシーズモンスターを重ねるなどし、大幅なアドバンテージを稼げた。
 より詳細な解説は【十二獣】戦術の項を参照。

 制限カードになったため(2)の効果の使用が不可能になったものの、純構築や、それに近い【十二獣】においてはピン挿しでも採用されやすい。
 元々サーチしやすく、(1)の効果《十二獣の方合》墓地へ送ることで擬似《貪欲な壺》として機能する強みは失われていない。
 加えて、このカード制限カード化したことにより、【十二獣】《強欲で貪欲な壺》が採用できる様になった事が大きい。
 十二獣は元から墓地からの再利用が容易であるが、デッキから墓地へ送る手段はこのカードのみ。
 1枚でも多くメインデッキ以外に移動させればその分《強欲で貪欲な壺》の使用後でも動きやすいため、活用の余地が生まれたのである。

 17/07/01にて《十二獣ブルホーン》禁止カードとなったため、墓地十二獣を確保する手段が減ってしまった。
 素早く《十二獣ライカ》などの効果を使うにはデッキから直接墓地へ送る効果を持つこのカードが重要となる。

  • 海外では2017/03/31に規制されるも準制限カードに留まったため、(2)の効果が使用できる。
    ただし登場から僅か一月半という史上稀に見るスピード規制であり、その汎用性の高さと環境への影響力を改めて浮き彫りにする結果となった。
    その後、2017/09/18OCGと同じく制限カードとなった。
  • モチーフは十二支の「子」と思われる。
    カード名は「モルモット」と「ラット」を組み合わせたものだろう。
    共に実験動物として飼育されることが多い齧歯目の生物である。
    また、イラストでは騎士風の姿をしていることから、アーサー王伝説の「モルドレッド」から捩ったとも考えられる。

関連カード

―《十二獣モルモラット》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

制限カード化以前は使用していたデッキ

収録パック等


Tag: 《十二獣モルモラット》 モンスター 効果モンスター 星4 地属性 獣戦士族 攻0 守0 十二獣

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