遊戯王カードWiki - 《進撃の帝王》

《進撃(しんげき)の帝王(ていおう)/March of the Monarchs》 †

永続魔法
(1)：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドのアドバンス召喚したモンスターは
効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2)：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。

　エクストラデッキからの特殊召喚を封じるが、アドバンス召喚のサポートにエクストラデッキのモンスターを利用する場合を除いては影響が少なく、アドバンス召喚主体なら無視できる。
　付与できる耐性も多くのカードによる除去を防げ、突破するには対象をとらない効果で破壊以外の方法で除去するか、戦闘破壊するしかない。
　《安全地帯》ではできなかった、《エフェクト・ヴェーラー》による召喚直後の妨害を防げるのも非常に大きい。
　一方で単体強化も受け付けなくなるため、全体強化でサポートしたいところ。
　《オレイカルコスの結界》とはデメリットも重複する上に、全体強化をしつつリリース要員を戦闘から守れるので相性は良い。
　とは言え、このカード自体を除去され突破される恐れもある。
　また、環境のインフレに伴い《神風のバリア－エア・フォース－》など、この耐性でも防げない除去手段も多くなっており油断できない。

　アドバンス召喚の代表格といえばイラストにもある帝だが、帝は効果発動後はバニラ同然であり維持は必要としない上に、このカードの存在が有力なリリース要員である《黄泉ガエル》の効果を阻害してしまう。
　そのため、他の帝王や家臣と併用して特化した構築にする事で、間接的にデメリットを軽減する工夫が必要だろう。
　他には、ロック効果を持つ《虚無魔人》や《威光魔人》、アドバンス召喚専用で高い爆発力を備える《偉大魔獣ガーゼット》なども候補に挙がる。

　当然だが、アドバンス召喚が必須となるので、安定してリリース要員を確保できるデッキ構成を心がけたい。

《神の宣告》等、「アドバンス召喚を無効にして破壊する」カードを発動された場合、そのタイミングでは「アドバンス召喚に成功していない」ため、このカードで防ぐことはできない。

イラストには六帝が描かれている。
上段に《地帝グランマーグ》、前に左から《炎帝テスタロス》・《風帝ライザー》・《邪帝ガイウス》・《氷帝メビウス》・《雷帝ザボルグ》である。
《地帝グランマーグ》が他の５体と比べて非常に大きく描かれているが、アニメGXに登場した際は《氷帝メビウス》や《雷帝ザボルグ》とさほど変わらない大きさだった。
なお、必ずしもアドバンス召喚する必要がないためか、《光帝クライス》・《闇帝ディルグ》は登場していない。

このカードの登場以降、クロスオーバー・ソウルズまで毎弾「帝王」と名のついた魔法・罠カードが登場し続けており、カテゴリ化もされている。
中にはエクストラデッキがない事を要求されるものもあり、「帝王」と名のついた魔法・罠カードを使用する帝デッキは帝をエクシーズ召喚やシンクロ召喚の素材にせずに戦う事を想定しているようだ。

Ｑ：裏側守備表示でモンスターをアドバンス召喚した場合、そのモンスターに(1)の効果は適用されますか？
Ａ：はい、適用されます。(12/11/17)

Ｑ：(1)の効果が適用されているモンスターが裏側守備表示になった場合、(1)の効果は適用され続けますか？
Ａ：はい、適用され続けます。(12/11/17)

Ｑ：自分フィールドのアドバンス召喚したモンスターが《亜空間物質転送装置》の効果で一度除外され、フィールドに戻りました。
　　その後、《進撃の帝王》を発動した場合、このモンスターに(1)のカードの効果は適用されますか？
Ａ：はい、その場合でも適用されます。(12/11/21)

Ｑ：アドバンス召喚したモンスターとこのカードが同時に破壊される場合、モンスターも破壊されますか？
Ａ：その場合、このカードのみが破壊されます。(12/11/18)

Ｑ：このカードが表側表示で存在する時、モンスターのアドバンス召喚を《神の警告》・《ＴＧハルバード・キャノン》等の効果で無効にすることはできますか？
Ａ：はい、このカードの(1)の効果は、アドバンス召喚が無効になる場合には適用されません。(12/12/08)

Ｑ：このカードを発動する前からフィールドに存在するアドバンス召喚したモンスターは、このカードをあとから発動した場合にこのカードの(1)の効果は適用されますか？
Ａ：はい、適用されます。(14/08/10)

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