遊戯王カードWiki - 《水精鱗の深影隊》

《水精鱗(マーメイル)の深影隊(しんえいたい)/Mermail Shadow Squad》 †

効果モンスター
星３/水属性/海竜族/攻   0/守1900
このカード名はルール上「海皇」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：手札を１枚墓地へ送って発動できる。
自分フィールドの全ての水属性モンスターのレベルはターン終了時まで７になる。
(2)：このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動する。
「水精鱗の深影隊」を除く、レベル４以下の、「海皇」モンスターか「水精鱗」モンスター１体をデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は水属性モンスターしかＥＸデッキから特殊召喚できない。

　RAGE OF THE ABYSSで登場した水属性・海竜族の下級モンスター。
　海皇としても扱う効果外テキスト、手札を１枚墓地へ送る事で自分フィールドの水属性のレベルを全て７にする起動効果、水属性モンスターのコストとして墓地へ送られた場合に同名カード以外で下級モンスターの海皇か水精鱗１体をリクルートする誘発効果を持つ。

　(1)は水属性のレベルを７にする効果。
　手札コストに関しても、海皇ではアドバンテージに変えやすい。
　レベルを統一することで《水精鱗－ガイオアビス》・《海皇精アビストリーテ》などのランク７に繋げるのが基本の動きとなるだろう。
　変わったところでは、《深海のディーヴァ》と合わせて《アルティマヤ・ツィオルキン》の特殊召喚も可能。
　【海皇水精鱗】で利用しやすい《氷霊神ムーラングレイス》とも相性が良く、フィールドから離れた時のデメリットが大きいあちらをエクシーズ素材として安全に処理できる。

　(2)は海皇共通の水属性のコストになった場合をトリガーとする効果で、このカードは下級海皇・水精鱗のリクルートできる。
　リクルート先としては海皇であれば《海皇子ネプトアビス》、水精鱗であれば《水精鱗－アビスパイク》が連鎖して展開に繋げられる上に、トリガー役としても適するため、特に優先度が高いだろう。
　この効果の発動後は水属性以外をエクストラデッキから展開できなくなるため、汎用カードとの兼ね合いは注意。

カード名の「深影隊」は恐らく「親衛隊」と「深海(アビス)」のダブルミーニングと考えられる。
- 元々のカード名は水精鱗に属するが、ルール上海皇としても扱われる。
  海竜族はこれまで水精鱗の下級モンスターには存在しておらず、(2)の効果の発動条件共々、海皇に共通していた特徴である。
  逆の関係が同時収録の《海皇精アビスライン》にも見られる。