《精霊コロゾ/Magistus Chorozo》 †
融合・チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1000/守2800
融合・S・X・Lモンスター+魔法使い族モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの、融合・S・X・Lモンスターカード1枚と
魔法使い族モンスターカード1枚を墓地へ送った場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分か相手のモンスターの攻撃宣言時、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にし、このカードの攻撃力はターン終了時まで対象のモンスターの攻撃力分アップする。
その後、対象のモンスターを手札に戻す事ができる。
Vジャンプ(2024年8月号) 付属カードで登場した闇属性・魔法使い族の融合モンスターのチューナー。
自分フィールドの融合素材のモンスターカードを墓地へ送る事でエクストラデッキから特殊召喚できる効果外テキスト、モンスターの攻撃宣言時にその攻撃を無効にし、攻撃モンスターの攻撃力分自己強化し、その後対象のモンスターを手札に戻す事ができる誘発効果を持つ。
融合素材はエクストラデッキに入るモンスター+魔法使い族となっている。
消費を抑えるのならば前半の素材はリンク1・2あたりで賄うと良いだろう。
また、素材となるモンスターをフィールドから墓地へ送ることでも特殊召喚でき、魔法&罠ゾーンのものを送ることも可能。
ただし、「墓地へ送る」という指定上、ペンデュラムモンスターはこちらの方法には使用できない点は注意。
モンスター効果は攻撃の無効、自己強化、(任意で適用可能な)攻撃モンスターのバウンスの一連の効果。
自分モンスターの攻撃もトリガーにすることが可能。
特徴としてはこのモンスターがエクストラデッキに入るモンスターであることと、参照するのが「元々の攻撃力」でなくその時点の「攻撃力」である点が挙げられる。
利点となる状況としては、高攻撃力を突破するために攻撃力が不足する際に、実質的な攻撃力1000アップとして用いたり、デメリット効果を持った高攻撃力モンスターや攻撃力を引き上げるカードと併用し、実質的にデメリットを帳消しにする時くらいか。
これ単体では見えている攻撃力1000アップにしかならないので、1体分の攻撃を止めてまでこのカードを強化したい状況かはよく考えたい。
自己バウンスによって、手札やエクストラデッキに欲しいモンスターをフィールドから戻すこともできるが、バトルフェイズに入った上で攻撃させる必要があるので、やや遅いか。
相手モンスターの攻撃をトリガーにすれば3つ全ての効果を有効活用できるが、相手もそれが分かって攻撃してくるかは微妙なところ。
攻撃を抑止する効果とも見なせるが、効果耐性が無いためメインフェイズ1に狙われやすい点は気を付けたい。
特に、自己強化を当てにして攻撃表示で出した状況で効果の無効化を受けると貧弱な打点を曝け出して攻撃の的になってしまう。
モンスター効果そのものというよりは融合素材の指定と特殊召喚の手順のコンボ性の方に価値がある。
たとえば《クロシープ》のリンク先にこのカードを特殊召喚することであちらの蘇生効果を使用することができ、《融合》を必要としないので【正規融合】系以外のデッキに組み込みやすい。
魔法使い族とエクストラデッキを併用するデッキにおいては、並べた瞬間を《超融合》で処理されるという弱点を抱えることにもなる。
【マギストス】や【召喚獣】等ではエクストラデッキの着地点と魔法使い族の展開起点が並ぶ場面も多いため、意識しておく必要がある。
除去目的で融合召喚する場合、同様の用途で使われやすいカードに比べ、扱いやすいステータスとフィールドでのメリット効果を持つことも利点。
【マギストス】は魔法使い族主体且つエクストラデッキのモンスターを装備カードにする術に長けているので、効果外テキストによる特殊召喚も狙いやすい。
中でもリンク1の《聖魔の乙女アルテミス》は容易に展開できる上に装備カード時の効果も優秀なので融合素材に適する。
《Emトリック・クラウン》などをあちらのリンク素材に用いて自己再生させればフィールドに融合素材が揃い、即座にこのカードの展開へと繋げられる。
また、《聖魔の大賢者エンディミオン》・《絶火の大賢者ゾロア》の(1)を使っても1枚で特殊召喚可能。
(《結晶の大賢者サンドリヨン》で《ヴリトラ・マギストス》をサーチし、《聖魔の乙女アルテミス》をリンク召喚後に《ヴリトラ・マギストス》を蘇生しても融合素材が揃う。)
自身がレベル4なので《法典の大賢者クロウリー》・《結晶の大賢者サンドリヨン》の効果で装備できず、2体目の融合素材にしにくい点は注意。
なお、融合召喚扱いで展開する《簡易融合》でも特殊召喚は可能だが、攻撃制限と自壊デメリットにより自身のモンスター効果とは相性が悪い。
とは言え、レベル4の闇属性・魔法使い族チューナーなので素材利用には適しており、これを狙って出すこともあり得るか。
展開力のあるデッキであれば魔法使い族に関してはリンク素材の緩いリンクモンスターを用いることで、レベル4チューナーであるこのカードの特殊召喚からシンクロ召喚展開に移行できる。
リンク1では《サクリファイス・アニマ》・《副話術士クララ&ルーシカ》等やや扱えるデッキが限定されるものの、リンク2でよいなら霊使いや《アカシック・マジシャン》等かなりリンク素材の縛りは緩くなる。
《サクリファイス・アニマ》に関しては相手のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターを装備できれば、単体でこのカードの特殊召喚が可能。
【デモンスミス】でも《魔轟神ルリー》を《サクリファイス・アニマ》に変換することで魔法使い族は確保でき、もう1体の融合素材に関しては装備魔法になったデモンスミスリンクモンスターを用いればディスアドバンテージになりにくい。
元々レベル6の展開が得意なデッキであるため、それらと併せて《フルール・ド・バロネス》等のレベル10シンクロモンスターの展開に繋がる。
- 封入されていた袋では「魔力を吸収する精霊が姿を現す!!」と紹介されている。
- 原作・アニメにおいて―
漫画OCGストーリーズの「マギストス」編で登場するキャラクターで、クロウリーが赤ん坊の頃から一緒に居る精霊。
当初はクロウリーにしか姿が見えなかったのだが、異世界「テウロギア」が開かれ世界に魔力が溢れた事で他の者にも見えるようになった。
魔力を吸収する能力があり、モンスター効果の元になっている。
関連カード †
―《精霊コロゾ》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
Tag: 《精霊コロゾ》 モンスター 融合モンスター チューナーモンスター 効果モンスター 星4 闇属性 魔法使い族 攻1000 守2800 マギストス 正規の方法以外でエクストラデッキから特殊召喚不可