《電脳堺都−九竜/Virtual World City- Kauwloon》 †
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「電脳堺門」カード1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
その後、自分フィールドの「電脳堺門」カードの数によって以下の効果をそれぞれ適用できる。
●2枚以上:このターン、自分フィールドの「電脳堺」モンスターの攻撃力は200アップする。
●3枚以上:自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
●4枚:EXデッキから「電脳堺」モンスターを4体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
PHANTOM RAGEで登場した通常魔法。
デッキから電脳堺門1枚を魔法&罠ゾーンに置き、その後自分フィールドの電脳堺門カードの枚数によって任意で適用できる効果を持つ。
電脳堺はフィールドのカードの種類を参照するため、欲しいカードの種類を選ぶことができる。
特に1ターン目に発動するのが難しい罠カードを置くことができるのはありがたく、電脳堺の効果でその罠カードを対象にデッキから《電脳堺門−青龍》を墓地へ送ることで、墓地へ送った《電脳堺門−青龍》でサーチしたモンスターの効果へと繋げることができる。
《電脳堺媛−瑞々》ならばモンスターをサーチでき、更なる展開へと繋がる。
現状の電脳堺門は永続魔法の《電脳堺門−青龍》と永続罠の《電脳堺門−朱雀》・《電脳堺門−玄武》が存在する。
発動後に墓地へ送られたこのカードは《電脳堺門−青龍》の墓地コストに利用でき、除外されたこのカードは《電脳堺門−朱雀》の(1)に利用できる。
また、《電脳堺門−玄武》の(1)は他に電脳堺門を必要とするため、その発動条件を満たす手助けとなる。
自分フィールドに複数の電脳堺門が存在すれば更に以下の効果を適用可能となる。
2枚以上は電脳堺モンスターの微弱な全体強化。
あって困るものではないが、わざわざ狙う価値は薄いのでオマケに近い。
3枚以上はデッキトップ3枚の墓地肥やし効果。
電脳堺カードは墓地で機能するカードや墓地コストを要求するカードが多いため墓地肥やしの有用性は高い。
このカードでサーチできる《電脳堺門−青龍》も墓地コストに電脳堺を要求するのでシナジーする。
4枚の場合はエクストラデッキから電脳堺モンスターを4体まで展開できる効果。
ただし、エクシーズモンスターはエクシーズ素材を持たないため、他のカードでエクシーズ素材を補充しない限りは単純なアタッカーに留まる。
それでも破格のアドバンテージとなり、シンクロモンスターの効果は利用できるためそのターン中に決着を付ける事も容易い。
2・3枚の効果は直接的なアドバンテージは得られず、4枚の効果を適用するには魔法&罠ゾーンが圧迫される中で電脳堺門を揃えなければならない。
フィールドに置く効果だけでも貢献しているので、無理に適用するのは控えた方がいいだろう。
- 九龍は、中国に実在する地名であり、香港島の対岸あたり、九龍半島の南部に位置する。
ただ、「都」であることなども踏まえると、直接の由来はこの九龍にかつて存在したスラム街「九龍城砦」だろう。
中国、イギリス両国の実質的な治外法権地帯となったことで、狭い空間に無数の高層建築が立ち並び、最盛期には一種の迷宮にも例えられる威容を誇っていた。
1993年に解体され、跡地には公園が残るのみとなっているが、その人類史上他に類を見ない存在は、現在でも多数のフィクションに影響を与えている。
- 中国語は地方によって表記・発音が微妙に異なるが、「チウロン」と読むのは北京語などが該当する。
日本では広東語の「カウロン」から転じた「クーロン」と呼ばれることが多い。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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