《破邪の魔法壁/Sorcerous Spell Wall》 †
フィールド魔法
(1):自分フィールドのモンスターは、
自分ターンの間は攻撃力が300アップし、
相手ターンの間は守備力が300アップする。
スターターデッキ(2014)で登場したフィールド魔法。
自分ターンには攻撃力を、相手ターンには守備力を全体強化する効果を持つ。
300という強化値は《強者の苦痛》や《一族の結束》、《オレイカルコスの結界》など、多くの永続カードによる全体強化、全体弱体化に劣る。
相手ターンには守備力しか上がらないため、アタッカーに適用した場合には基本的に相手ターンには恩恵を受けられない。
発動条件やデメリットもなく、デッキ内容やカードの動かし方に制限をかけることなく利用できる点は扱いやすい。
《エルシャドール・ミドラーシュ》など、ステータスが極端に高いわけではないが、特殊召喚を封じる、効果の発動を封じる効果を持つモンスターに対して、通常召喚可能なモンスターで処理できるようになる可能性を広げられるのは便利と言えるかもしれない。
前述の永続魔法たちと比較して、現在のルール下ではペンデュラムゾーンを含む魔法&罠ゾーンを圧迫しない点には優位がある。
ただ守備力の上昇値が《聖域の歌声》より低いため、攻撃力強化も考慮した運用法が望ましい。
《カラクリ無双 八壱八》などの攻撃後守備表示になるモンスターや、《番兵ゴーレム》などのサイクル・リバースモンスターが恩恵を受けやすい。
守備表示になる効果を持つ《暗黒ステゴ》なら攻撃力、守備力両方を活かせる。
もしくは《悪夢の迷宮》を使用する場合も活かせるか。
現環境において攻撃力・守備力を変動させるのみのカードは、爆発的な強化値でなければ使い道がかなり限られる。
表側守備表示を併用して展開する【リクルーター】の系列、【ガスタ】や【竜星】等とは噛み合うが、割くスペースが厳しい。
また、ドラゴン族・戦士族・魔法使い族については《召魔装着》の方が使い勝手が良く、その他の種族や属性にも攻撃力・守備力を強化しつつ、その他の効果もあるカードが多数存在する。
特にこだわりがないのなら、このカードの採用は厳しいだろう。
関連カード †
収録パック等 †
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