《彼岸の悪鬼 ハックルスパー/Calcab, Malebranche of the Burning Abyss》 †
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1400/守 0
「彼岸の悪鬼 ハックルスパー」の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「彼岸」モンスター以外の
モンスターが存在する場合にこのカードは破壊される。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、
フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
セットされたそのカードを持ち主の手札に戻す。
EXTRA PACK 2015で登場した闇属性・悪魔族の下級モンスター。
彼岸共通の効果、セットされた魔法・罠カードを1枚バウンスする誘発効果を持つ。
(1)・(2)の効果は《彼岸の悪鬼 グラバースニッチ》と共通しており、扱い方はあちらを参照。
(3)の固有効果はセットされた魔法・罠カードをバウンスする効果。
手札コストにするなどして効果を発動すれば、一時的とはいえ展開や攻撃時の安全を確保できる。
しかしセットカードしか対象にできず効果処理時にセットされたままのカードにしか適用されないため、永続罠はチェーン発動により外されてしまう。
発動タイミングの関係上このモンスターを使ったシンクロ召喚・儀式召喚などに対する《奈落の落とし穴》などにも無力である。
コンボに目を向ければ《埋蔵金の地図》があるが、プレイングに気を付ける必要があるだろう。
決して弱い効果ではないのだが、除去手段としてはやや中途半端な感じが否めない。
相手エンドフェイズに墓地に送りエンドサイクとして使用するなど、出来る限り不発にならないようなプレイングを心がけたい。
- カード名の「Calcab」の由来は、ダンテの『神曲』に登場する十二人の悪魔「Malebranche(マレブランケ)」の一人である「Calcabrina(カルカブリーナ)」だろう。
その名は「霜を踏みにじる者」を意味する。
日本語名の「ハックルスパー(Hacklespur)」は、ドロシー・L・セイヤーズ訳の英語版におけるカルカブリーナの名前である。
関連カード †
―《彼岸の悪鬼 ハックルスパー》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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