《氷結界の随身/Zuijin of the Ice Barrier》 †
効果モンスター
星2/水属性/戦士族/攻 500/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
手札からレベル5以上の「氷結界」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのレベル3以上の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを2つ下げ、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
Vジャンプ(2021年1月号) 付属カードで登場した水属性・戦士族の下級モンスター。
自身をリリースして手札からレベル5以上の氷結界を特殊召喚する起動効果、レベル3以上の水属性のレベルを2つ下げて自己再生する起動効果を持つ。
(1)は手札からレベル5以上の氷結界を特殊召喚する効果。
しかし氷結界には《氷結界の剣士 ゲオルギアス》や《氷結界の虎将 ウェイン》といった自己特殊召喚効果を持つもの存在し、前者は自身をリリースすることなく氷結界を展開できる。
となると、それら以外の特殊召喚効果を持たない、または特殊召喚の条件が厳しい《氷結界の虎将 ガンターラ》や《氷結界の交霊師》が狙い目となるが、長期間維持しなければアドバンテージを得られない。
単体で特殊召喚したい氷結界の候補が乏しいため、基本は(2)をメインとして運用したい。
(2)はレベル3以上の水属性のレベルを下げて自己再生する効果。
対象の範囲も広く、特に制約も掛からずに2体のモンスターを並べられるのでリンク召喚などに利用できる。
レベルの合計を変えずにモンスターを増やすので、《氷結界の龍 トリシューラ》などのシンクロ召喚の際の調整にもなり、《飢鰐竜アーケティス》のドロー枚数を増やすこともできる。
《深海姫プリマドーナ》を対象に発動すれば、あちらのリクルート効果と合わせて《氷結界の還零龍 トリシューラ》を含むレベル3から11までのシンクロ召喚が可能。
その後あちらの(3)でデッキに戻すことができるため、再利用を行いやすくなる。
また、レベル4を対象とすればランク2のエクシーズ召喚も可能となり、除外を防いで次のターンにも使い回せる。
一見有用な効果ではあるが、問題はターンをまたぐ必要がある点。
相手ターンに墓地で無防備な状態を晒すこととなり、《墓穴の指名者》を初めとした墓地除外手段による妨害を受ける確率は非常に高い。
上述のシンクロ召喚先に関しても、【氷結界】では《氷結界の鏡魔師》のトークン生成や《氷結界の剣士 ゲオルギアス》などの速効性のある展開力でも達成しやすい。
一癖ある効果なため、相手ターンに手札コストで捨てるなどの工夫をしておきたい。
- 「随身」は、現代では「お供」「従臣」を意味し、古語では「平安時代以降において、貴人の護衛や警護をする武士」を指す。
- イラストは「蒲葵笠」あるいは「菅笠」を身につけ、氷結界の鍔をつけた長剣を持つ武士の姿である。
関連カード †
収録パック等 †
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