《風の天翼ミラドーラ/Heavenly Zephyr - Miradora》 †
効果モンスター
星７/風属性/ドラゴン族/攻2000/守2600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できず、その発動と効果は無効化されない。
(1)：相手がＥＸデッキから攻撃力２０００以上のモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2)：このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合、
ＥＸデッキから特殊召喚された相手フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
このモンスターが表側表示で存在する間、対象のモンスターは効果を発動できない。
BLAZING VORTEXで登場した風属性・ドラゴン族の最上級モンスター。
自身のモンスター効果の発動と効果が無効化されない効果外テキスト、条件を満たした場合に手札から特殊召喚する誘発効果、手札から特殊召喚に成功した場合に対象とした相手モンスターの効果の発動を自身が存在する限り封じる誘発効果を持つ。
２つの効果は連動しており、(1)で特殊召喚してそのまま(2)の発動に繋げられる。
効果外テキストにより発動と効果は無効化されないため、発動条件さえ整えば効果の適用まではほぼ確実に通る。
ただし、効果の対象にならないモンスターには(2)の効果が発動できず、《アクセスコード・トーカー》のようにチェーンを封じるモンスターには(1)の効果すら発動できない。
(1)は手札からの特殊召喚効果。
トリガーは相手依存ではあるものの、エクストラデッキから攻撃力2000以上のモンスターを展開するデッキは多いため発動条件は満たしやすい。
(2)は対象モンスターの効果の発動を封じる効果。
基本的には(1)のトリガーとなったモンスターをそのまま対象とする事が多いだろう。
しかし、(1)のトリガーにした相手モンスターの特殊召喚に成功した場合の誘発効果は既に発動しているため、この効果では止められない。
またフリーチェーン効果であれば(1)やこの効果にチェーンする形でも発動できる他、効果の発動を伴わない永続効果に対しても干渉できない。
この効果で確実に封じられるのは、基本的には特殊召喚成功時以外の誘発効果と起動効果のみである。
しかもこのカードが存在する間のみなので、他のカードの効果や戦闘でこのカードを除去されてしまえばそれらの効果も通ってしまう。
それなりの守備力は備えているが、トリガーの性質上、対象となるモンスターがそのままこのカードを戦闘破壊できてしまうケースも多い。
手札誘発でのモンスター効果メタカードとしては、汎用性の高い《エフェクト・ヴェーラー》・《無限泡影》などが存在する。
こちらは上述の通り対応するモンスター、効果とも範囲が狭くどうしても汎用性という点では劣る。
こちらの利点としては以下の点が挙げられるので差別点として意識しておきたい。
- 自身を特殊召喚するため、アドバンテージを失わない。
- 効果外テキストによりパーミッション効果に強い。
- このカードがフィールドを離れない限り、効果の発動を永続的に封じられる。
先攻１ターン目は戦闘破壊の危険がないため、機能しやすい。
先攻制圧で出されるパーミッションモンスターを１体このカードで封じられれば次のターン動きやすくなるだろう。
他にもメインフェイズ２に特殊召喚される《天霆號アーゼウス》に対してはそれなりに有用。
チェーンして全体除去を発動されても相手メインフェイズ２というタイミング上自分への損害は少なく、チェーンしない場合は次のターンに容易に処理できる。
- 「Zephyr（ゼファー）」はギリシャ神話の西風の神の名であり、そこから転じて西風の意味も持つ。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
(2)の効果について †
Ｑ：《風の天翼ミラドーラ》の(2)の効果で対象が効果処理時に裏側表示になっている場合や適用後に裏側表示になった場合、その後表側表示になった際にその効果は適用されていますか？
Ａ：《風の天翼ミラドーラ》の(2)の効果処理時に、その対象とした相手モンスターが裏側守備表示になっている場合でも、その《風の天翼ミラドーラ》の効果は適用されます。
また、《風の天翼ミラドーラ》の(2)の効果処理後に、その対象とした相手モンスターが裏側守備表示になった場合、《風の天翼ミラドーラ》の(2)の効果は適用されなくなります。(21/05/21)
Ｑ：《風の天翼ミラドーラ》の(2)の効果は効果モンスター以外のモンスターを対象として発動できますか？
Ａ：《風の天翼ミラドーラ》の(2)の効果を発動する際には、効果モンスター以外のモンスターを対象とすることができません。(21/05/21)
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