《万物の始源−「水」/Hydor, the Base of All Things》 †
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの持ち主のフィールドの水属性モンスター1体を破壊し、
対象のモンスターをそのフィールドに守備表示で特殊召喚する。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、
自分か相手の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの持ち主のフィールドのモンスター1体を破壊し、
対象のモンスターをそのフィールドに守備表示で特殊召喚する。
SUPREME DARKNESSで登場した通常魔法。
いずれかの墓地のモンスター1体を対象とし、その持ち主のフィールドの水属性1体を破壊して対象モンスターをそのフィールドに守備表示で蘇生する効果、いずれかの墓地の水属性1体を対象とし、その持ち主のフィールドのモンスター1体を破壊して対象モンスターをそのフィールドに守備表示で蘇生する効果を持つ。
(1)(2)共に、対象先の持ち主のフィールドのモンスターを破壊し、対象モンスターをそのフィールドに守備表示で蘇生する効果という点で共通する。
(1)は破壊先が水属性指定で蘇生先には制限が無く、(2)は逆に破壊先は指定が無いが蘇生先に水属性の指定がある点が異なる。
どちらをメインとして捉えるにせよ、発動条件を能動的に満たすために基本的に自分のデッキは【水属性】系統になりやすい。
自分モンスターを破壊する場合、破壊をトリガーにする効果を持つものを選べれば理想的。
また、単純に小型モンスターやトークンを破壊し、大型モンスターを蘇生する運用もできるが、蘇生先が守備表示指定なのでそのままではアタッカーにできない点は意識する必要はある。
相手モンスターを破壊する場合、(1)の破壊先を相手フィールドに用意する手段が別にほしいところ。
《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》による属性変更ならばディスアドバンテージも生じないので、こちらとコンボするのが望ましい。
その他、《海亀壊獣ガメシエル》で相手モンスターを除去して用意するのも効果的。
相手フィールドに蘇生する場合は弱小モンスターを選びたいが、守備表示指定なのでサンドバッグにするには貫通や表示形式とコンボする必要がある。
- 登場時期を踏まえると、海皇・水精鱗強化を意識したものと思われる。
- 元ネタは、古代ギリシャの哲学者にしてギリシャ七賢人の一人であるタレスが述べたとされる「万物の根源は水である」という言葉だろう。
- 哲学用語における「アルケー」は、「万物の始源」や「(宇宙の)根源的原理」を意味する。
収録パック等 †
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