《連慄砲固定式/Simultaneous Equation Cannons》 †
通常罠
(1):レベル・ランクの合計が、お互いの手札・フィールドのカードの数と同じになるように、
自分のEXデッキからXモンスター2体(同じランク)と融合モンスター1体を除外する。
その後、以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、
レベル・ランクの合計がそのモンスターのレベル・ランクと同じになるように、
自分の除外状態の、Xモンスター1体と融合モンスター1体をEXデッキに戻す。
その後、相手フィールドのカードを全て除外する。
LEGACY OF DESTRUCTIONで登場した通常罠。
お互いの手札・フィールドの数とレベル・ランクの合計が同じになるように同ランクのエクシーズモンスター2体と融合モンスター1体を除外し、その後「レベル・ランクの合計が相手モンスター1体のレベル・ランクと同じになるようにエクシーズモンスター1体と融合モンスター1体を除外状態からエクストラデッキに戻し、その後相手フィールドのカードを全て除外する効果」を適用できる効果を持つ。
端的に言えば、「連立方程式」を成立させた場合に相手のフィールドをリセットするカード。
ややこしい効果だが、概ね以下の手順となる。
- まず、発動の前段階としてお互いのフィールド・手札のカードの合計数を数えておく。
- 次に同ランクのエクシーズモンスター2体+融合モンスター1体の計3体をエクストラデッキから選び除外する。
(この時、選ぶモンスターのランクとレベルの合計数が最初に数えた数値と同じになるようにする。)
- 続いて、相手フィールドのリンクモンスター以外の表側表示モンスター1体を選び、自分の除外状態のエクシーズモンスターと融合モンスターを1体ずつエクストラデッキに戻す。
(この時、自身の戻したレベル+ランクの数値が選んだ表側表示モンスターのレベルまたはランクと同じになるようにする。)
- 最後に、相手フィールドのカード全てを除外して処理を終了する。
ポイントは、手順2で除外できるモンスターの組み合わせがエクストラデッキに存在するか、手順3で戻せるモンスターの組み合わせが除外状態に存在するかである。
お互いのフィールド・手札のカードの合計数は移ろいやすいため、柔軟に対応するのならばエクストラデッキの組み合わせは幅広い方が良い。
しかし、手順2で除外するエクシーズモンスターは同ランクが必須なので、複数のランクを用意しようとするとエクストラデッキをかなり圧迫する。
従って、エクストラデッキの幅を広げたい場合、エクシーズモンスターは1つか2つ程度のランクに絞り、融合モンスターの方で調整するのが望ましい。
お互いのフィールド・手札のカードの合計数をどの程度と想定しておくかで用意するエクシーズモンスターのランクも決まる。
仮に初期状態の10枚想定ならば、ランクは4以下、レベルは2〜8の範囲となる。
この場合、手順3の仮想敵はランク4+レベル2ならばレベル6、ランク3+レベル4ならばレベル7、ランク2+レベル6ならばレベル8、ランク1+レベル8ならばレベル9と概ね上級・最上級モンスターの捉えやすい範囲となる。
遭遇率とレベル調整のしやすさを考慮するのならば、上記のケースではランク2(×2体)+レベル6の組み合わせが最適だろうか。
ただ、手順4は当然相手フィールドのカードが多い方が威力も発揮されるので、それを踏まえるのならばお互いのフィールド・手札のカードの合計数をもう少し高く見積もっておいても良いだろう。
いずれにせよ、相手フィールドに該当するレベル・ランクを持つ表側表示モンスターが存在しなければ意味はない。
手順1で数えるカードの合計数以上に不安定であり、相手に依存するのはリスクが高すぎるため、自分から壊獣などを用いて能動的に用意するのが望ましいだろう。
例えば、ランク4を2体と融合モンスターをレベル3〜6で用意しておけば、手順1でのカードの合計数が11〜14枚と現実的な範囲内で発動でき、手順3で用意するモンスターを壊獣のレベル7〜10の範囲に抑えられる。
また、手順3で戻すモンスターは手順2で除外したモンスターとは別のものでも良いので、前もって融合モンスターかエクシーズモンスターを除外しておく事でも効果をサポートできる。
また、手順3以降に進むかは任意であり、相手フィールドに該当する表側表示モンスターがおらずとも手順2.が行えるならカードの発動は可能。
基本的に手順2.までのみ行う価値はないのだが、カードの発動時点では相手には手順3.以降まで適用できるかは分からないため、パーミッション効果を無駄撃ちさせられることもあるかもしれない。
- 2024年1月14日に情報が公開されたカードだが、この日は大学入学共通テストの2日目の実施日(数学が行われたのも2日目)であり、それを意識したものと思われる。
関連カード †
収録パック等 †
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