《颶風龍−ビュフォート・ノウェム/Raging Storm Dragon - Beaufort IX》 †
儀式・効果モンスター
星9/風属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
「褒誉の息吹」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、そのモンスターの効果は無効化される。
(2):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
WORLD PREMIERE PACK 2021で登場した風属性・ドラゴン族の儀式モンスター。
相手の直接攻撃宣言時に自身を手札から捨てる事でその攻撃と効果を無効する誘発効果、対象とした相手の表側表示モンスターと自身とを手札にバウンスする誘発即時効果を持つ。
指定されたカードは《褒誉の息吹》だが、他のカードを用いても儀式召喚は行える。
現状の風属性の儀式モンスターの少なさを考慮すると、寧ろ他のカードによる儀式召喚を狙った方が効率が良い面もある。
《高等儀式術》や《オッドアイズ・アドベント》でデッキ・エクストラデッキのモンスターを活用したり、《流星輝巧群》で墓地から儀式召喚した方が消費は抑えられる。
(1)は直接攻撃を宣言した相手モンスターの攻撃と効果の無効化。
手札誘発による防御カードとして使えるが、トリガーが直接攻撃に限定されており、他のモンスターの追撃も受けてしまう。
同様の条件では他のモンスターの追撃も防げて通常召喚も可能な《バトルフェーダー》や《速攻のかかし》も存在する。
こちらはモンスター効果を無効化できる利点を持つが、状況を選ぶのは否めないだろう。
また、儀式モンスター故に豊富なサーチ・サルベージに対応しているのはこのカードならではの利点と言える。
《古聖戴サウラヴィス》と同様に、儀式召喚を狙わずこの効果を目的に防御カードとして採用するのも手。
(2)は自身と対象にした相手の表側表示モンスターのバウンス。
フリーチェーンなので制圧にも利用できる汎用性の高さであり、手札に戻ったこのカードも(1)に繋げられるので無駄がない。
ただし、レベル9儀式モンスターのこのカードをフィールドに出す時点で相応の消費をしやすいため、発動はここぞというタイミングと相手を見極めたい。
相手ターンに《緊急儀式術》・《トランソニックバード》を用いて牽制したり、ライフコストこそ必要だが《限定解除》を使うことでもバウンスを狙えるのは強みであるといえる。
- 「颶」は「つむじ風・大風・暴風」を表す漢字で、「颶風」で「激しい風」という意味になる。
「ビュフォート(ビューフォート)/Beaufort」は風の強さを分類する「ビューフォート風力階級」からだろう。
「ノウェム」はラテン語で「9」を意味し、合わせて「風力9」となる。
ちなみに颶風はビューフォート風力階級では風力12を示す単語である。
関連カード †
収録パック等 †
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