デッキ切れ †
デッキの残り枚数が0になること。(非公式用語)
デュエルの敗北に直結することであり、デッキ破壊戦術の最終目標。
デッキアウト、デッキレス、ライブラリーアウトとも言う。
デッキの枚数が0になっても、その時点ではまだ負けにはならず、ドローする機会が訪れると負けになる。
従って、デッキの枚数が0の状態で自分のターンを迎えても、何らかの方法でドローフェイズをスキップできれば負けにはならない。
例1:前のターンに《八汰烏》や《刻の封印》の効果を発動された
例2:デッキが残り2枚の時に《無謀な欲張り》を発動していた
例3:前のターンに《死者への供物》を発動していた
なお、ドローフェイズ以外であっても、カードの効果でドローする場合には負けになる。
- 原作・アニメにおいて―
漫画・アニメを通じてデッキ切れで敗北したデュエリストは、「バトルシティ編」における「闇遊戯vs人形」戦の人形、アニメGXにおける「十代vsエックス」戦のエックスの2人しか存在しない。
デッキ破壊を主戦術としたデュエリストは多いものの、いずれもデッキ切れで勝利をつかむには至っておらず、上記の2人は遊戯と十代が相手のカードを利用して咄嗟の機転でデッキ切れに追い込んだものである。
特に後者の「十代vsエックス」戦では、デッキ破壊戦術で攻めてきたエックスに対し、当初はいつも通りのビートダウンで対抗していた十代がデッキ破壊に切り替え、逆にエックスのデッキ切れに持ち込むという異例の展開となった。
- 「デッキ切れで敗北したデュエリスト」は少ないが、「デッキが0枚になったデュエリスト」は意外と多い。
特にアニメ5D'sの主人公・遊星は「vs鷹栖」戦と「vsジャン」戦で、アニメZEXALシリーズの主人公・遊馬は「vsベクター」(2戦目)と「vsエリファス」戦で、それぞれ2度もデッキ枚数0の状態から勝利している。
シリーズは異なるが闇遊戯もアニメDMの「vsレオン」戦と劇場版「光のピラミッド」の「vs海馬/アヌビス」戦で2度デッキ枚数0の状態から勝利している。
アニメDMではさらに「記憶編」において表遊戯が勝利した「表遊戯vs闇バクラ」戦は、デュエルの流れから表遊戯が《破壊竜ガンドラ》をドローした時点でデッキ枚数の残りが0であった(原作では若干残っていた)。
特に「遊星vsジャン」戦では、遊星のデッキが0枚の状態でジャンにターンを回す事となったが、ジャンの気持ちがデッキ切れの勝利からライフを0にしての勝利へと心変わりした結果、逆転勝利となっている。
また、アニメGXの「万丈目vsアモン」戦のアモン、アニメ5D'sの「アポリアvsZ-ONE」戦のアポリア、漫画ZEXALの「カイトvs飛車角」戦のカイトはいずれも自分からデッキ切れの状態にしている。
- 遊戯王Rにおける「城之内vs北森玲子」戦では、【デッキ破壊】を使用する北森玲子が「デッキのカードが0枚になってもその時点では敗北しないが、次のドロー時に負けが決定する」というルールを城之内に教えるシーンが見られる。
- 変わったところでは、アニメGXでオブライエンが銃型デュエルディスクの弾を打ち尽くした状態のことを「デッキ切れ」と呼んでいる。
どうやら彼はデュエル用とは別に弾丸用のデッキも所持していたようだ。
- コナミのゲーム作品において―
DMシリーズにおいては手札を5枚までしか持つことができず、ターン開始時にすでに手札が5枚ある場合、ドロー自体行われない。
なので、手札を使わなければデッキの枚数を減らさずに保つことができ、デッキ切れを回避できる。
ちなみにCPUは手札のカードを1枚も使えない場合、1枚捨ててくるので毎ターン必ずドローが行われる。
よって(相手のデッキを把握していて)現在の場札だけで負けない場合、あえて手札を全く使わずに相手のデッキ切れを狙うことも可能である。
- 真DMではこのルールがゲーム上大きな意味を持っていた。
このゲームではモンスターを破壊やビートダウンを行うなど攻撃的な戦法で敵を倒すと剛、反射ダメージやデッキを減らすなど防御的な戦法で敵を倒すと柔評価となり、柔の最上の評価で無ければ良い魔法・罠カードはもらえないという仕様となっていた。
そのためなるべくカードを出さずに相手にカードを使わせて勝利するのが攻略の1つとなっており、積極的にデッキ切れが狙われていた。
- OCG準拠のゲームでは、デッキが0枚の時に勝利した場合、ボーナスが貰える作品もある。
- マスターデュエルではこの条件で敗北した場合の演出が通常のものと異なり、カードが蒸発するものとなっている。
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