バトルステップの巻き戻し/Replay Rules during the Battle Step †
バトルステップにおいて、攻撃モンスターと攻撃目標モンスターを宣言後、カード効果などによって攻撃目標モンスターがいなくなったり、新たな相手モンスターが出現する場合があります。
この時「巻き戻し」が発生します。
ターンプレイヤーは、攻撃目標を新たに選び直す事ができます。
そのモンスターの攻撃自体を取りやめることもできますが、その場合このターンでは同じモンスターで再度攻撃ができなくなるので注意して下さい。
(公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン 1.0 より引用)
- バトルステップの巻き戻しが起きない例。
勘違いしがちな内容を例示する。
- バトルステップの巻き戻しの処理について。
バトルステップの巻き戻しが起こった場合、以下のいずれかを行う。
- 攻撃対象を選び直して攻撃を続行する
- その攻撃を取りやめる。
- 「攻撃の巻き戻し」、「戦闘の巻き戻し」あるいは単に「巻き戻し」とも呼ばれる。
- 原作・アニメにおいて―
原作のルールでは、攻撃対象が不在になった場合でも巻き戻しが発生せず攻撃が不発となる。
また、直接攻撃の攻撃宣言時にモンスターが召喚された時にも巻き戻しが発生せず、召喚されたモンスターへの攻撃が続行される。
原作ではたびたび「だが、○○(モンスター名)の攻撃は止まらない・・!」という台詞と共に攻撃が続行されている。
- 原作の世界観であるR、漫画GXにおいてはそれらを継承している。
- アニメではDMの途中からOCGに近いルールになり、それ以降のアニメシリーズは巻き戻しのルールを行っている。
5D'sではそれによってバトルを中止する場面も多く見られる。
しかし、5D'sの「遊星vsアンドレ」(1戦目)では、バトルフェイズ中に《素早いモモンガ》が特殊召喚されたにもかかわらず巻き戻しが発生していない。
恐らく演出上の問題だろう。
だが、「クロウvs太郎」戦では《はさみ撃ち》(アニメでは自分モンスターの破壊はコストのような扱いだった)を防いだことにより太郎の場のモンスターの数が変化しクロウが攻撃しようとしていた《キーメイス》を再び攻撃対象に選択している。
- 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は原作のアフターストーリーだが、劇中のデュエルにて巻き戻しが発生しており、「千年の記憶」でのレコードオブデュエルの解説にも記載されている。
関連リンク †
FAQ †
Q:《ギブ&テイク》を相手の攻撃宣言時に発動した場合、巻き戻しは発生しますか?
A:攻撃側のモンスターの数だけが変化した場合、巻き戻しは発生しません。(09/09/30)
Q:相手の攻撃宣言時に《血の代償》の効果を発動し、リリース1体の上級モンスターをアドバンス召喚した場合、巻き戻しは発生しますか?
A:攻撃される側のモンスターがリリースされることによってモンスターの数が1度変わっているので発生します。(09/12/21)
Q:上記の《血の代償》による事例に基づき、ここで《雷帝ザボルグ》や《氷帝メビウス》をアドバンス召喚した場合、《雷帝ザボルグ》、《氷帝メビウス》の効果はどのタイミングで処理をしますか?
A:アドバンス召喚した直後にこれらの効果を処理し、その後で巻き戻しが発生します。
なお、《氷帝メビウス》などの任意効果の発動タイミングを逃すことはありません。(09/12/21)
Q:自分のモンスターが攻撃を宣言、相手が《血の代償》の効果で《氷帝メビウス》を召喚しました。
自分は《奈落の落とし穴》を発動したいのですが、巻き戻しはどのタイミングに行いますか?
A:その場合、《氷帝メビウス》と《奈落の落とし穴》の効果を処理し、その後、戦闘の巻き戻しが発生します。(10/04/08)
Q:自分のモンスターが攻撃を宣言、相手が《血の代償》の効果で《悪シノビ》を召喚しました。
自分は《ねずみ取り》を発動したいのですが、巻き戻しはどのタイミングに行いますか?
A:その場合、戦闘の巻き戻しを行うよりも前に自分の《ねずみ取り》を発動し《悪シノビ》を破壊し、その後、戦闘の巻き戻しが発生します。(10/04/08)
Q:自分フィールドに《海》が存在するとき、相手モンスターが攻撃してきました。
自分は《血の代償》や《リビングデッドの呼び声》を発動し、以下のモンスターを出しました。
バトルステップの巻き戻しは発生しますか?
●《地縛神 Ccapac Apu》(攻撃対象に選択することはできない)
●《ガーディアン・ケースト》(攻撃対象にされない)
●《伝説のフィッシャーマン》(攻撃対象にすることはできない)
A:戦闘の巻き戻しが発生します。
《地縛神 Ccapac Apu》、《ガーディアン・ケースト》の場合は自身の効果が適用されるため、自身や相手プレイヤーを攻撃対象に選択できません。
《伝説のフィッシャーマン》の場合は自身を攻撃対象に選択できませんが、他にモンスターが存在しない場合は相手プレイヤーを選択できます。(10/04/13)
Q:《スキルドレイン》で効果が無効化されている状態で《因幡之白兎》がモンスターに攻撃宣言し、そのバトルステップ時に《スキルドレイン》がフィールドから存在しなくなりました。
どのように処理しますか?
A:バトルステップの巻き戻しが発生し、直接攻撃するか攻撃を取りやめるかを選択します。(14/07/16)
Q:《スキルドレイン》の効果が適用されている状態で《エレキリン》がモンスターに攻撃しました。
その攻撃宣言時、《スキルドレイン》の効果が適用されなくなりました。
バトルステップの巻き戻しは発生しますか?
A:発生しません。(15/11/05)
Q:《E・HERO グランドマン》の(2)の効果によって《E・HERO ネビュラ・ネオス》が特殊召喚されています。
その《E・HERO ネビュラ・ネオス》で相手の《サイバー・エンド・ドラゴン》を攻撃した際に、相手が《スター・チェンジャー》を発動し、《サイバー・エンド・ドラゴン》のレベルを1つ下げた場合、その攻撃はどうなりますか?
A:《スター・チェンジャー》の効果が適用されレベルが1つ下がったことでレベルが9となりますので、その《E・HERO ネビュラ・ネオス》で攻撃を行うことはできず、戦闘の巻き戻しが発生します。(22/12/30)