上位互換 †
「上位」とは高い順位のこと。
また「互換」とは互いに取り替えがきくこと。
つまり「上位互換」とは、互いに役割を同じにして、明らかに一方が勝る場合を言う。
具体的には「同じ能力でありながら攻守が高い」とか、「攻守が同じでありながら特殊能力がある」とかのこと。
例を挙げると《異次元の戦士》のそれが《異次元の女戦士》であり、《カオス・ソーサラー》のそれが《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》である。
これらのように、ステータスで上回ったり、効果の使い勝手がよくなっていたり、更に効果が追加されたりしている場合に用いられる。
《希望の光》の上位互換が《転生の予言》というのが特に顕著な例で、カードの種類が同じ、墓地のカード2枚をデッキに戻すという効果も同じである。
しかし、《希望の光》が戻せるカードは全て《転生の予言》で戻す事ができ、かつ《希望の光》が戻せないカードまで戻す事ができる。
その他の比較例は下位互換ページを参照。
上位互換になる条件は、以下のようなものが挙げられる。
- コストやデメリットが軽減、または消滅した。
- 発動条件が緩くなった。
- 対象とするカードの幅が広くなった。
- 同じ効果を持ち、さらに+αが加わった。
基本的には、上位互換は、同じ役割なのに汎用性で見ればこちらの方が高い、といったものであるという風に考えるべきであろう。
- トレーディングカードゲームにおいて、新規のカードを売るために過去のカードを超えるものを出すというのは一つの方法である。
これは「パワーインフレ」と呼ばれ、ロングシリーズとなっている他のトレーディングカードゲームでも程度の差はあれどたびたび起きることである。
インフレしたゲーム環境に新陳代謝を促すために、レギュレーションによって使用不可カードを設ける、一般的に「スタン落ち」と呼ばれるシステムもしばしば採用される。
関連リンク †