YU-GI-OH! TRADING CARD GAME †
英語など日本語以外の言語で表記されている「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズは、日本語表記のカードと混ぜて遊ぶことが可能です。
ただし、大会などの公式のデュエルの場合、使用が禁止されている場合もあります。
事前に大会ルールを確認しておきましょう。
なお、「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズと、日本語表記のカードを混ぜて使用する場合には、カード裏面のデザインが異なるため、一緒に使用する場合は裏面が見えないカードプロテクターを装着しましょう。
また、日本語表記のカード以外を使用する場合には、カードの効果処理を正しく行えるように、対戦相手にもテキストを正しく伝えられるようにしておきましょう。
カードの日本語名と英語名は、遊戯王ARC-V オフィシャルカードゲーム カードデータベースで確認できます。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)
遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲームをベースに、KONAMIが海外向けに販売しているトレーディングカードゲーム。
略称としてはTCGが用いられる。
TCGのカードは日本語版を含むOCGと互換関係にあり、日本語のデッキと外国語のデッキを対戦させることも、複数の言語のカードを混ぜてデュエルする事も可能。
例えば、日本語の《落とし穴》、英語版の《Trap Hole》、フランス語版の《Trappe》、ドイツ語版の《Fallgrube》、イタリア語版の《Buco Trappola》、スペイン語版の《Agujero Trampa》、ポルトガル語版の《Buraco de Armadilha》、韓国語版の《함정 속으로》は、いずれも同じ効果を持っている(ただし、国によって裁定が違う物もある)。
後述するようにTCGでは様々な部分がOCGから変更されている。
各国語への翻訳とルール整備の手間もあるため、TCGの発売はOCGの同名パック発売より何ヶ月か遅れて行われるのが恒例である。
具体的には、以下の言語の遊戯王カードが「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズである。
これらはいずれもかつてUpperDeckが販売に関わっていた言語である。
- 英語版
- フランス語版
- ドイツ語版
- イタリア語版
- スペイン語版
- ポルトガル語版
このうち、日本国内で流通している遊戯王TCGのほとんどは英語版である。
- TCGの発売以来、国内の公認大会で日本語以外の言語のカードを使用する事は可能であったが、現在はショップデュエルのうち「ノーリミットデュエル」でのみ使用可能。
残りの「スタンダードデュエル」や世界大会およびその代表を決定するための大会は全て日本語表記のOCGカードしか使用できなくなった。
- ジャンプフェスタやコナミカードゲームステーション等でのイベントでは使用が許可される事も多い。
- 日本語以外の言語のカードの使用禁止は2013年8月頃急遽明らかとなった。
そのため、他言語版の使用に関して、ルールブックの記述と実際の取り扱いとで一時的に齟齬があった。
- これにより、主要カードが限定カードのため他言語版で代用されることの多かった一部のデッキは、大会で使用する際の予算が大きく上がってしまった。
もっとも、下記の「テキスト不所持による反則負け」、プレイヤーがテキストを把握していない事による混乱、意図的に日本語テキストを何度も確認することによる遅延行為など、大会における海外版絡みの混乱は少なくなかったのも事実である。
- TCG圏ではOCGカードは公認大会では使えないが、TCGカードであれば他の言語のカードでも代用できる。
韓国を除くアジア圏では元々TCGカードを使用できなかったため、こちらと近い運用となる。
- 《ウィジャ盤》と死のメッセージは複数の言語を混ぜて使用することができないという特殊裁定がある。
これは、《ウィジャ盤》を完成させた際に揃う文字が日本語では「DEATH」、それ以外の言語では「FINAL」であるため。
完成する単語が異なる上、別の位置にAが存在するため、両者を混ぜると非常にわかりにくくなってしまう。
- 表現規制が厳しい
- OCGが流通している日本や韓国と異なり、欧米では子供向け商品で禁止されている表現が非常に多い。
これらはカード名およびイラストから徹底的に排除されている。
具体的には、「神」「天使」「悪魔」「十字架」といった宗教的な要素、「銃器(レーザー銃は可)」「血液」「棺桶」「死体(ガイコツ、ゾンビは可)」といった暴力的な要素、そして「露出度の高い女性」「巨乳」といった性的な要素は一切使用できない。
- 米国では規制が特に厳しく、悪魔族の英語名は「Devil」「Demon」といった単語が使えないため「Fiend」となっている。
一方で他の国々では比較的規制が緩いため、いずれも「Demon」やそれを各国語で訳した言葉を使用している。
デーモンも、英語では「Archfiend」であるのに対し、例えばフランス語では「Archdémon」と明確に「悪魔」を表す言葉が使用されている。
このように、同じTCGであっても規制の度合いはまちまちである。
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