《Walkuren Ritt/Ride of the Valkyries》 †
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で3体以上のモンスターを特殊召喚した場合、
次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
このカードを発動したターンのエンドフェイズに、自分フィールドのモンスターは全て持ち主のデッキに戻る。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「時の女神の悪戯」1枚を手札に加える。
EXTRA PACK 2019で登場した通常魔法。
カード名の異なるワルキューレをエンドフェイズにバウンスされるデメリット付きで手札から任意の数特殊召喚し、3体以上特殊召喚した場合は次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージを0にする効果、自身を墓地から除外し《時の女神の悪戯》をサーチする効果を持つ。
(1)で手札からワルキューレを展開しつつ、(2)で自身を墓地から除外することで《時の女神の悪戯》をサーチできる。
そして直後のバトルフェイズで《時の女神の悪戯》を発動すれば、展開したワルキューレに実質2回攻撃を行わせる事ができる。
さらに、「このターンのエンドフェイズ」がスキップされるため、デメリットである(1)の効果によるバウンスを回避する事ができる。
ただし《灰流うらら》で《時の女神の悪戯》のサーチを妨害されるなどして発動できないと、一転して大きな危機に陥る点には注意が必要。
(1)には自分が受ける戦闘ダメージを0にする効果もあるが、3体以上特殊召喚した場合と条件が重い。
その上、《時の女神の悪戯》を発動すると、「次のターン」がすぐに来てしまい、相手ターンを待たずに効果が終了してしまうので、基本的には無視していいだろう。
コンバットトリックでの戦闘ダメージや、前述した《時の女神の悪戯》の使用に失敗した際の保険にはなる。
- 「Walkuren Ritt」とはリヒャルト・ワーグナーの曲『ワルキューレの騎行』のことであり、元のドイツ語では「Walküren Ritt」となる。
英語名の「Ride of the Valkyries」はその英訳のタイトルである。
- 歌劇『ニーベルングの指環』の劇中歌であり、この曲が使用されるのは騎乗したワルキューレたちが楽しげに草原を駆けるという穏やかなシーンである。
しかし、フランシス・F・コッポラによる戦争映画『地獄の黙示録』の戦闘シーンに使用されたことが非常に有名であり、原典の印象に反した物々しい、剣呑なイメージの曲として今日では周知されている。
- 発動時には上記の『ワルキューレの騎行』が流れるという演出がなされていた。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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