遊戯王カードWiki - 《ブライニグル》

《ブライニグル/Brinegir》 †

効果モンスター
星７/水属性/海竜族/攻1000/守2600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の水属性モンスター１体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、対象のモンスターの攻撃力分アップする。
(2)：このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの水属性モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで１０００アップする。

　CHAOS IMPACTで登場した水属性・海竜族の最上級モンスター。
　召喚・特殊召喚に成功した場合に墓地の水属性１体の攻撃力分強化する誘発効果、墓地へ送られた場合にフィールドの水属性１体を強化する誘発効果を持つ。

　(1)は自己強化。
　リクルーターに対応するステータスであり、《フラッピィ》や《飛鯉》等の特殊召喚手段も存在する。
　エクストラデッキのモンスターを使えば4000以上の攻撃力にすることも容易。
　強化はターン終了時までなのでメインフェイズ２で素材とするのがいい。
　《海晶乙女コーラルアネモネ》なら蘇生できるためこの効果に繋がる他、リンク素材にして(2)の強化も狙える。

　(2)は単体強化。
　どこからでも墓地へ送られた場合に発動できるので手札で腐ったときはコストにしてしまうのがいい。
　《氷結界》ならデッキから直接墓地へ送ることで発動できる。
　《水精鱗－サラキアビス》とは相性がよく、サーチをしながら低いステータスを補うことができる。
　さらにあちらの(3)のコストとして墓地へ送ることで蘇生したモンスターを強化した状態でフィールドに出すことが可能。
　また、(1)の効果で強化して攻撃したバトルフェイズに《水霊術－「葵」》のコストにすることで後続の補助となる。

　《深海のディーヴァ》から《海皇子ネプトアビス》をリクルートすれば、《海皇の竜騎隊》の効果を利用してこのカードをサーチ可能。
　《深海のディーヴァ》と《海皇子ネプトアビス》で《たつのこ》をシンクロ召喚し、手札のこのカードと共に《白闘気双頭神龍》をシンクロ召喚すれば攻撃力4300にできる。

イラストと名前から、元ネタは海中で起きる自然現象の一つ「Brinicle（ブライニクル）」だろう。
海面から海底に向かって氷柱が伸びていき、やがて海底を這うように成長していく。
この現象は海面付近に溜まった塩分濃度の高い海水が０度未満に冷却されたあと、海上の空気との温度差や比重の重さなどによって下に沈んでいき、その時に周囲の比較的塩分濃度の低い海水を凍らせていくことで形成される。
2011年にイギリスのテレビ番組BBCが初めて撮影に成功しており、海底にいる多数のヒトデを氷漬けにしながら伸びていく様子が有名である。
このカードのイラストでも多数のヒトデが氷漬けになっており、その中には《ヒトデンチャク》も紛れている。

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