遊戯王カードWiki - 《ワーム・ルクイエ》

《ワーム・ルクイエ/Worm Rakuyeh》 †

効果モンスター
星４/光属性/爬虫類族/攻2100/守1200
このカードは、このカードがリバースしたターンでなければ攻撃宣言できない。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に裏側守備表示になる。

　そのデメリットゆえ、実質的に、サイクル・リバースと同等の運用をすることになる。
　しかし相手のターンをしのいで攻勢に転じようとしても、守備力は低めなので簡単に戦闘破壊されてしまう。
　よって運用の際は、一部のワームとシナジーする《くず鉄のかかし》、裏側守備表示への攻撃を封じる《ゴーストリック・ハウス》などで相手のターンをやり過ごしておきたいところである。

　扱いがやや難しく、クセは強いものの、下級ワームの中ではずば抜けて高い攻撃力を持っている。
　攻撃表示で立たせておけば壁となるので、【ワーム】の戦線を支える重要なモンスターとして活躍できる。
　攻撃された時に《オネスト》、このカードを対象に《毒蛇の供物》を発動する等、立たせておくだけでも２重３重の牽制になる。
　またワームの下級モンスターの大半が《魔のデッキ破壊ウイルス》に破壊されてしまうステータスであり、かからないこのカードを入れておけば対策にはなる。

　《ジャンクスリープ》を併用すれば相手がモンスターを出しても攻撃表示となるため戦闘破壊されにくく、エンドフェイズに裏側守備表示となるため自分のターンで反転召喚可能になる。
　《ジャンクスリープ》は他のワームとの相性も良いため、考慮はできるか。

相手ターンでリバースしてしまうと厳しい状態となる。
《月の書》や《ワーム・ファルコ》などで自主的に裏側表示にしない限り、再び攻撃宣言をする事はできなくなってしまう。
《月読命》を使用すればそのような状況は減るが。

「ルクイエ(Rakuyeh)」は、クトゥルフ神話で語られる魔道書『ルルイエ異本』からだろうか。
この書に記されている「ルルイエ(R'lyeh)」とは、死したクトゥルフ達が封じられ、夢見ながら待つ場所であるが、普段は絶海の海域の下に沈んでいるという。
このモンスターの効果は、「星辰が正しい位置についたとき、クトゥルフは目覚め、ルルイエは再び浮上する」という設定を意識していると思われる。

コナミのゲーム作品において―
- DUEL TERMINAL NEXTのアドベンチャーモードではDT世界編にランダムで敵として登場する。
  攻撃時には首が伸びる演出がある。
- 「マスターデュエル」では、Ａ・Ｏ・Ｊを題材としたソロモードに登場。
  霞の谷開発の《Ａ・Ｏ・Ｊクラウソラス》が行う上空から奇襲攻撃に対応して生まれた、擬態能力を持つワームとされる。