《戦華史略−三顧礼迎/Ancient Warriors Saga - Three Visits》 †
永続魔法
このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに墓地へ送られる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに、自分が「戦華」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとはカード名が異なる「戦華」モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
手札から「戦華」モンスター1体を特殊召喚する。
IGNITION ASSAULTで登場した永続魔法。
2回目のスタンバイフェイズに自壊する効果外テキスト、戦華の召喚・特殊召喚に成功した場合に戦華モンスターをサーチできる効果、魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に手札から戦華1体を特殊召喚できる効果を持つ。
発動後2回目の自分スタンバイフェイズに自身を墓地へ送る効果外テキストを持つ。
自壊は効果外テキストなので防ぐことはできないが、(2)の効果へつながる為、基本的に無駄になることはない。
バウンスして再利用するのも手であろう。
《戦華史略−十万之矢》の(2)の効果によりカードの発動を伴わない方法でフィールドに表側表示で置いた場合、この自壊は発生しない。
(1)は戦華モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、そのモンスターとカード名の異なる戦華モンスターをサーチする効果。
戦華モンスターの召喚・特殊召喚を行う必要があるとはいえ、毎ターンのサーチを行える。
発動できるのは自分メインフェイズ限定であるため、カードの発動を行ってから効果外テキストの自壊までに発動できるのは最大2回である。
獣戦士族汎用サーチ永続魔法《炎舞−「天キ」》と比較すると毎ターン発動できる点、レベル5以上もサーチできる点、(2)の効果により除去を牽制し、展開も狙える利点がある。
一方、サーチ効果に発動条件が存在する点、戦華モンスター以外サーチできない点、攻撃力上昇効果を持たない点で劣る。
戦華モンスターの多くはレベル4以下で、《炎舞−「天キ」》にも対応していることを考えると併用するのもよいだろう。
(2)は、魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に手札から戦華モンスターを特殊召喚する効果。
効果で墓地へ送る必要がないため、このカードの効果外テキストやコストとして墓地へ送られた場合にも発動できる。
- モチーフは故事成語にもなった三国志の名場面の一つ「三顧の礼」だろう。
荊州(中国中南部)の新野城に滞在していた劉備は、漢王朝を牛耳る曹操打倒に向けて人材を集める中、伏龍(臥龍)と評される若き賢人・諸葛亮がいると噂に聞き、彼の住む田舎へと赴いた。
諸葛亮は劉備を試すためにわざと居留守を使ったり居眠りし続けるも、劉備は諦めずに3回も諸葛亮の邸宅を訪問。関羽や張飛が耐えかねる中、諸葛亮が向き合うまで真摯に待ち続けた。
感銘を受けた諸葛亮は劉備の本気に応えるべく、曹操打倒の策である天下三分の計を示し、劉備の理想を叶えるために仕官する事を決意するのだった。
- 年配者を敬う儒教が尊ばれていた古代中国において、当時40歳代の一城主が20歳代の隠居する若者にここまで敬意を示すというのは極めて異例な事であり、それだけ劉備と諸葛亮の特別な出会いと間柄を示すエピソードとなっている。
この事から、三顧の礼は「立場が上の者が下の者を迎える際に礼を尽くす」という意味として現代では使われている。
なお、諸葛亮の方から劉備を3回訪問したという異説も存在するが、のちに諸葛亮が起草した文章の中に劉備に3度訪問されたことへ言及する部文があるため信憑性は低い。
関連カード †
―イラスト関連
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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