《白の救済/Whitefish Salvage》 †
永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の魚族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(2):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから魚族モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚する。
PREMIUM PACK 20で登場した永続魔法。
毎ターン魚族モンスター1体をサルベージできる効果、このカードが相手の効果で破壊されて墓地へ送られた場合に魚族1体をリクルートまたはサーチできる効果を持つ。
(1)は毎ターン魚族をサルベージできる効果。
(2)の効果のおかげで除去を牽制でき、複数回の使用が狙える。
ただ、魚族には水属性も多く、2枚回収できる《サルベージ》の存在もある。
上級・最上級モンスターはリリースが必要なので蘇生を狙った方がいいという事もある。
こちらは墓地に魚族が1枚でもいいので小回りが利き、水属性以外や攻撃力1500を超える魚族でも回収できるのが強み。
該当する《光鱗のトビウオ》や《オイスターマイスター》などならサルベージ後召喚でき、戦線を維持しやすい。
(2)は相手によって破壊された場合に魚族をサーチ・リクルートできる効果。
能動的な利用は難しく、相手の除去を牽制する役割が大きい。
相手が除去を渋っている間に(1)の効果でアドバンテージを稼ぎ続けられる。
特に、永続カードの天敵と言える《幽鬼うさぎ》に対しても牽制できるのは大きい。
ただ《コズミック・サイクロン》には滅法弱く、チェーン発動されると(1)、(2)の効果どちらも潰されてしまう。
《サルベージ》は後者を使用されても問題がないので、どちらを使うかは環境とデッキを考慮しておきたい。
1ターン目に手札に来た場合に回収先が無い事はあり得るが、適当なリンク素材にするなどで墓地へ送ってしまえばとりあえず回収は行えるだろう。
(2)の効果だけを目当てにブラフとしてセットするのも手。
- イラストでは、キリスト教司祭のような人物が崖の上にたたずんでおり、崖下にはたくさんの墓碑が並んでいる。
墓に眠るモンスターを救済するという意味合いと思われるが、一見すると魚族の要素は見受けられない。
しかし、魚はキリスト教のシンボルの一つでもあるためそれを意識したものかもしれない。
後述の通り漫画版ではサルベージできるモンスターが大幅に異なり、イラストを変更しないままOCG化したための弊害の可能性もある。
- 英語名では「フィッシュ/魚」が名前に追加されたため、魚族関連カードと分かりやすくなったもののイラストの違和感はさらに大きいものとなっている。
- 「Whitefish」は、スイス・フランスあたりに生息するサケ科の淡水魚である。
- アメリカ・モンタナ州に「ホワイトフィッシュ」という町がある。
ローカルなネタとなるが、イラストの舞台がこの町と考えると、違和感は薄れるかもしれない。
- 原作・アニメにおいて―
漫画ARC-Vで蓮が使用するカード。
「ユーゴvs蓮」の1戦目・2戦目で共に使用され、その効果で墓地の「ホワイト」モンスターを回収する事で戦線を支えた。
関連カード †
―水属性
―水属性以外
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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