裁定

 遊戯王OCG事務局が定めた、テキストからは読み取れない・読み取りづらい処理の行い方のこと(非公式用語)。

 遊戯王OCGは、原則としてカードテキストを読み、それに従ってプレイするゲームである。
 しかし時折、テキストを読むだけではどう処理すればいいのか分からない事例が生じる事がある。
 例えば、貫通効果を持つ《ランサー・ドラゴニュート》に、装備モンスター貫通ダメージを与えられるようになる《メテオ・ストライク》を装備し、守備表示モンスター攻撃した場合、どう処理が行われるだろうか?

  1. 普通の貫通ダメージを与える
  2. 通常の2倍の貫通ダメージを与える
  3. 空撃ちに当たるので、《ランサー・ドラゴニュート》には《メテオ・ストライク》は装備できない

 こうした「テキストからは正しい処理か判断できない」場合に必要となるのが、遊戯王OCG事務局の裁定である。
 裁定は公式サイトの遊戯王カードデータベースに掲載されている他、必要であれば電話、メール、チャットで直接遊戯王OCG事務局に確認することもできる。
 ちなみに正解は1である。

  • 裁定に関する用語。
    • 裁定変更:それまで出ていた裁定が変更されること。
      例えば上記の例で、「2が正しい」という裁定が出たら裁定変更である。
    • 特殊裁定:慣例と異なる裁定が出ること。
      上記の例で「他の貫通効果持ちモンスターは1だが、《ランサー・ドラゴニュート》のみは2である」との裁定が出たら、特殊裁定と言える。
    • 裁定待ち:発売前のカードに関する事項は、仮にそれが雑誌等で公開済みのカードであっても遊戯王OCG事務局は裁定を出さない方針となっている。
      「裁定を確認したい事項があるが、発売までは裁定が出ない」状態を「裁定待ち」と言う。
    • 調整中:既に発売されているカードであるにも関わらず、そのカードを使う上でのルールが固まっていない状態を指す。
      そのようなカードを使用する場合、大会では審判の指示に従い、フリーでのデュエルの場合はお互いに相談してルールを定める必要がある。
      詳細はリンク先を参照。
    • 裁定揺れ:主に発売直後のカードについて、裁定が短期間に変更される事がある。
      これを「裁定揺れ」と言い、一般に裁定変更には含まない。
  • 本Wikiでは、メール等で確認できた裁定を各ページ下部の「FAQ」に確認できた日付と共に記載している。
    (古い裁定については日付がないものもある)
    また本文中に(07/05/03)などの日付の記載があった場合、それもその日に得られた裁定である事を意味する。
  • 裁定の歴史―
  • 2005年3月(第4期途中)に本Wikiが設立される。
    以降、本Wikiに裁定の情報が集まるようになり、「遊戯王エキスパートルールHP」の更新停止も相まって、本Wikiがプレイに不可欠な状況となった。
    しかし、本Wikiは誰でも更新できるサイトであり、誤った裁定・偽の裁定が掲載される危険性もあるため、「非公式なサイトがないとプレイできない」状況を憂慮する声もあった。
  • 2012年に公式サイトに遊戯王カードデータベースが開設され、裁定が積極的に公開されるようになった。
    また同時期(第8期〜)よりテキストの書き方が整理され、対象をとる・とらない、発動する・しないといった事項がテキストに明記されるようになったため、テキストから判読できない事項も大幅に減少した。
    第9期以降は効果効果外テキストの区別、発動条件効果処理時まで維持している必要があるか等も明文化されるようになっている。
    また2014年からは「パーフェクトルールブック」が毎年刊行され、多くのルールが公式に明文化された。
    裁定周りの環境は、かつてに比べると格段に改善されていると言える。
    「遊戯王デュエルリンクス」が配信されて以降は、遊戯王デュエルリンクスで使用可能なカードのルールが再整備されるなど、より一層改善されている。
    • ただし一部のカードは現在も尚データベースが碌に更新されておらず、裁定確認には本wikiが必要な状況が続いているものも存在する。
      古くに登場して再録もされていないもの、採用率が低いもの、《ポールポジション》の様に特殊裁定が多すぎるもの等が例として挙げられる。
  • 外国語版の遊戯王カードデータベースには、Q&A欄が存在しない。
    また、事務局に質問をしても答えが帰ってこない事がしばしばある。
    代わりにTCG圏では公認ジャッジの育成に力を入れており、ルール上不明な点があればジャッジの裁定を仰ぐ、という仕組みとなっている。
    またテキストについても日本語版よりTCG版は詳細に記載されている傾向にある。
    • 世界大会では、競技性のため、このようなTCG圏の公認ジャッジをジャッジとして採用している。
      そのため、TCG版の裁定が大会中は採用されるが、OCG版とは裁定が異なる場合も多く、混乱のもととなることがしばしばある。
  • 逆に言えば、一般的ではない事例についての裁定はその場のジャッジが判断するため、「大会によって裁定が異なる」ということがしばしば発生する。
    また、「テキストに記述されなかったルールについての判断基準が一切ない」「テキストにミスがあった場合、細かいミスについてはエラッタが行われないため、本来のルールとは異なる処理が適用されてしまったり、ルールが不明瞭になったりしてしまう。」「一人のジャッジの裁定ミスが正しい裁定として広まってしまい、混乱を呼ぶ」「翻訳する際に日本語とは異なる処理になるテキストにしてしまい、OCG版と裁定に相違点が出てしまう」などなど、問題となる場合も多い。

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