遊戯王カードWiki - 《Ａ・ボム》

《Ａ(アーリー)・ボム/Ally Salvo》 †

効果モンスター
星２/闇属性/機械族/攻 400/守 300
このカードが光属性モンスターとの戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上のカード２枚を選択して破壊する。

　DUEL TERMINAL －ワームの侵攻！！－で登場した闇属性・機械族の下級モンスター。
　光属性に戦闘破壊され墓地へ送られた時、フィールドのカードを破壊する誘発効果を持つ。

　光属性以外では効果を発揮できないので、サイドデッキに入れ、【ライトロード】・【セイクリッド】などの光属性相手に採用するか、《ＤＮＡ移植手術》などとのコンボが前提となる。

　戦闘破壊がトリガーだが、２枚破壊するためアドバンテージを取れる。
　しかし攻撃される前に効果で除去される場合もあり、自爆特攻する必要が出てくる場面もある。

　【Ａ・Ｏ・Ｊ】で採用する場合も、やはり《ＤＮＡ移植手術》などとのコンボ前提と言える。
　Ａ・Ｏ・Ｊのサポートは使えないが、そもそも枚数は少ないので気にする必要はない。
　他の下級Ａ・Ｏ・Ｊに比べ効果のリターンは大きく、《機械複製術》で３体に増やせば合計６枚の破壊も狙える。
　この内の２体を《リプロドクス》のリンク素材とすることで、リンク先の相手モンスターを光属性に変更でき、残った１体で自爆特攻を狙うことができる。
　また、相手依存ではあるが《転晶のコーディネラル》をリンク召喚することで、同じくリンク先の光属性モンスターとこのカードをコントロール交換する、といった運用も可能。
　《ジャンク・シンクロン》から《Ａ・Ｏ・Ｊカタストル》をシンクロ召喚する場合にも使えるため複数採用してもいいだろう。

　【光属性】に投入し《強制転移》で送りつけて破壊する手もあり、戦闘破壊できなくともレベルなどの関係上デメリットも少ない。
　《グレイブ・スクワーマー》を使った方が安定するが、それらを投入しているデッキならば狙っても良い。

必ず２枚のカードを対象として選択する。
このカードを戦闘破壊したモンスターの他にカードが存在しない場合は、効果は不発になる。
また、場合によっては自分のカードを破壊する羽目になる。

環境に【光属性】系が多く見られた頃、サイドデッキでの採用率が増した時期もあった。
現在では、戦闘を介する除去の低迷や、リンク召喚等による効果の回避手段も増え、光属性メタカードとしてもいささか刺さりにくくなっている。

DUEL TERMINALの収録順や属性・種族、《Ａ・マインド》のフレイバー・テキストから考えて、「Ａ・Ｏ・Ｊ」の関連カードと思われる。
Ａ・Ｏ・Ｊの攻撃用ユニットなのだろう。

英語名の「Salvo」は「一斉射撃・集中砲火」を意味する。
アニメでは、英語名の通り一斉にＤ・ホイーラーたちを攻撃した。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vsシェリーvsミゾグチvsゴースト軍団」戦においてゴースト軍団が使用。
そのうち１体は《ＤＮＡ移植手術》によって光属性に変更された《フルール・ド・シュヴァリエ》に自爆特攻し、《フルール・ド・シュヴァリエ》と《スピード・ウォリアー》を破壊した。
ライフポイントを心配する必要のないディアブロ達にとってはどうでも良いことだが、被ダメージは《スピード・ウォリアー》に自爆特攻したほうが低かった。
さらに後続のゴースト軍団10体が次々と召喚し、シェリーに連続で直接攻撃を行い敗北させた。
１体は遊星に攻撃したが、助太刀に入った謎のＤ・ホイーラーが持つ《バスター・ショットマン》を装備した《ＴＧブレード・ガンナー MAXX-10000》によりまとめて破壊された。
「ブルーノvsプラシド」戦では、ブルーノのアクセルシンクロを妨害しに掛かったゴースト軍団４体のうち１体が召喚した。
光属性の《ＴＧワンダー・マジシャン SCX-1000》に自爆特攻をすることで、伏せカードと《ＴＧパワー・グラディエイター WAX-1000》を破壊した。
また、チーム太陽のＤ・ホイールを破壊したカードでもある。
海外版アニメでは「スプレッド・ザ・シャドウ」という攻撃名が存在する。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALのスピードデュエルではこのカードと他のＡ・Ｏ・Ｊをスキャンしても隠しデッキが現れる。
関連カードということは間違いないだろう。
WCS2011ではD-ホイールレースの一種として、大量の《Ａ・ボム》の軍団から90秒間逃げ続けるミニゲームが存在する。
デュエルリンクスではプラシドに専用ボイスが用意されている。

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