《EM五虹の魔術師/Performapal Five-Rainbow Magician》 †
ペンデュラム・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 100/守 100
【Pスケール:青12/赤12】
(1):自分はEXデッキからしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):お互いは自身の魔法&罠ゾーンにセットされているカードの数により以下を適用する。
●0枚:自分フィールドのモンスターは、攻撃できず、効果を発動できない。
●4枚以上:自分フィールドのモンスターの攻撃力は元々の数値の倍になる。
【モンスター効果】
(1):このカードが墓地に存在し、
自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合に発動できる。
墓地のこのカードを自分のPゾーンに置く。
COLLECTORS PACK 2017で登場した光属性・魔法使い族の下級ペンデュラムモンスター。
ペンデュラム召喚を制限するペンデュラム効果、魔法&罠ゾーンにセットされたカードの数に応じて攻撃・効果の制限または全体強化を行うペンデュラム効果、魔法・罠カードがセットされた場合に自身を墓地からペンデュラムゾーンに置く事ができる誘発効果を持つ。
ペンデュラムスケールは12と非常に大きいが、エクストラデッキからしかペンデュラム召喚できないというデメリットがある。
事実上ペンデュラムモンスターしかペンデュラム召喚できず、2体以上のペンデュラム召喚を行うためにはリンクモンスターの併用が必須となる。
ただ、【ペンデュラム召喚】においてはエクストラデッキからのペンデュラム召喚が主体になることが多く、タイミングを選べば影響は抑えられることが多い。
デュエル開始時にエクストラデッキに入るペンデュラムモンスターは元々エクストラデッキからしかペンデュラム召喚できず、かつ通常のペンデュラムスケールではペンデュラム召喚不可能なものが多いため、それらのペンデュラム召喚を狙うのには適している。
EMと魔術師のカテゴリに属するのでフィールドに出すタイミングは選びやすい。
《法眼の魔術師》でペンデュラムスケールをコピーするという手もあり、《ペンデュラム・コール》であれば2枚を同時にサーチすることが可能。
(2)の効果を目当てにそもそもペンデュラム召喚しない構築にする場合もデメリットとは無縁になる。
(2)のペンデュラム効果は、セットされた魔法・罠カードの枚数に応じてお互いに適用される効果。
0枚の場合は攻撃を行えず、効果の発動ができなくなる効果。
漠然と使用しても相手が手札から通常魔法を1枚セットするだけでロックが解除されてしまう。
相手にセットを強要する効果とみなし、そのセットされたカードを《サイクロン》や《鳳凰》などで狙い撃ちする手もある。
相手のバトルフェイズ中に《サイクロン》などで相手の伏せカードを除去すれば攻撃を封じて思惑を外させることも狙える。
また、セットを抑制する《ダーク・シムルグ》とコンボすれば拘束力は上がり、《魔封じの芳香》も併用できれば魔法・罠カードおよびモンスターの行動を封じる強固なロックとなる。
《The suppression PLUTO》で相手の魔法・罠カードを奪うことで4枚以上の効果を狙うのも面白い。
環境の高速化やモンスター効果での制圧を狙いやすくなったこともあり、魔法・罠カードをセットせずにモンスター効果のみで制圧する盤面を構築するデッキも増えている。
こういった盤面にこのカードは刺さり、相手の制圧を一気に無力化することも狙える。
また、発動できなくなるデメリットを利用し、デメリット効果の発動を封じる手もある。
時械神のデッキバウンスを封じるには特に都合が良く、フリーチェーンの魔法・罠カードをセットして攻撃し、相手ターンに使用してスタンバイフェイズにセットカードを0にすれば維持できる。
同様に、スピリットや特殊召喚された《オベリスクの巨神兵》など、チェーンブロックを作り自壊するモンスターの維持に利用できる。
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》および《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》が使えない光属性・闇属性以外に対してなら、このカードを使うのも手だろう。
自分ターンでのデメリット効果の発動を封じる場合、《トゥーンのもくじ》などのサーチ・ドローを行う通常魔法を採用しておくと、0枚時の効果の適用のタイミングを制御しやすくなる。
4枚以上の場合は全てのモンスターの攻撃力が元々の攻撃力の倍になる全体強化。
自分がペンデュラム召喚を行う場合、ペンデュラムモンスターで魔法&罠ゾーン2か所が埋まってしまうので、そのままではこの効果は適用できない。
ペンデュラム召喚をそもそも行わないか、自壊する効果を持つペンデュラムモンスターを併用する必要がある。
《黒牙の魔術師》や《虹彩の魔術師》なら自壊しつつ全体強化を活かしやすい。
ただ、このカード以外に4枚の魔法・罠カードとモンスターという大量のカードが必要になる上、それら全てを除去から守る必要があるため、適用は半ばロマンに近い。
全体強化の手段として積極的に狙うには、リソースの消費をしないとはいえ手間がかかりすぎる。
《R−ACEタービュランス》なら4枚までの魔法・罠カードを一度にセットできるため容易に適用でき、攻撃力6000にまで強化できる。
相手に利用される恐れもあるが、これらの欠点は相手にとっても同じであるためそう起こることではなく、フリーチェーンの除去を用意しておけば防ぐのも難しくない。
モンスター効果は、魔法・罠カードがセットされた場合に、自身を墓地からペンデュラムゾーンに置く効果。
墓地から自己サルベージできる効果自体は便利であるが、このカードはペンデュラムモンスターである為、手札コストや墓地肥やしで能動的に墓地へ送る手段が求められる。
《ワン・フォー・ワン》等でリクルートし、ランク1のエクシーズモンスターのエクシーズ素材にして墓地へ送るのも手か。
相手ターンでのサルベージを狙うのならば、墓地からセットできる《迷い風》や、発動後に再セットされる《くず鉄のかかし》を併用すると良い。
このカードを墓地へ送りながら魔法・罠カードをセットできる《白銀の城の竜飾灯》等との相性は抜群であり、状況次第では相手の先攻1ターン目に設置することもできる。
手札からペンデュラム召喚できないデメリットや「4枚以上」の効果とペンデュラム召喚との相性の悪さから、【EM】や【魔術師】でも扱いづらさは否めない。
唯一のレベル1魔術師ペンデュラムモンスターなので、《調弦の魔術師》でレベル5のシンクロ召喚が可能になる点で差別化できるが、エクストラデッキの圧迫を考えるとこれだけでは厳しい。
むしろ、【ペンデュラム召喚】よりは「0枚」の効果を活用できるようなコントロールデッキとの相性がよいだろう。
デメリットの都合上カードをセットすることが半ば強要される《命削りの宝札》とは相性が比較的良く、【メタビート】等で低ステータスのモンスターを強化できれば優位に働く。
伏せカードを増やすメタルフォーゼのペンデュラム効果とは相性が良い。
ペンデュラム効果でトークンなどを破壊して伏せカードを増やせば「0枚」の効果を回避しやすく、ディスアドバンテージを抑えつつ「4枚以上」の効果を利用できる可能性が出てくる。
貫通ダメージを倍にする《メタルフォーゼ・オリハルク》を併用すれば最大で元々の攻撃力の4倍のダメージを与えることも可能。
ペンデュラムゾーンのメタルフォーゼを破壊してもエクストラデッキからの特殊召喚になるため、(1)のペンデュラム効果の制約も気になりにくい。
ペンデュラムゾーンのメタルフォーゼをどかす必要はあるが、《EMペンデュラム・マジシャン》で破壊しつつこのカードのサーチに繋いだり、《ペンデュラム・フュージョン》で融合素材にすることも狙える。
回収が容易な魔法カードをコストに《アクションマジック−フルターン》・《アクションマジック−ダブル・バンキング》を複数枚セットし、「4枚以上」の効果を狙う手もある。
《ジェムナイト・フュージョン》なら墓地のジェムナイトを除外し繰り返しサルベージできるため、状況次第では1ターンで狙える。
- 日本では虹は7色という考えが一般的だが、地域や時代によって虹の色の数え方は異なる。
ドイツや中国では5色と見なすことが多く、日本でも古くは5色と捉えていたとされる資料もある。
虹は弧を描いており、フランス語で「arc-en-ciel」と言うことから5つの虹でARC-Vを意味しているとも思われる。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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